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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2024/04/16 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Class
輸血・移植検査学Ⅰ 【臨検】/Transfusion andTransplant ExaminationⅠ
授業コード
/Class Code
B103661001
ナンバリングコード
/Numbering Code
NMTk001
開講キャンパス
/Campus
有瀬
開講所属
/Course
栄養学部/Nutrition
年度
/Year
2024年度/Academic Year  
開講区分
/Semester
前期/SPRING
曜日・時限
/Day, Period
金1(前期)/FRI1(SPR.)
単位数
/Credits
2.0
主担当教員
/Main Instructor
坊池 義浩/BOUIKE YOSHIHIRO
遠隔授業
/Remote lecture
No

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
坊池 義浩/BOUIKE YOSHIHIRO 栄養学部/Nutrition
授業の方法
/Class Format
対面授業(講義)
授業の目的
/Class Purpose
◎ディプロマ・ポリシーとの関係
1. 輸血医療の重要性を学修し、将来臨床検査技師として安全かつ有効な輸血医療に関われることを目的とする。
2. 専門分野に高い関心を持ち、専門領域の課題を考察し、解決するための知識や技能を身につけることを目的とする。
◎輸血用血液製剤と輸血療法、ABO血液型及びその他の血液型検査、不規則抗体と自己抗体の検査、交差適合試験、輸血後副反応・合併症、血液型不適合妊娠、HLA・顆粒球抗原・血小板抗原と抗体の検査を学習する。
◎なお、この授業の担当者は、1983年4月から33年間、臨床免疫学に関わる業務に携わっていた。 実務経験のある教員であるので、より実践的な観点から臨床免疫学の重要性と検査技術を解説するものとする。 
到 達 目 標
/Class Objectives
1. 輸血用血液製剤の種類と貯法について説明できる。
2. 輸血用血液製剤の使用指針について説明できる。
3. ABO血液型及びその他の血液型の基礎、検査方法、結果の解釈が説明できる。
4. 不規則抗体と自己抗体の基礎、検査方法、結果の解釈が説明できる。
5. 交差適合試験の基礎、検査方法、結果の解釈が説明できる。
6. 輸血後副反応について説明できる。
7. 胎児・新生児溶血性疾患について説明できる。
8. HLA・顆粒球抗原・血小板抗原と抗体の検査について説明できる。
9. 輸血・移植検査学実習において、円滑な実習と知識の向上を可能にすることができる。
授業のキーワード
/Keywords
輸血療法、輸血用血液製剤、血液型、不規則抗体、輸血後副反応・合併症、自己血輸血、精度管理、血液型不適合妊娠と胎児・新生児溶血性疾患
授業の進め方
/Method of Instruction
講義を中心に進めます。
受講生へ質問し、解答を求める場合があります。
履修するにあたって
/Instruction to Students
専門用語や覚える内容が多いので、毎回予習と復習を行ってください。
授業時間外に必要な学修内容・時間
/Required Work and Hours outside of the Class
授業の終わりに次回の授業内容を伝えますので、事前にテキストの該当部分を読んでから授業に臨んでください(30分程度)。
専門的な内容については、イラストの多い指定図書や参考書を利用することで理解しやすくなります。
臨床検査総論や臨床血液学などの科目と重複するところがあるので、他の教科書も振り返って知識の幅を広げてください(30分程度)。
国家試験の過去問題を解くことも始めてください。その中でわからない部分は教科書を振り返ってください。教員に質問するなど知識を一つずつ確実に落とし込んでいってください。 
提出課題など
/Quiz,Report,etc
レポートなどの課題を与え、提出を求めることがあります。レポートは確認した上で返却し、復習に活用してもらう。
適宜、小テストの実施があります。小テストをする場合は学習してほしいところを事前に伝えます。その後、解答を伝え解説を行います。
成績評価方法・基準
/Grading Method・Criteria
定期試験を100%評価とします。
テキスト
/Required Texts
『最新 臨床検査学講座 免疫検査学』窪田哲朗他共著 医歯薬出版株式会社 本体 5,600円+税
参考図書
/Reference Books
『ポケットマスター臨床検査知識の整理 臨床免疫学』坊池義浩他著 医歯薬出版株式会社 本体3,300円+税
『臨床検査技師イエロー・ノート3nd edition』坊池義浩他著 メジカルビュー社 本体6,800円+税
『免疫検査学 実習書』加藤亮二編著 日本臨床検査学教育協議会監修 医歯薬出版株式会社 本体3,600円+税
『輸血・移植検査学 実習書』永尾暢夫編著 日本臨床検査学教育協議会監修 医歯薬出版株式会社 本体3,000円+税
『臨床免疫検査 技術教本』日本臨床衛生検査技師会監修 丸善出版 本体4,800円+税
『輸血・移植検査 技術教本』日本臨床衛生検査技師会監修 丸善出版 本体4,900円+税
『好きになる免疫学 第2版』萩原清文著 講談社 本体2,200円+税
No.
/Time
主題と位置付け
/Subjects and position in the whole class
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
1 第1回 輸血療法・輸血用血液製剤の種類 献血の基準、献血方法について学習する。
輸血用血液製剤の種類と製造方法、保管方法、有効期限について学習する。 
2 第2回 輸血用血液製剤の特性 輸血用血液製剤に対する安全性確保のための検査について学習する。
3 第3回 輸血の適応と製剤の選択 輸血の歴史、法律、目的とインフォームドコンセントについて学習する。
輸血用血液製剤及びアルブミン製剤の使用指針について学習する。輸液について学習する。
4 第4回 赤血球血液型と抗体(1) ABO血液型とRh血液型について学習する。
5 第5回 赤血球血液型と抗体(2) その他の血液型とまれな血液型について学習する。
自己抗体について学習する。
6 第6回 白血球抗原・抗体/血小板抗原・抗体 HLA、顆粒球、血小板の抗原と抗体について学習する。
7 第7回 血液型の検査 ABO血液型検査とRh血液型検査について学習する。
8 第8回 赤血球不規則抗体とその検査 不規則抗体の種類と臨床的意義について学習する。
生理食塩液法、酵素法、間接抗グロブリン法などの検査方法について学習する。 
9 第9回 自動機器による輸血検査(カラム凝集法を含む) カラム凝集法の機序について学習する。
カラム凝集法の検査方法と結果の解釈について学習する。
10 第10回 輸血副作用・合併症 溶血性輸血副反応、輸血後移植片対宿主病(PT-GVHD)、輸血後感染症について学習する。
非溶血性輸血副反応、輸血関連急性肺障害(TRALI)、輸血関連循環過負荷(TACO)について学習する。
11 第11回 自己血輸血 貯血式、回収式、希釈式自己血輸血の基礎と利点及び問題点について学習する。
12 第12回 タイプ&スクリーン(T&S)、交差適合試験 T&Sとコンピュータクロスマッチ、主試験と副試験の基礎と検査結果の解釈について学習する。
13 第13回 静脈路への成分採血装置の接続・操作、輸血用血液製剤の保存と管理 成分採血装置の使用について学習する。
輸血用血液製剤の貯法について学習する。
14 第14回 輸血検査の精度管理 輸血検査における日常及び定期の精度管理について学習する。
内部精度管理と外部精度管理について学習する。
15 第15回 血液型不適合妊娠とその検査 胎児・新生児溶血性疾患の機序と原因となる抗体について学習する。
間接抗グロブリン試験と直接抗グロブリン試験について学習する。 

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