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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2024/07/24 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Class
実習ⅢA[19~]/Experimental Course ⅢA
授業コード
/Class Code
B411561001
ナンバリングコード
/Numbering Code
PHMb011
開講キャンパス
/Campus
ポートアイランド
開講所属
/Course
薬学部/Pharmaceutical Sciences
年度
/Year
2024年度/Academic Year  
開講区分
/Semester
前期/SPRING
曜日・時限
/Day, Period
火3(前期),火4(前期),火5(前期),水3(前期),水4(前期),水5(前期)/TUE3(SPR.),TUE4(SPR.),TUE5(SPR.),WED3(SPR.),WED4(SPR.),WED5(SPR.)
単位数
/Credits
2.0
主担当教員
/Main Instructor
福島 恵造/FUKUSHIMA KEIZO
遠隔授業
/Remote lecture
No

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
井上 雅己/INOUE MASAKI 薬学部/Pharmaceutical Sciences
榎本 理世/ENOMOTO RIYO 薬学部/Pharmaceutical Sciences
尾上 浩隆/ONOE HIROTAKA 薬学部/Pharmaceutical Sciences
大中 佑介/OONAKA YUSUKE 薬学部/Pharmaceutical Sciences
加藤 将貴/KATO MASAKI 薬学部/Pharmaceutical Sciences
岸本 修一/KISHIMOTO SHUUICHI 薬学部/Pharmaceutical Sciences
杉岡 信幸/SUGIOKA NOBUYUKI 薬学部/Pharmaceutical Sciences
鷹野 正興/TAKANO MASAOKI 薬学部/Pharmaceutical Sciences
寺田 侑加/TERADA YUKA 薬学部/Pharmaceutical Sciences
橋田 亨/HASHIDA TORU 薬学部/Pharmaceutical Sciences
橋本 達哉/HASHIMOTO TATSUYA 薬学部/Pharmaceutical Sciences
福島 昭二/FUKUSHIMA SHOJI 薬学部/Pharmaceutical Sciences
福島 恵造/FUKUSHIMA KEIZO 薬学部/Pharmaceutical Sciences
二木 梓/FUTATSUGI AZUSA 薬学部/Pharmaceutical Sciences
藤瀬 優理/FUJISE YURI 薬学部/Pharmaceutical Sciences
柳瀬 麻菜美/YANASE MANAMI 薬学部/Pharmaceutical Sciences
屋山 勝俊/YAYAMA KATSUTOSHI 薬学部/Pharmaceutical Sciences
授業の方法
/Class Format
演習、実習
授業の目的
/Class Purpose
この授業の担当者は薬学部所属であり、この科目は、必修実習・演習科目であり3年次に配当している。
この科目は、学部のDPに示す8項目のうち、**を目指す。
ディプロマ・ポリシー(学位授与の方針)


<化学系>
この科目は、学部のDPに示す8項目のうち、1-4を目指す。
ディプロマ・ポリシー(学位授与の方針)

演習を通じてこれまでに学んだ化合物の構造と性質に関する断片的な知識を体系化し、応用力を高める。

<分子生物>
この科目は、学部のDPに示す8項目のうち、2を目指す。
ディプロマ・ポリシー(学位授与の方針)

2年生までの分子薬学科目群ならびに生命薬学科目群の授業で学んだ知識と、演習実習Ⅱで修得した技能を基礎として、微生物の取り扱いと遺伝子操作について、より高度な手法を用いた実施と解析とを行い、3年生で学ぶ分子薬学科目群ならびに生命薬学科目群の知識を実際の手技に基づいて理解する。

<生命薬学>
この科目は、学部のDPに示す8項目のうち、2,3,7を目指す。
ディプロマ・ポリシー(学位授与の方針)

モルモット摘出回腸を用い、自律神経系や平滑筋に作用する薬物の腸管平滑筋に対する作用を調べる。

<医療薬学領域︓薬剤系>
この科目は、学部のDPに⽰す8項目のうち、2、3、5、6を目指す。

薬物は体内に入ると、吸収・分布・代謝・排泄(ADME)の過程をへて消失する。それらについて講義・討議を行い、基礎的な知識を学び、さらに平衡透析法によるタンパク結合実験を行い、タンパク結合について深く学ぶ。また、薬物速度論の理解に必要な数学の基礎について講義・討議を行い、必要な計算能力を身につけ、さらに、1-コンパートメント静脈内投与モデル実験を行い、1-コンパートメントモデルを理解し、片対数グラフでの解析・非線形最小二乗法での解析法を修得する。また、薬物相互作用について講義・討議を行い、基礎的な知識を学び、さらに臨床現場での実際例の講義を通し、薬物相互作用の重要性を理解する。

到 達 目 標
/Class Objectives
<化学系>
(到達目標)
① アミン類の代表的な性質と反応を列挙し、説明できる。② 芳香族化合物の求電子置換反応の反応性および配向性に及ぼす置換基の効果を説明できる。③ ルイス酸・塩基を定義することができる。④ アルコール、チオール、フェノール、カルボン酸などの酸性度を比較して説明できる。⑤ 含窒素化合物の塩基性度を説明できる。
以下の各SBOsを到達目標とする。
(コアカリキュラム)
C1-(1)-①-3 共役や共鳴の概念を説明できる。
C3-(1)-①-3 基本的な化合物を、ルイス構造式で書くことができる。
C3-(1)-①-4 有機化合物の性質と共鳴の関係について説明できる。
C3-(1)-①-5 ルイス酸・塩基、ブレンステッド酸・塩基を定義することができる。
C3-(2)-③-3 芳香族炭化水素化合物の求電子置換反応の反応性、配向性、置換基の効果について説明できる。
C3-(3)-①-2 官能基の性質を利用した分離精製を実施できる。(技能)
C3-(3)-③-1 アルコール、フェノール類の基本的な性質と反応を列挙し、説明できる。
C3-(3)-④-2 カルボン酸の基本的性質と反応を列挙し、説明できる。
C3-(3)-⑤-1 アミン類の基本的性質と反応を列挙し、説明できる。
C3-(3)-⑥-1 官能基が及ぼす電子効果について概説できる。
C3-(3)-⑦-1 アルコール、フェノール、カルボン酸、炭素酸などの酸性度を比較して説明できる。
C3-(3)-⑦-2 含窒素化合物の塩基性度を比較して説明できる。

<分子生物>
以下の各SBOsを到達目標とする。
C8-(4)-②-1 細菌の構造と増殖機構を説明できる。
C8-(4)-②-3 グラム陽性菌と陰性菌、好気性菌と嫌気性菌の違いを説明できる。
C8-(4)-②-6 細菌の遺伝子伝達(接合、形質導入、形質転換)について説明できる。
C8-(4)-⑥-1 滅菌、消毒、防腐および殺菌、静菌の概念を説明できる。
C8-(4)-⑥-2 主な消毒薬を適切に使用する。(技能・態度)
C8-(4)-⑥-3 主な滅菌法を実施できる。(技能)
C8-(4)-⑦-2 無菌操作を実施できる。(技能)
C8-(4)-⑦-3 代表的な細菌または真菌の分離培養、純培養を実施できる。(技能)
C9-(2)-①-2 DNAの構造について説明できる。
C9-(2)-②-1 遺伝子発現に関するセントラルドグマについて概説できる。
C9-(2)-②-3 ゲノムと遺伝子の関係を説明できる。
C9-(2)-②-5 遺伝子の構造に関する基本的用語(プロモーター、エンハンサー、エキソン、イントロンなど)を説明できる。
C9-(2)-③-1 DNAからRNAへの転写について説明できる。
C9-(2)-③-2 転写の調節について、例を挙げて説明できる。
C9-(2)-③-4 RNAからタンパク質への翻訳の過程について説明できる。
C9-(6)-①-1 組換えDNA技術の概要を説明できる。
C9-(6)-①-2 細胞からDNAを抽出できる。(技能)
C9-(6)-①-3 DNAを制限酵素により切断し、電気泳動法により分離できる。(技能)
C9-(6)-①-5 遺伝子取扱いに関する安全性と倫理について配慮する。(態度)
C9-(6)-②-1 遺伝子クローニング法の概要を説明できる。
C9-(6)-②-2 cDNAとゲノミックDNAの違いについて説明できる。
C9-(6)-②-3 遺伝子ライブラリーについて説明できる。
C9-(6)-②-4 PCR法による遺伝子増幅の原理を説明し、実施できる。(知識・技能)
C9-(6)-③-2 外来遺伝子を細胞中で発現させる方法を概説できる。
C9-(6)-③-4 遺伝子工学の医療分野での応用について例を挙げて説明できる。
C14-(5)-②-1 抗菌薬を作用点に基づいて分類できる。
C14-(5)-②-3 代表的なβ-ラクタム系抗菌薬を抗菌スペクトルに基づいて分類し、有効な感染症を列挙できる。
C14-(5)-②-5 マクロライド系抗菌薬の抗菌スペクトルと、有効な感染症を列挙できる。
以下の各SBOsを到達目標とする。
主題1.微生物学実習
1. 微生物の扱い方を説明できる。(知識;ヒューマニズム)
2. 適正な試料の処理を実施し、環境へ配慮できる。(態度;ヒューマニズム)
3. 実験実施の倫理について配慮できる。(態度;ヒューマニズム)
4. μlレベルの 微量サンプルを確実に混合できる。(技能;アドバンスト)
5. 培地を調製し、微生物を培養できる。(C8(4)-②1)、技能;C8(4)-⑦3))
6. 無菌操作の重要性を説明し、実施できる。(技能;C8(4)-⑦2))
7. 各種滅菌法について説明し、実施できる。(知識、技能、態度;C8(4)-⑥1)2)3))
8. 滅菌と消毒の違いについて説明できる。(知識;C8(4)-⑥1))
9. 消毒薬について説明できる。(知識;C8(4)-⑥1))
10. 微生物に関する各種検査の基礎的な技術を習得し、実施できる。(知識、技能;アドバンスト)
11. 大腸菌群と汚染について説明できる。(知識;アドバンスト)
12. 抗菌剤の抗菌スペクトルと、各々の作用点について説明できる。(知識;C14 (5)-②1)3)5)7))
13. グラム陽性菌とグラム陰性菌の違いについて説明できる。(C8(4)-②3)、技能;C8(4)-⑦3))
14. 互いのデータを共有し、全体をまとめ、結果・考察を発表できる。(態度;PBL)
主題2.分子生物学実習
1. 微生物の扱い方を説明できる。(知識;ヒューマニズム)
2. 適正な試料の処理を実施し、環境へ配慮できる。(態度; ヒューマニズム)
3. 実験実施の倫理について配慮できる。(態度;C9 (6)-①5))
4. 遺伝子操作に必要な基本的技術を習得し、実施できる。(知識、技能;C9 (6)-①4))
5. μlレベルの 微量サンプルを確実に混合できる。(技能;アドバンスト)
6. プラスミドについて説明できる。(知識;C9 (2)-①2))
7. DNAリガーゼを用い、組換え体の作製できる。(技能;C9 (6)-①1)、C9 (6)-②3))
8. コンピテントセルを調製し、形質転換を行える。(技能;アドバンスト)
9. 組換え体を選別し、目的のクローンを単離できる。(技能;C8(4)-②6)、C8(4)-⑥2)3)、C8(4)-⑦2)3)、C9 (2)-②1)3)5)、C9 (2)-③1)2)4)、C9 (6)-②1)、C9 (6)-③2))
10. PCRを理解し、実施できる。(知識、技能;C9 (6)-②4))
11. 制限酵素について説明できる。(知識;アドバンスト)
12. DNAを制限酵素で消化し、電気泳動により分離し結果を解析できる。(技能;C9 (6)-①3))
13. アルカリSDS法によりプラスミド調製できる。(技能;C9 (6)-①2))
14. 制限酵素地図を作成できる。(技能;アドバンスト)
15. cDNA とゲノミックDNA の違いについて説明できる。(知識;C9 (6)-②2))
16.遺伝子工学の医療分野での応用について例を挙げて説明できる。(知識;C9 (6)-③4))
17. 互いのデータを共有し、全体をまとめ、結果・考察を発表できる。(態度;PBL)

<生命薬学>
〈実習目標〉
1. 動物実験における倫理について配慮できる。(態度)
2. 薬物の用量と作用の関係を説明できる。
3. アゴニストとアンタゴニストについて説明できる。
4. 薬物の作用するしくみについて、受容体、酵素およびチャネルを例に挙げて説明できる。
5. 代表的な薬物受容体を列挙し、刺激あるいは阻害された場合の生理反応を説明できる。
6. 薬物の作用発現に関連する代表的な細胞内情報伝達系を列挙し、活性化された場合の生理反応を説明できる。
7. 交感神経系に作用する代表的な薬物の薬理作用、機序、主な副作用について説明できる。
8. 副交感神経系に作用する代表的な薬物の薬理作用、機序、主な副作用について説明できる。
9. 神経節に作用する代表的な薬物の薬理作用、機序、主な副作用について説明できる。
10. 自律神経系に作用する代表的な薬物の効果を測定できる。(技能)
以下の各SBOsを到達目標とする。
〈コアカリキュラム〉
C8-(1)-②-3.自律神経系の構成と機能の概要を説明できる。
C9-(5)-⑤-1.細胞内情報伝達に関与するセカンドメッセンジャーおよびカルシウムイオンなど、具体例を挙げて説明できる。
C9-(5)-⑤-2.細胞膜受容体からGタンパク系を介して細胞内へ情報を伝達する主な経路について概説できる。
C13-(1)-①-1.薬の用量と作用の関係を説明できる。
C13-(2)-①-2.アゴニストとアンタゴニストについて説明できる。
C13-(1)-①-3.薬物の作用するしくみについて、受容体、酵素およびチャネルを例に挙げて説明できる。
C13-(1)-①-4.代表的な薬物受容体を列挙し、刺激あるいは阻害された場合の生理反応を説明できる。
C13-(1)-①-5.薬物の作用発現に関連する代表的な細胞内情報伝達系を列挙し、活性化された場合の生理反応を説明できる。
C13-(1)-④-1.動物実験における倫理について配慮する。(態度)
C13-(2)-②-1.交感神経系に作用し、その支配器官の機能を修飾する代表的な薬物を挙げ、薬理作用、機序、主な副作用について説明できる。
C13-(2)-②-2.副交感神経系に作用し、その支配器官の機能を修飾する代表的な薬物を挙げ、薬理作用、機序、主な副作用について説明できる。
C13-(2)-②-3.神経節に作用する代表的な薬物を挙げ、薬理作用、機序、主な副作用について説明できる。
C13-(2)-②-4.自律神経系に作用する代表的な薬物の効果を測定できる。(技能)
A-(3)-②-3.対立意見を尊重し、協力してより良い解決法を見出すことができる。(技能)
A-(3)-④-2.チームに参加し、協調的態度で役割を果たす。(態度)
A-(3)-④-3.自己の能力の限界を認識し、必要に応じて他者に援助を求める。(態度)

<医療薬学領域︓薬剤系>
以下のSBOsを到達目標とする。
E4-(1)-①-1 薬物の生体膜透過における単純拡散、促進拡散および能動輸送の特徴を説明できる。
E4-(1)-①-2 薬物の生体膜透過に関わるトランスポーターの例を挙げ、その特徴と薬物動態における役割を説明できる。
E4-(1)-②-1 経口投与された薬物の吸収について説明できる。
E4-(1)-②-2 非経口的に投与される薬物の吸収について説明できる。
E4-(1)-②-3 薬物の吸収に影響する因子(薬物の物性、生理学的要因など)を列挙し、説明できる。
E4-(1)-②-4 薬物の吸収過程における相互作用について例を挙げ、説明できる。
E4-(1)-②-5 初回通過効果について説明できる。
E4-(1)-③-1 薬物が結合する代表的な血漿タンパク質を挙げ、タンパク結合の強い薬物を列挙できる。
E4-(1)-③-2 薬物の組織移行性(分布容積)と血漿タンパク結合ならびに組織結合との関係を、定量的に説明できる。
E4-(1)-③-3 薬物のタンパク結合および結合阻害の測定・解析方法を説明できる。
E4-(1)-③-4 血液-組織関門の構造・機能と、薬物の脳や胎児等への移行について説明できる。
E4-(1)-③-5 薬物のリンパおよび乳汁中への移行について説明できる。
E4-(1)-③-6 薬物の分布過程における相互作用について例を挙げ、説明できる。
E4-(1)-④-1 代表的な薬物代謝酵素を列挙し、その代謝反応が起こる組織ならびに細胞内小器官、反応様式について説明できる。
E4-(1)-④-2 薬物代謝の第Ⅰ相反応(酸化・還元・加水分解)、第Ⅱ相反応(抱合)について、例を挙げて説明できる。
E4-(1)-④-3 代表的な薬物代謝酵素(分子種)により代謝される薬物を列挙できる。
E4-(1)-④-4 プロドラッグと活性代謝物について、例を挙げて説明できる。
E4-(1)-④-5 薬物代謝酵素の阻害および誘導のメカニズムと、それらに関連して起こる相互作用について、例を挙げ、説明できる。
E4-(1)-⑤-1 薬物の尿中排泄機構について説明できる。
E4-(1)-⑤-2 腎クリアランスと、糸球体ろ過、分泌、再吸収の関係を定量的に説明できる。
E4-(1)-⑤-3 代表的な腎排泄型薬物を列挙できる。
E4-(1)-⑤-4 薬物の胆汁中排泄と腸肝循環について説明できる。
E4-(1)-⑤-5 薬物の排泄過程における相互作用について例を挙げ、説明できる。
E4-(2)-①-1 線形コンパートメントモデルと、関連する薬物動態パラメータ(全身クリアランス、分布容積、消失半減期、生物学的利用能など)の概念を説明できる。
E4-(2)-①-2 線形1-コンパートメントモデルに基づいた解析ができる(急速静注、定速静注)。(知識、技能)
授業のキーワード
/Keywords
<化学系>
アミン類の性質と反応、芳香族化合物の求電子置換反応、酸・塩基の概念、置換基の電子効果

<分子生物>
微生物、無菌操作、遺伝子組換え、クローニング、プラスミド精製、DNA電気泳動、PCR

<生命薬学>
アミン類の性質と反応、芳香族化合物の求電子置換反応、還元反応、アルドール反応、酸・塩基の概念、微生物、無菌操作、遺伝子組換え、クローニング、プラスミド精製、DNA電気泳動、PCR、自律神経系、平滑筋

<医療薬学領域︓薬剤系>
指数、対数、吸収、分布、代謝、排泄、タンパク結合、薬物相互作用、1-コンパートメントモデル、急速静脈内投与、定速静脈内投与、片対数グラフ、最小二乗法、非線形最小二乗法
授業の進め方
/Method of Instruction
<化学系>
演習

<分子生物>
授業計画に従っておこないます。

<生命薬学>
授業計画に従っておこないます。

<医療薬学領域︓薬剤系>
3つのクラスに別れ、3週間で行います。1週目は、吸収・分布・代謝・排泄(ADME)の講義・討議、タンパク結合実験を行い、さらにそれらを踏まえた演習を行います。2週目は、薬物速度論の理解に必要な数学の基礎について講義・討議、1-コンパートメント静脈内投与モデル実験を行い、さらにそれらを踏まえた演習を行います。3週目は、、薬物相互作用の講義・討議および、臨床現場での実際例を交えた講義を行います。最終日は、総合的な演習を行います。
履修するにあたって
/Instruction to Students
<化学系>
演習と関連づけて予習すること。特に関連のある科目は、「有機化合物の性質と反応Ⅰ〜Ⅳ」「有機合成の手法」「有機反応論Ⅰ」等である。

<分子生物>
関連科目は、「微生物と感染症」「細胞の分子生物学Ⅰ・Ⅱ」です。講義と関連づけて、実習をより深く理解するように学習しましょう。授業計画に従って7回の演習・実習を行います。実習終了後に演習で課題を与えるので、レポートを提出してください。

<生命薬学>
関連科目は「生体の機能調節Ⅰ」「生体の機能調節Ⅱ」「薬理学Ⅰ」 [薬理学Ⅱ]です。講義と関連づけて、実習をより深く理解するように学習しましょう。授業計画に従って7回の実習(内1回は導入講義)と演習枠を使った実習討論を行います。2回生で習った自律神経系の構成、機能、細胞内情報伝達系、自律神経系に作用する薬について復習しておきましょう。

履修するにあたって
<医療薬学領域︓薬剤系>
指数計算、対数計算、片対数グラフの使用法を復習し、導入講義、各項目の講義内容を理解してください。
授業時間外に必要な学修内容・時間
/Required Work and Hours outside of the Class
<化学系>
予習(目安として1時間)

<分子生物>
事前学習として、あらかじめ実習書を熟読しておいて下さい。(目安として1時間/日)事後学習として、指定された項目を調べ、
レポートを作成して下さい。また、総合討論のため与えられた課題について話し合い、発表の準備、発表資料の作成を行って下さい。(目安として1時間/日)

<生命薬学>
予習用ビデオの閲覧、予習プリントの記述。
事前学習として、薬理学Ⅰの復習しておくこと。事後学習として、実習内容をふまえて薬理学Ⅰに関する知識の整理すること。

<医療薬学領域︓薬剤系>
講義・実習の復習、レポート作成(目安として各1日1時間)
提出課題など
/Quiz,Report,etc
<化学系>
課題を完成すること。レポートの提出を求められれば必ず提出する。

<分子生物>
期間中に配布されたプリントを完成させて提出して下さい。実習終了後、与えられた課題について調べ発表を行い、レポートを提出して下さい。

<生命薬学>
予習プリントの解答、プレゼンテーション資料作成およびそのための調査、レポート作成

<医療薬学領域︓薬剤系>
実習後にレポート・演習問題解答を提出する。
成績評価方法・基準
/Grading Method・Criteria
実習講義時に説明する基準に従いおこなう。下記評価項目と配点割合に従って評点を算出し、最終評価とする。無断欠席、無断遅刻、無断早退および無断でレポートの提出期限に遅れた場合は、演習実習IIIAの成績は「D」判定となる。

評価項目と配点割合
<化学系>
演習開始時に説明する基準に従いおこなう。

<分子生物>
演習実習への取り組み(40%)、注意事項の遵守(20%)および演習実習の参加状況(40%) 各項目の詳細は当該年度の演習実習書に記載する。

<生命薬学>
実習の取り組み(実習実施、レポート、発表など)80%、注意事項の遵守20%で評価します。取り組みは、他者に説明できるレベルでの内容の理解、実施状況で評価します。 無断欠席、無断遅刻、レポート期限を守らないなど実習科目にふさわしくない取り組み状況は厳しく評価する。演習枠を使った実習討論については実習成績に含める。

<医療薬学領域︓薬剤系>
実習の到達度40%、取り組み(レポート、発表、小テスト成績など)40%、注意事項の遵守(態度など)20%で評価します。
テキスト
/Required Texts
<化学系>
「有機化合物の性質と反応Ⅰ〜Ⅳ」の講義で指定されている教科書
オリジナル プリント

<分子生物、生命薬学>
実習書を配布する。

<医療薬学領域︓薬剤系>
実習書・演習プリントなどを配付する。


参考図書
/Reference Books
<化学系>
ウォーレン・有機化学:野依良治ら監訳、東京化学同人

<分子生物>
エッセンシャル細胞の分子生物学、シンプル微生物学、分子生物学キーノート

<生命薬学>
NEW薬理学(南江堂)、薬理学Ⅰ・薬理学Ⅱ講義プリント(榎本作成)

<医療薬学領域︓薬剤系>
エンタイア生物薬剤学
臨床薬物動態学 実解
No.
/Time
主題と位置付け
/Subjects and position in the whole class
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
1 化学系第1回 有機化学基礎問題演習(1) 置換基効果と共役酸・共役塩基についての演習を行う。
C1-(1)-①-3
C3-(1)-①-3,4
C3-(2)-③-3
C3-(3)-⑥-1
2 化学系第2回 有機化学基礎問題演習(2) 酸・塩基、酸性度・塩基性度に関する演習を行う。
C3-(1)-①-5
C3-(3)-①-2
C3-(3)-⑦-1,2
C3-(3)-③-1
C3-(3)-④-2
C3-(3)-⑤-1
3 生命薬学第1回 実習に入る前の準備 実習に入る前の導入講義と注意事項の伝達
講義内容:動物実験における倫理、回腸における自律神経支配
C8-(1)-②-3
C9-(5)-⑤-1
C9-(5)-⑤-2
C13-(1)-①-1
C13-(2)-①-2
C13-(1)-①-3
C13-(1)-①-4
C13-(1)-①-5
C13-(2)-②-1
C13-(2)-②-2
C13-(2)-②-3
4 生命薬学第2回 回腸平滑筋に対する種々の薬物の効果(1)-1 自律神経系に作用する薬物や平滑筋に作用する薬物を用いて、モルモット回腸平滑筋の反応を調べる。
使用する薬物:アセチルコリン、アトロピン、アドレナリン、ヘキサメトニウム、ニコチン、ヒスタミン、ジフェンヒドラミン、塩化カリウム
C8-(1)-②-3
C9-(5)-⑤-1
C9-(5)-⑤-2
C13-(1)-①-1
C13-(2)-①-2
C13-(1)-①-3
C13-(1)-①-4
C13-(1)-①-5
C13-(1)-④-1
C13-(2)-②-1
C13-(2)-②-2
C13-(2)-②-3
C13-(2)-②-4
A-(3)-②-3
A-(3)-④-2
A-(3)-④-3
5 生命薬学第3回 回腸平滑筋に対する種々の薬物の効果(1)-2 実験結果を整理し、結果と照らし合わせながら、自律神経系に作用する薬物や平滑筋に作用する薬物の薬理作用機構を復習し、知識を整理する。
C8-(1)-②-3
C9-(5)-⑤-1
C9-(5)-⑤-2
C13-(1)-①-1
C13-(2)-①-2
C13-(1)-①-3
C13-(1)-①-4
C13-(1)-①-5
C13-(2)-②-1
C13-(2)-②-2
C13-(2)-②-3
A-(3)-②-3
A-(3)-④-2
A-(3)-④-3
6 生命薬学第4回 回腸平滑筋に対する種々の薬物の効果(2)-1 各班に与えられた課題を証明するための実験計画を立案する。
C8-(1)-②-3
C9-(5)-⑤-1
C9-(5)-⑤-2
C13-(1)-①-1
C13-(2)-①-2
C13-(1)-①-3
C13-(1)-①-4
C13-(1)-①-5
C13-(2)-②-1
C13-(2)-②-2
C13-(2)-②-3
A-(3)-②-3
A-(3)-④-2
A-(3)-④-3
7 生命薬学第5回 回腸平滑筋に対する種々の薬物の効果(2)-2 立案した実験計画に従って、実験を行う。さらに、必要に応じて追加の実験計画についても立案し、実施する。
使用する薬物:アセチルコリン、アトロピン、ブチルスコポラミン、アドレナリン、ヘキサメトニウム、ニコチン、ヒスタミン、ジフェンヒドラミン、フェキソフェナジン、塩化カリウム、パパベリン、ネオスチグミン、デカメトニウム、EDTA、キニジン、プロカイン、プロカインアミド、クロルプロマジン、クロミプラミン他
C8-(1)-②-3
C9-(5)-⑤-1
C9-(5)-⑤-2
C13-(1)-①-1
C13-(2)-①-2
C13-(1)-①-3
C13-(1)-①-4
C13-(1)-①-5
C13-(1)-④-1
C13-(2)-②-1
C13-(2)-②-2
C13-(2)-②-3
C13-(2)-②-4
A-(3)-②-3
A-(3)-④-2
A-(3)-④-3
8 生命薬学第6回 回腸平滑筋に対する種々の薬物の効果(2)-3 課題実験の結果を整理しいて考察し、発表資料の構想を練る。構想ができたらプレゼンテーション資料の作成に着手する。
C8-(1)-②-3
C9-(5)-⑤-1
C9-(5)-⑤-2
C13-(1)-①-1
C13-(2)-①-2
C13-(1)-①-3
C13-(1)-①-4
C13-(1)-①-5
C13-(2)-②-1
C13-(2)-②-2
C13-(2)-②-3
A-(3)-②-3
A-(3)-④-2
A-(3)-④-3
9 生命薬学第7回 回腸平滑筋に対する種々の薬物の効果(2)-4 総合討論会のために課題に関する調査を行い、模式図やグラフなどの実験結果を盛り込んだプレゼンテーション資料を作成する。演習枠で実習討論会を行う。
C8-(1)-②-3
C9-(5)-⑤-1
C9-(5)-⑤-2
C13-(1)-①-1
C13-(2)-①-2
C13-(1)-①-3
C13-(1)-①-4
C13-(1)-①-5
C13-(1)-④-1
C13-(2)-②-1
C13-(2)-②-2
C13-(2)-②-3
C13-(2)-②-4
A-(3)-②-3
A-(3)-④-2
A-(3)-④-3
10 分子生物第1回 実習に入る前の準備と注意事項 実習に入る前の準備と注意事項
11 分子生物第2回 消毒薬の効果 普通寒天平板培地を用い、消毒薬の効果を判定する。
C8(4)-②1)
C8(4)-⑥1)2)3)
C8(4)-⑦2)
到達目標
主題1-1, 2, 3, 5, 6, 7, 8, 9, 10, 11
12 分子生物第3回 抗菌力試験 代表的なグラム陽性菌とグラム陰性菌で抗菌薬の検査を実施し、効力を比較、判定する。
C8(4)-②1)3)
C8(4)-⑦2)3)
C14 (5)-②1)3)5)
到達目標
主題1-1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 9, 12, 13
13 分子生物第4回 結果判定 各種微生物検査の結果をまとめ、発表する。各種の滅菌法、抗菌薬の作用機序を調査し、特長をまとめ報告する。
C8(4)-②1)3)
C8(4)-⑥1)2)3)
C14 (5)-②1)3)5)
到達目標
主題1-3, 6, 7, 8, 9, 11, 12, 13, 14
14 分子生物第5回 遺伝子組換え体の作製 DNAリガーゼでモデル遺伝子(Em耐性遺伝子)とpUC19を連結した組換えプラスミドをコンピテント化した大腸菌に形質転換し、選択用培地に植えてコロニーを形成させる。
C8(4)-②6)
C8(4)-⑥2)3)
C8(4)-⑦2)
C9 (2)-①2)
C9 (6)-①1)4)5)
C9 (6)-②1)
到達目標
主題2-1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9
15 分子生物第6回 制限酵素消化とDNAの電気泳動 ラムダHindIII DNAマーカーをアガロースゲル電気泳動で確認する。同時に未知試料を与え、制限部位の位置情報から消化酵素を推定する。
前日の形質転換試料から効率を計算する。
各自でコロニーをピックアップし、純培養、Em耐性の確認を行う。
C8(4)-②6)
C8(4)-⑥2)3)
C8(4)-⑦2)3)
C9 (2)-①2)
C9 (6)-①1)3)4)
C9 (6)-②1)
到達目標
主題2-1, 2, 3, 4, 5, 9, 11, 12
16 分子生物第7回 プラスミド調製 各自で指定されたコロニーから組換え大腸菌を純培養し、プラスミドを調製する。
C8(4)-②6)
C8(4)-⑥2)3)
C8(4)-⑦2)3)
C9 (2)-①2)
C9 (6)-①1)2)4)5)
C9 (6)-②1)
到達目標
主題2-1, 2, 3, 4, 5, 6, 9, 13
17 分子生物第8回 PCR 各自クローンから得たプラスミドDNAを鋳型としてPCR反応を行い、電気泳動で、組換え体断片を確認する。
C8(4)-②6)
C8(4)-⑥2)3)
C8(4)-⑦2)3)
C9 (2)-①2)
C9 (6)-①1)4)5)
C9 (6)-②1)4)
到達目標
主題2-1, 2, 3, 4, 5, 10
18 分子生物第9回 制限酵素地図の作成 各自が調製したpUC19プラスミドや組換え体プラスミドを複数の制限酵素で消化し、電気泳動のパターンから制限酵素地図を推定する。

C8(4)-②6)
C8(4)-⑥2)3)
C8(4)-⑦2)3)
C9 (2)-①2)
C9 (6)-①1)3)4)5)
C9 (6)-②1)
到達目標
主題2-2, 3, 4, 5, 6, 11. 12, 14
19 分子生物第10回 総合討論 各班ごとに課題を与え、実験操作の意味、原理、結果などを報告させる。
C8(4)-②6)
C8(4)-⑥2)3)
C9 (2)-①2)
C9 (2)-②1)3)5)
C9 (2)-③1)2)4)
C9 (6)-①1)
C9 (6)-②1)2)3)4)
C9 (6)-③2)4)
到達目標
主題2-4, 6, 10, 11, 15, 16, 17
20 医療薬学領域︓薬剤系1週目1日 ADMEの講義・討議 ADME総論の講義を行い、討議を行いながら演習問題を考える。
E4(1)①1~2
E4(1)②1~5
E4(1)③1~6
E4(1)④1~5
E4(1)⑤1~5
21 医療薬学領域︓薬剤系1週目2日 タンパク結合実験 平衡透析法でのタンパク結合実験とデータ解析を行う。
E4-(1)-③-3
22 医療薬学領域︓薬剤系1週目3日 ADME演習 ADMEに関する総合的な演習問題を行う。
E4(1)①1~2
E4(1)②1~5
E4(1)③1~6
E4(1)④1~5
E4(1)⑤1~5
23 医療薬学領域︓薬剤系2週目1日 薬物速度論基礎講義・演習 薬物速度論の理解に必要な数学(指数計算、対数計算、微分方程式など)を復習し、さらにコンパートメントモデルについて講義する。
E4-(2)-①-1
E4-(2)-①-2
24 医療薬学領域︓薬剤系2週目2日 1-コンパートメント静脈内投与モデル実験・解析 1-コンパートメント静脈内投与モデル実験装置を組み立て、静脈内投与での血中濃度測定を行い、データを片対数グラフで解析し、さらにPCを用いて非線形最小二乗法で解析する。
E4-(2)-①-1
E4-(2)-①-2
25 医療薬学領域︓薬剤系2週目3日 薬物速度論演習 薬物速度論の総合的な演習問題を行う。
E4-(2)-①-1
E4-(2)-①-2
26 医療薬学領域︓薬剤系3週目1日 薬物相互作用講義・討議 薬物相互作用について講義を行い、討議を行いながら演習問題を考える。
E4-(1)-②-4
E4-(1)-③-6
E4-(1)-④-5
E4-(1)-⑤-5
27 医療薬学領域︓薬剤系3週目2日 臨床現場での薬物相互作用講義 臨床現場での実例を交えた薬物相互作用を中心とした特別講義を受け、その後グループ討議を行う。
E4-(1)-②-4
E4-(1)-③-6
E4-(1)-④-5
E4-(1)-⑤-5
28 医療薬学領域︓薬剤系3週目3日 総合演習 総合的な演習問題を行う。
E4全般

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