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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2024/04/16 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Class
病理組織細胞学 【臨検】/Pathological Histology and Cytology
授業コード
/Class Code
B102511001
ナンバリングコード
/Numbering Code
開講キャンパス
/Campus
有瀬
開講所属
/Course
栄養学部/Nutrition
年度
/Year
2024年度/Academic Year  
開講区分
/Semester
後期/AUTUMN
曜日・時限
/Day, Period
火1(後期)/TUE1(AUT.)
単位数
/Credits
2.0
主担当教員
/Main Instructor
駒井 隆夫/KOMAI TAKAO
遠隔授業
/Remote lecture
No

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
駒井 隆夫/KOMAI TAKAO 栄養学部/Nutrition
授業の方法
/Class Format
対面授業(講義)
授業の目的
/Class Purpose
この科目は、学部のディプロマ・ポリシー(DP)に掲げる科学的根拠に基づいて人の健康について考察できる知識を修得することを目指しています。
この科目は、病理診断のための各種染色標本の作製法と染色目的、電顕標本作製法、病理解剖、コンパニオン診断及び各診療科領域における細胞診検査法と細胞診断法を修得することを目的とします。
 本講義では、上の教育目標、臨床検査技師国家試験出題基準(ガイドライン)、教科内容について、病理検査学の観点から学習します。
 この科目の担当者は臨床検査技師、細胞検査士認定資格および国際細胞検査士として県立病院で36年間勤務し、定年退官後も引き続き民間病院で勤務し、病理検査、病理解剖、細胞診断の実務経験のある教員です。
したがって、実践的教育から構成される授業科目であり、時に実務経験から体得した細かい知識についても言及しながら深い学びへと繋げていきます。
到 達 目 標
/Class Objectives
・各種染色法の理論と染色目的が説明できる。
・各種組織・細胞の特徴について説明できる。
・細胞診断法について説明できる。
授業のキーワード
/Keywords
病理組織細胞診標本、特殊染色、精度管理
授業の進め方
/Method of Instruction
教科書、パワーポイント、ハンドアウトにて講義した後、講義内容に関する問題集(新臨床検査技師教育研究会編集)、国試過去問にて演習を行い、解説を行う。
履修するにあたって
/Instruction to Students
解剖・組織学・生理学の基礎知識だけでなく、化学、物理の基礎知識をある程度復習してから授業に臨むこと(30分程度)。
授業時間外に必要な学修内容・時間
/Required Work and Hours outside of the Class
授業の予習として問題集(新臨床検査技師教育研究会編『臨床検査知識の整理 病理学 病理組織細胞学』)を前もって解答しておき、疑問点や質問内容をメモしておき質問すること(予習時間は毎回1時間程度)。
提出課題など
/Quiz,Report,etc
この科目は検査項目が多いため、各セッションの終わりには臨床検査技師教育研究会編集の模擬テスト、国試の過去問からの小テスト(自己採点)を実施し、その解説を行うとともに、要点をまとめ、学習効果の整理と理解を深める。また、小テストによって学生が陥りやすい間違いを把握し、定期的にフィードバックを行うことで学習効果を向上させる。
成績評価方法・基準
/Grading Method・Criteria
評価方法は、定期試験90%、小テスト10%にて評価する。
テキスト
/Required Texts
日本臨床衛生検査技師会編『JAMT技術教本シリーズ:病理検査技術教本』丸善出版¥5400+10%税
松原 修 共著 『最新 臨床検査学講座 病理学/病理検査学』医歯薬出版¥5200+10%税
秋田恵一・星治著『最新 臨床検査学講座 解剖学』 医歯薬出版 ¥3,600円+税
参考図書
/Reference Books
『diFiore人体組織図譜(原書第11版)』南江堂 2011年 ¥7,500円+税
No.
/Time
主題と位置付け
/Subjects and position in the whole class
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
1 第1回 特殊染色法(1):結合組織染色法
膠原線維、弾力線維および細網線維の染色法について学びます。
2 第2回 特殊染色法(2):脂質、核酸、多糖類、アミロイドの染色法
脂肪、DNA、RNA、糖原、酸性・中性・上皮性粘液多糖類、アミロイドの染色について学びます。
3 第3回 特殊染色法(3):無機質、病原体の染色法
鉄、銅、カルシウム、細菌、真菌、ピロリ菌、HBs抗原の染色について学びます。
4 第4回 特殊染色法(4):生体内色素の染色
メラニン、リポフスチン、ヘモジデリン、胆汁色素の染色について学びます。
5 第5回 特殊染色法(5):神経組織染色法
ニッスル顆粒、髄鞘、神経突起、神経原線維、神経膠線維の染色について学びます。
6 第6回 分子病理組織検査法(1)
酵素抗体法、蛍光抗体法、FISH法について学びます。
7 第7回 分子病理組織検査法(2)
酵素抗体法、蛍光抗体法、FISH法について学びます。
8 第8回 電子顕微鏡標本作製法
電顕の固定、包埋、薄切及び電子染色について学びます。
9 第9回 組織検査・細胞診検査の精度管理と標準化
組織検査・細胞診検査の精度管理・標準化について学びます。
10 第10回 病理解剖、病理検査業務
病理解剖、病理検査業務、検査室の管理について学びます。
11 第11回 細胞学的検査法(1):意義、目的
細胞診の意義、スクリーニングの目的と実際(精度管理含む)について学びます。
12 第12回 細胞学的検査法(2):標本作製法
細胞診の検体処理、固定、染色(パパニコロウ染色)について学びます。
13 第13回 細胞学的検査法(3):婦人科検体
主な臓器・組織の細胞診(婦人科)について学びます。
14 第14回 細胞学的検査法(4):擦過・穿刺検体
主な臓器・組織の細胞診(擦過・穿刺検体:呼吸器・消化器等)について学びます。
15 第15回 細胞学的検査法(5):液状検体
主な臓器・組織の細胞診(液状検体:泌尿器・体腔液・脳脊髄液等)について学びます。

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