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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2024/04/16 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Class
臨床検査総論実習Ⅰ 【臨検】/Practice in Principles of Medical Technology Ⅰ
授業コード
/Class Code
B100922001
ナンバリングコード
/Numbering Code
開講キャンパス
/Campus
有瀬
開講所属
/Course
栄養学部/Nutrition
年度
/Year
2024年度/Academic Year  
開講区分
/Semester
前期/SPRING
曜日・時限
/Day, Period
金3(前期),金4(前期)/FRI3(SPR.),FRI4(SPR.)
単位数
/Credits
1.0
主担当教員
/Main Instructor
竹橋 正則/TAKEHASHI MASANORI
遠隔授業
/Remote lecture
No

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
井上 裕行/INOUE HIROYUKI 栄養学部/Nutrition
竹橋 正則/TAKEHASHI MASANORI 栄養学部/Nutrition
授業の方法
/Class Format
対面授業(実習)
授業の目的
/Class Purpose
この科目では、栄養学部のDPに示す、科学的根拠に基づいて健康について考察できること、栄養学・保健衛生学の学問領域において的確に判断できることの基礎をなす知識と技能の習得を目指す。また、自分の考えを的確に表現し、人とのコミュニケーションを通じて、適切な医学検査を実践できることを目指す。

検体としての尿、脳脊髄液、便、喀痰などの取り扱い方について習得する。また、それぞれを検体とした生物化学的分析の測定手技と、結果解析と評価について習得する。

なお、この授業の担当者は、病院での臨床検査業務を長年経験している。実務経験のある教員であるので、より実践的な観点から病院内の臨床検査および臨床検査技師の役割等について解説するものとする。
到 達 目 標
/Class Objectives
・代表的な尿の化学的検査項目について、それぞれの測定が実施でき、その結果解析と評価ができる。
・尿沈査標本が作製でき、顕微鏡観察によって、尿沈査成分(細胞成分、結晶など)を形態学的に分別できる。
・代表的な脳脊髄液検査、糞便検査、喀痰検査の項目について、それぞれの測定が実施でき、その結果解析と評価ができる。
授業のキーワード
/Keywords
尿定性試験紙、尿の化学的検査、尿沈渣、脳脊髄液検査、糞便検査、喀痰検査
授業の進め方
/Method of Instruction
実習書に基づいて、課題毎に実習する。
履修するにあたって
/Instruction to Students
臨床検査総論Ⅰの知識をもとに実施する。これらの科目の復習して実習に臨むようにしてください。
授業時間外に必要な学修内容・時間
/Required Work and Hours outside of the Class
授業計画の各回で指示された内容についてに、教科書・実習書の該当部分を読んでから授業に臨んでください。(目安として約30分)
実習は臨床検査総論Ⅰの知識を前提にして進められるので、それらの講義内容を復習した上で実習に臨んでください。
実習後は各回の実習内容を、レポートにまとめてください。(目安として約2.5時間)
提出課題など
/Quiz,Report,etc
実習で行なった内容のレポートを提出する。レポート内容を確認し、授業などで不足部分と重要ポイントを説明する。内容が不十分な場合は再提出を求める場合がある。
成績評価方法・基準
/Grading Method・Criteria
レポート(70%)と実習への積極性(30%)を総合的に評価する。出席を前提とする。
テキスト
/Required Texts
最新臨床検査学講座 一般検査学/三村邦裕・宿谷賢一 編/医歯薬出版
参考図書
/Reference Books
最新 臨床検査学講座 医療安全管理学/三村邦裕・宿谷賢一 編/医歯薬出版
No.
/Time
主題と位置付け
/Subjects and position in the whole class
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
1 第1回 検体の取扱い方(1)
尿、糞
一般検査に利用される生体試料について採取時間、採取方法など基礎知識の確認。一般性状の確認などを含めその取り扱い方について学ぶ。
2 第2回 検体の取扱い方(2)
喀痰、その他
喀痰については採取方法が重要であるなど基礎知識の確認。一般性状の確認などを含めその取り扱い方について実習を通して学ぶ。
3 第3回 尿検査(1)
 一般的性状
尿検査に関する基礎知識および臨床的意義、さらに検査結果の判断方法などについて学ぶ。
尿検査の重要性について確認し、その一般性状から得られる情報の活用方法について実習を通して学ぶ。
4 第4回 尿検査(2)
 尿糖質
尿糖の測定法として、定性法や定量法(化学法、酵素法)を用いて種々の糖への反応性を観察する。また試験紙法の原理や反応性について観察する。
5 第5回 尿検査(3)
 尿タンパク質、アセトン体
尿中タンパクの測定法として物理化学法、色素法、蛋白誤差法、免疫法について学ぶ。また特殊タンパク(ベンスジョーンズ蛋白)の特性などを実習を通して観察し学ぶ。
尿中アセトン体の基礎知識および臨床的意義、さらに検査結果の判断方法などについて実習を通して学ぶ。
6 第6回 尿検査(4)
 胆汁色素、ウロビリノーゲン、ウロビリン、ポルフィリン体
尿中ウロビリノーゲン、ウロビリン、ポルフィリン体に関する基礎知識および臨床的意義、さらに検査結果の判断方法などについて実習を通して学ぶ。
7 第7回 尿検査(5)
 フェニルケトン体、5−ヒドロキシインドール酢酸、 バニルマンデリン酸、インジカン(1)
尿中フェニルケトン体、5−ヒドロキシインドール酢酸、バニルマンデリン酸、インジカンに関する基礎知識および臨床的意義、さらに検査結果の判断方法などについて実習を通して学ぶ。
8 第8回 尿検査(6)
 フェニルケトン体、5−ヒドロキシインドール酢酸、 バニルマンデリン酸、インジカン(2)
尿中フェニルケトン体、6−ヒドロキシインドール酢酸、バニルマンデリン酸、インジカンに関する基礎知識および臨床的意義、さらに検査結果の判断方法などについて実習を通して学ぶ。
9 第9回 尿検査(7)
 尿沈渣の形態学的および定量的検査
尿中の有形成分についての基礎知識、標本の作製法、染色法、鏡検方法などを学ぶ。  非上皮細胞類、上皮細胞類、円柱、塩類、結晶類などを鏡検(スライドも含む)する。
10 第10回 便検査(1) 便の塗沫標本を作製し、細胞などを顕微鏡にて観察、スケッチを行う。
便の塗沫標本を作製し、食物残渣、細胞などを顕微鏡にて観察し、スケッチを行う。
11 第11回 便検査(2) 便の潜血反応をヒトヘモグロビン抗体を用いた免疫学的検査について学ぶ。
12 第12回 喀痰検査、その他 喀痰については採取方法が重要であるなど基礎知識の確認。一般性状の確認などを含めその取り扱い方について実習を通して学ぶ。

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