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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2024/04/16 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Class
生化学実験Ⅰ 【臨検】/Laboratory Work in Biochemistry Ⅰ
授業コード
/Class Code
B100102008
ナンバリングコード
/Numbering Code
NMTb007/NSDc005
開講キャンパス
/Campus
有瀬
開講所属
/Course
栄養学部/Nutrition
年度
/Year
2024年度/Academic Year  
開講区分
/Semester
後期/AUTUMN
曜日・時限
/Day, Period
金3(後期),金4(後期),金5(後期)/FRI3(AUT.),FRI4(AUT.),FRI5(AUT.)
単位数
/Credits
1.0
主担当教員
/Main Instructor
鈴木 大介/SUZUKI DAISUKE
遠隔授業
/Remote lecture
No

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
鈴木 大介/SUZUKI DAISUKE 栄養学部/Nutrition
授業の方法
/Class Format
実習
(オンラインによる解説の有効性が高い内容については、オンラインを活用する場合もある)
授業の目的
/Class Purpose
この科目では、栄養学部のDPに示す「科学的根拠に基づいて健康について考察できること」、「栄養学・保健衛生学の学問領域において的確に判断できること」の基礎をなす知識と技能の習得を目指す。

本教科では、以下の3項目を軸に、生体について学ぶ上で必要な基礎知識・技術の修得を目的とする。
1. 実験を通して生化学実験の基礎的手技を身につけ、論理的思考力を養う。
2. 実験を通して生体物質、栄養素の物理的・化学的性質について理解を深める。
3. 本実習を通して、科学的内容を報告する力を身につける。

なお本講義は、大学・研究機関で分子細胞生物学、生化学、分子病態医化学の分野における研究・指導にあたってきた実務経験のある教員が担当し、実践に即した指導を行う。
到 達 目 標
/Class Objectives
本実験実習終了後、下記の項目を達成できていることを目標に、生化学の分野について実習を行う。 
1. 生化学実験の基礎的な手技を身につけ、実験器具を扱うことができる。
2. pHと緩衝作用の原理、吸光度の原理、物質の分離・精製について説明することができる。
3. 溶液の調製、pH測定、吸光度測定、クロマトグラフィーを正しい手順で正確に行うことができる。
4. 濃度の計算、検量線の作成および近似曲線の導出、レポートを作成することができる。
授業のキーワード
/Keywords
試薬の調製、pH、緩衝液、吸光度、検量線、クロマトグラフィー、レポート作成
授業の進め方
/Method of Instruction
後期集中3,4,5時限(日程の詳細は講義内で通知)

本実習では、指定した実験課題を班ないし組単位で実施する。
授業開始時に注意事項等を提示するので、毎回遅刻せずに出席すること。 また、実験内容のまとめとしてレポートを作成する。
履修するにあたって
/Instruction to Students
本実習の履修には、生化学Iの講義内容を理解している必要がある。また、化学・生物学の基礎について自習・復習が必須となる。積極的に自学自習を心がけること。
授業時間外に必要な学修内容・時間
/Required Work and Hours outside of the Class
実習は「生化学IおよびII」の履修内容を前提として行う。従って、実習前に既習内容を復習し臨むこと。実験後は各回の実験内容を整理し、得られた結果をもとに学習テーマとの関連から考察された事実についてレポートに取り組むこと。化学・生物学の基礎が必須のため、毎日1時間、自学自習に励むこと。
提出課題など
/Quiz,Report,etc
各項目について、レポートの作成・提出を依頼する。採点後、返却するので次回の参考にすること。(未提出の場合は、単位取得の評価を行うことができない)
成績評価方法・基準
/Grading Method・Criteria
遅刻・出席状況、期限内の課題提出状況の評価を前提に、レポート(80%)、復習試験と筆記試験(20%)の総計によって評価する。なお、試験については60点以上の点数を獲得できない場合、単位認定基準に達しないため、自動的に再履修となる。
テキスト
/Required Texts
実験書を配布
参考図書
/Reference Books
1.「実験データを正しく扱うために」 化学同人編集部 編集、化学同人 (指定図書)
2.「イラストで見る化学実験の基礎知識」 飯田隆・菅原正雄・鈴鹿敢・辻智也・宮入伸一 編、丸善出版 (指定図書)
3.「生化学実験」 田代操 編、化学同人 (参考書)
4.「ていねいな生物学」羊土社(参考書)
5.「からだの働きからみる代謝の栄養学」 田川邦夫、丸善出版 (指定図書)
6.系統看護学講座 専門基礎分野「生化学 人体の構造と機能2」 三輪一智・中恵一、医学書院 (指定図書)
7.ミースフェルド生化学 水島昇 監訳、東京化学同人 (参考図書)
No.
/Time
主題と位置付け
/Subjects and position in the whole class
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
1 第1回 生化学実験I 概説 実習に際しての諸注意および生化学実験Iの実習内容を概説する。
2 第2回 レポートの書き方
実験器具の使い方
科学レポート(報告書)を作成し「伝える」ことについて学ぶ。また、実験器具について解説し、使い方を身につけるためのトレーニングを行う。
3 第3回 溶液の調製と濃度測定 生化学実験IおよびIIで用いる様々な試薬を調製し、化学実験の基礎となる試薬の調製法を身につける。
4 第4回 吸光度の測定(比色定量) ランベルトベールの法則および吸光光度計の使い方を学び、各種溶液の濃度測定法を身につける。
5 第5回 測定と検量線 最小二乗法を用いて近似式を算出し、検量線として活用する方法について学ぶ。また、コンピューターを用いたグラフ作成方法についても学ぶ。
6 第6回 pHの測定 pHの概念を学習し、様々な溶液のpHをpHメーターを使って測定する。また、緩衝液について学習する。
7 第7回 アミノ酸の定性 薄層クロマトグラフィーで化学的分析手法を学び、アミノ酸の性質について理解を深める。
8 第8回 試験 これまでの実験を振り返り、学習課題が着実に身についているか試験で評価する。

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