基本情報/Basic Information

開講科目名 ／Class	薬物治療Ⅳ（代謝）[15～18]／Pathophysiology and Therapeutics Ⅳ
授業コード ／Class Code	B410802002
ナンバリングコード ／Numbering Code	PHMd051
開講キャンパス ／Campus	ﾎﾟｰﾄｱｲﾗﾝﾄﾞ
開講所属 ／Course	薬学部／Pharmaceutical Sciences
年度 ／Year	2024年度／Academic Year
開講区分 ／Semester	前期／SPRING
曜日・時限 ／Day, Period	月2(前期)／MON2(SPR.)
単位数 ／Credits	1.5
主担当教員 ／Main Instructor	徳山　尚吾／TOKUYAMA SHOGO
遠隔授業 ／Remote lecture	No

担当教員情報/Instructor Information

教員名 ／Instructor	教員所属名 ／Affiliation
徳山　尚吾／TOKUYAMA SHOGO	薬学部／Pharmaceutical Sciences

授業の方法 ／Class Format	対面式講義
授業の目的 ／Class Purpose	この授業の担当者は薬学部所属であり、この科目は、選択必修科目であり４年次に配当している。 この科目は、学部のDPに示す８項目のうち、3 を目指す。 ディプロマ・ポリシー（学位授与の方針） 薬の専門家として、医薬品及び薬物治療についての専門的な知識を有している。
到　達　目　標 ／Class Objectives	以下の各SBOsを到達目標とする。 適正な薬物治療に貢献できるようになるために、内分泌・代謝、消化器、骨・関節、生殖器に関連する代表的な疾患とその治療に用いられる代表的な医薬品に関する基本的知識を習得します。 【代謝系疾患の薬、病態、治療】 E2-(5)-①-1 １）糖尿病とその合併症について、治療薬の薬理（薬理作用、機序、主な副作用）、および病態（病態生理、症状等）・薬物治療（医薬品の選択等）を説明できる。 E2-(5)-①-2 ２）脂質異常症について、治療薬の薬理（薬理作用、機序、主な副作用）、および病態（病態生理、症状等）・薬物治療（医薬品の選択等）を説明できる。 E2-(5)-①-3 ３）高尿酸血症・痛風について、治療薬の薬理（薬理作用、機序、主な副作用）、および病態（病態生理、症状等）・薬物治療（医薬品の選択等）を説明できる。 【内分泌系疾患の薬、病態、治療】 E2-(5)-②-1 １）性ホルモン関連薬の薬理（薬理作用、機序、主な副作用）および臨床適用を説明できる。 E2-(5)-②-2 ２）Basedow（バセドウ）病について、治療薬の薬理（薬理作用、機序、主な副作用）、および病態（病態生理、症状等）・薬物治療（医薬品の選択等）を説明できる。 E2-(5)-②-3 ３）甲状腺炎（慢性（橋本病）、亜急性）について、治療薬の薬理（薬理作用、機序、主な副作用）、および病態（病態生理、症状等）・薬物治療（医薬品の選択等）を説明できる。 E2-(5)-②-4 ４）尿崩症について、治療薬の薬理（薬理作用、機序、主な副作用）、および病態（病態生理、症状等）・薬物治療（医薬品の選択等）を説明できる。 E2-(5)-②-5 ５）以下の疾患について説明できる。先端巨大症、高プロラクチン血症、下垂体機能低下症、ADH不適合分泌症候群（SIADH）、副甲状腺機能亢進症?低下症、Cushing（クッシング）症候群、アルドステロン症、褐色細胞腫、副腎不全（急性、慢性）、子宮内膜症（重複）、アジソン病（重複） 【消化器系疾患の薬、病態、治療】 E2-(4)-②-1 １）以下の上部消化器疾患について、治療薬の薬理（薬理作用、機序、主な副作用）、および病態（病態生理、症状等）・薬物治療（医薬品の選択等）を説明できる。 胃食道逆流症（逆流性食道炎を含む）、消化性潰瘍、胃炎 E2-(4)-②-2 ２）炎症性腸疾患（潰瘍性大腸炎、クローン病等）について、治療薬の薬理（薬理作用、機序、主な副作用）、および病態（病態生理、症状等）・薬物治療（医薬品の選択等）を説明できる。 E2-(4)-②-3 ３）肝疾患（肝炎、肝硬変（ウイルス性を含む）、薬剤性肝障害）について、治療薬の薬理（薬理作用、機序、主な副作用）、および病態（病態生理、症状等）・薬物治療（医薬品の選択等）を説明できる。 E2-(4)-②-4 ４）膵炎について、治療薬の薬理（薬理作用、機序、主な副作用）、および病態（病態生理、症状等）・薬物治療（医薬品の選択等）を説明できる。 E2-(4)-②-5 ５）胆道疾患（胆石症、胆道炎）について、治療薬の薬理（薬理作用、機序、主な副作用）、および病態（病態生理、症状等）・薬物治療（医薬品の選択等）を説明できる。 E2-(4)-②-6 ６）機能性消化管障害（過敏性腸症候群を含む）について、治療薬の薬理（薬理作用、機序、主な副作用）、および病態（病態生理、症状等）・薬物治療（医薬品の選択等）を説明できる。 E2-(4)-②-7 ７）便秘・下痢について、治療薬の薬理（薬理作用、機序、主な副作用）、および病態（病態生理、症状等）・薬物治療（医薬品の選択等）を説明できる。 E2-(4)-②-8 ８）悪心・嘔吐について、治療薬および関連薬物（催吐薬）の薬理（薬理作用、機序、主な副作用）、および病態（病態生理、症状等）・薬物治療（医薬品の選択等）を説明できる。 E2-(4)-②-9 ９）痔について、治療薬の薬理（薬理作用、機序、主な副作用）、および病態（病態生理、症状等）・薬物治療（医薬品の選択等）を説明できる。 【骨・関節・カルシウム代謝疾患の薬、病態、治療】 E2-(2)-③-1 １）関節リウマチについて、治療薬の薬理（薬理作用、機序、主な副作用）、および病態（病態生理、症状等）・薬物治療（医薬品の選択等）を説明できる。 E2-(2)-③-2 ２）骨粗鬆症について、治療薬の薬理（薬理作用、機序、主な副作用）、および病態（病態生理、症状等）・薬物治療（医薬品の選択等）を説明できる。 E2-(2)-③-3 ３）変形性関節症について、治療薬の薬理（薬理作用、機序、主な副作用）、および病態（病態生理、症状等）・薬物治療（医薬品の選択等）を説明できる。 E2-(2)-③-4 ４）カルシウム代謝の異常を伴う疾患（副甲状腺機能亢進（低下）症、骨軟化症（くる病を含む）、悪性腫瘍に伴う高カルシウム血症）について、治療薬の薬理（薬理作用、機序、主な副作用）、および 病態（病態生理、症状等）・薬物治療（医薬品の選択等）を説明できる。 【泌尿器系、生殖器系疾患の薬、病態、薬物治療】 E2-(3)-③-6 ６）以下の生殖器系疾患について、治療薬の薬理（薬理作用、機序、主な副作用）、および病態（病態生理、症状等）・薬物治療（医薬品の選択等）を説明できる。 前立腺肥大症、子宮内膜症、子宮筋腫 E2-(3)-③-7 ７）妊娠・分娩・避妊に関連して用いられる薬物について、薬理（薬理作用、機序、主な副作用）、および薬物治療（医薬品の選択等）を説明できる。 E2-(3)-③-8 ８）以下の生殖器系疾患について説明できる。 異常妊娠、異常分娩、不妊症
授業のキーワード ／Keywords	内分泌・代謝疾患、消化器疾患、骨・関節疾患、生殖器疾患、薬物治療など
授業の進め方 ／Method of Instruction	授業計画に従って実施する。
履修するにあたって ／Instruction to Students	12 回の講義を行う。総合的な理解のためには、全ての講義に出席することに加え、適宜、該当範囲の予習および復習を行うことが望ましい。
授業時間外に必要な学修内容・時間 ／Required Work and Hours outside of the Class	自主的な予習・復習の励行（目安として1時間） オフィスアワー 13:00 - 13:30
提出課題など ／Quiz,Report,etc	必要であれば、講義の際に伝達する。
成績評価方法・基準 ／Grading Method・Criteria	定期試験の成績を中心に判定する。提出課題、小テスト等を実施した場合は、一部加味する場合もある。
テキスト ／Required Texts	コンパス薬物治療学 （南江堂 ）
参考図書 ／Reference Books	今日の治療薬 （南江堂）

No.	回 ／Time	主題と位置付け ／Subjects and position in the whole class	学習方法と内容 ／Methods and contents	備考 ／Notes
1	第1回	内分泌・代謝 疾患 (1)	甲状腺機能異常症の症候、病態生理、適切な治療薬、治療薬の薬効薬理、薬物動態および使用上の注意点などについて学ぶ。 E2-(5)-②-2 E2-(5)-②-3
2	第2回	内分泌・代謝 疾患 (2)	クッシング症候群およびアルドステロン症の症候、病態生理、適切な治療薬、治療薬の薬効薬理、薬物動態および使用上の注意点などについて学ぶ E2-(5)-②-5
3	第3回	内分泌・代謝 疾患 (3)	上皮小体機能異常症、アジソン病、尿崩症の症候、病態生理、適切な治療薬、治療薬の薬効薬理、薬物動態および使用上の注意点などについて学ぶ。 E2-(5)-②-4 E2-(5)-②-5
4	第4回	内分泌・代謝 疾患 (4)	糖尿病およびその合併症の症候、病態生理、適切な治療薬、治療薬の薬効薬理、薬物動態および使用上の注意点などについて学ぶ。 E2-(5)-①-1
5	第5回	内分泌・代謝 疾患 (5)	脂質異常症の症候、病態生理、適切な治療薬、治療薬の薬効薬理、薬物動態および使用上の注意点などについて学ぶ。 E2-(5)-①-2
6	第6回	内分泌・代謝 疾患 (6)	高尿酸血症および痛風の症候、病態生理、適切な治療薬、治療薬の薬効薬理、薬物動態および使用上の注意点などについて学ぶ。 E2-(5)-①-3
7	第7回	内分泌・代謝 疾患 (7)	問題演習などを通じて下記の到達目標の総まとめを行う 【代謝系疾患の薬、病態、治療】 E2-(5)-①-1 １） E2-(5)-①-2 ２） E2-(5)-①-3 ３） 【内分泌系疾患の薬、病態、治療】 E2-(5)-②-1 E2-(5)-②-2 E2-(5)-②-3 ３） E2-(5)-②-4 ４） E2-(5)-②-5 ５）
8	第8回	消化器疾患 (1)	消化性潰瘍の症候、病態生理、適切な治療薬、治療薬の薬効薬理、薬物動態および使用上の注意点などについて学ぶ。 E2-(4)-②-2
9	第9回	消化器疾患 (2)	急性・慢性肝炎の症候、病態生理、適切な治療薬、治療薬の薬効薬理、薬物動態および使用上の注意点などについて学ぶ。劇症肝炎、肝硬変の症候、病態生理、適切な治療薬、治療薬の薬効薬理、薬物動態および使用上の注意点などについて学ぶ。 E2-(4)-②-3
10	第10回	消化器疾患 (3)	胆道系疾患・胆石症の症候、病態生理、適切な治療薬、治療薬の薬効薬理、薬物動態および使用上の注意点などについて学ぶ。 急性・慢性膵炎の症候、病態生理、適切な治療薬、治療薬の薬効薬理、薬物動態および使用上の注意点などについて学ぶ。 E2-(4)-②-5 E2-(4)-②-4
11	第11回	消化器疾患 (4)	下痢・便秘の症候、病態生理、適切な治療薬、治療薬の薬効薬理、薬物動態および使用上の注意点などについて学ぶ。 大腸炎、過敏性腸症候群、潰瘍性大腸炎およびクローン病の症候、病態生理、適切な治療薬、治療薬の薬効薬理、薬物動態および使用上の注意点などについて学ぶ。 E2-(4)-②-6 E2-(4)-②-7 E2-(4)-②-8 E2-(4)-②-9
12	第12回	消化器疾患 (5)	問題演習などを通じて下記の到達目標の総まとめを行う。 【消化器系疾患の薬、病態、治療】 E2-(4)-②-1 E2-(4)-②-2 E2-(4)-②-3 E2-(4)-②-4 ４） E2-(4)-②-5 ５） E2-(4)-②-6 ６） E2-(4)-②-7 ７） E2-(4)-②-8 ８） E2-(4)-②-9 ９）