科目一覧へ戻る | 2024/07/25 現在 |
開講科目名 /Class |
専攻演習Ⅰ/Advanced Seminar Ⅰ |
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授業コード /Class Code |
B509221017 |
ナンバリングコード /Numbering Code |
HASa305 |
開講キャンパス /Campus |
有瀬 |
開講所属 /Course |
人文学部/Humanities and Sciences |
年度 /Year |
2024年度/Academic Year |
開講区分 /Semester |
前期/SPRING |
曜日・時限 /Day, Period |
水3(前期)/WED3(SPR.) |
単位数 /Credits |
2.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
三田 牧/MITA MAKI |
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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三田 牧/MITA MAKI | 人文学科/Humanities |
授業の方法 /Class Format |
対面授業(演習) |
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授業の目的 /Class Purpose |
この演習では、人類学的研究の基礎を学びます。聞き取り調査、文献調査の方法をはじめ、実際にテーマを決め、身近な場所で「参与観察」をします。 この授業は人文学部ディプロマ・ポリシー4「獲得した知識と体験と技能を活用して、自らが設定した課題や問題点を論理的な分析と考察をとおして解決・解明へと導くことができる。」,5「相手の意見を正確に理解し、自分の考えや意見を口頭や文章で的確に表現できる。」,6「情報に潜む危険性を認識したうえで、情報通信技術等を用いて情報を適正につかみ、伝えることができる。」,7「多様な他者と共存して、異なった価値観を尊重し、積極的に交流・協働できる。」をめざすものです。 |
到 達 目 標 /Class Objectives |
①フィールド調査や文献調査を通して研究に必要な情報を探すことができる。 ②①で得られた知見を、適切な方法で利用することができる。 ③調査から得られたことを分析し、論理的に組み立てることができる。 ④自分たちの研究を効果的に人に伝えるような報告書を書くことができる。 |
授業のキーワード /Keywords |
歩いて学ぶ、学びを深める、自力で学ぶ |
授業の進め方 /Method of Instruction |
皆で作業を勧めながら、文献の読み込み方や収集の仕方、論文の書き方などを身に着けていきます。口頭発表もしばしばあり、議論することで研究を共有します。随時、旅の報告が入ります。 |
履修するにあたって /Instruction to Students |
人類学の調査研究は自分の足で歩いて知見を得るものです。積極的にフィールドに出ることを求めます。 |
授業時間外に必要な学修内容・時間 /Required Work and Hours outside of the Class |
授業時間外に各自、参与観察をしてもらいます(1時間×10回程度)。また、文献調査を進めてもらいます(1日30分、1週あたり2時間程度)。さらに、参与観察研究の報告書を執筆してもらいます(5時間程度)。また、旅による学びをしてもらいます(期間は自由)。旅についてはプレゼンテーションをしてもらいますが、その準備も授業外です(計3時間程度)。 |
提出課題など /Quiz,Report,etc |
授業内に実施する口頭発表の他、学期末には参与観察研究の報告書の提出を求めます。口頭発表は合評します。期末課題については個々にコメントします。 |
成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
・評価方法:フィールドワークプレゼンテーション(40点)、参与観察報告書(30点)、的確な発言やグループワークへの貢献など積極的授業参加度(30点) ・プレゼンテーションの評価基準:発見のおもしろさ(20%)、調査の充実度(40%)、プレゼンテーションの的確さ(20%)、分析のおもしろさ(20%) ・参与観察報告書の評価基準:文章の的確さ(40%)、調査の充実度(30%)、分析の的確さ(30%) |
テキスト /Required Texts |
なし |
参考図書 /Reference Books |
『調査されるという迷惑 フィールドワークに出る前に読んでおく本』宮本常一。安渓遊地(著)、みずのわ出版(2008年)。 |
No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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1 | 第1回 | イントロダクション |
ゼミの2年間の方針を話します。 これから共に過ごす仲間たちに向けて、自分をプレゼンしてもらいます(+アイスブレイク) |
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2 | 第2回 | 人類学的フィールドワークとは。参与観察について | 人類学的フィールドワークとは何か、とくに参与観察について学びます。 自分は何をやりたいだろう。漠然と、研究テーマを思い描いてみます。また、参与観察について学び、自分の参与観察の計画を立てます。(+アイスブレイク) |
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3 | 第3回 | 旅の報告① | 旅の報告をします(5人) | |
4 | 第4回 | 聞き取り調査 | 聞き取り調査の練習をします | |
5 | 第5回 | キャリア形成支援行事 | キャリア形成支援に関する説明会(全ゼミ合同)を実施する。今後のゼミ活動・インターンシップ・就職活動についての大まかなスケジュールを把握するとともに、大学での学修と結びつけつつ自らの将来設計を確認する。 | |
6 | 第6回 | 旅の報告② | 旅の報告をします(5人) | |
7 | 第7回 | 旅の報告③ | 旅の報告をします(5人) | |
8 | 第8回 | 研究計画の立案 旅の報告④ |
研究計画の立て方を学びます(+旅の報告4人) |
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9 | 第9回 | 文献調査 | 関連文献の調査法を学びます | |
10 | 第10回 | 参与観察報告1 | 参与観察の報告をします(4人) | |
11 | 第11回 | 参与観察報告2 | 参与観察の報告をします(4人) | |
12 | 第12回 | 参与観察報告3 | 参与観察の報告をします(4人) | |
13 | 第13回 | 参与観察報告4 | 参与観察の報告をします(4人) | |
14 | 第14回 | 参与観察報告5 | 参与観察の報告をします(3人) | |
15 | 第15回 | 研究倫理 | 研究倫理について学びます。各自夏のフィールドワークの計画を立ててもらいます。 |