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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2024/04/16 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Class
生化学Ⅱ 【臨検】/Biochemistry Ⅱ
授業コード
/Class Code
B100092003
ナンバリングコード
/Numbering Code
NMTb006
開講キャンパス
/Campus
有瀬
開講所属
/Course
栄養学部/Nutrition
年度
/Year
2024年度/Academic Year  
開講区分
/Semester
後期/AUTUMN
曜日・時限
/Day, Period
月1(後期)/MON1(AUT.)
単位数
/Credits
2.0
主担当教員
/Main Instructor
鈴木 大介/SUZUKI DAISUKE
遠隔授業
/Remote lecture
No

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
鈴木 大介/SUZUKI DAISUKE 栄養学部/Nutrition
授業の方法
/Class Format
講義
授業の目的
/Class Purpose
この科目では、栄養学部のDPに示す「科学的根拠に基づいて健康について考察できること」、「栄養学・保健衛生学の学問領域において的確に判断できること」の基礎をなす知識の習得を目指す。

本科目は、臨床検査技師国家試験出題基準(ガイドライン)のI章-臨床検査総論(4病因・生体防御検査学 大項目1)、IV章-臨床化学(人体の構造と機能、生化学分析検査学 大項目1から13)の項に関連する。

本教科では、生体内情報伝達の分子機構、器官・組織の構造と機能、そして遺伝子制御の仕組みを中心に学習し、生化学的観点からみた基本的事項の理解を目的とする。

なお本講義は、大学・研究機関で分子細胞生物学、生化学、分子病態医化学の分野における研究・指導にあたってきた実務経験のある教員が担当することにより、生命科学における最新知見を含めて解説するものである。
到 達 目 標
/Class Objectives
生体内情報の伝達システムについて説明できる。
各器官・組織の構造と機能を司る分子機構について説明できる。
生体をプログラムする遺伝子の機能とその制御について説明できる。
授業のキーワード
/Keywords
情報伝達(ホルモン、受容体)、血液、生体色素、ビタミン、肺、腎臓、肝臓、筋肉、神経、結合織、骨組織、遺伝子
授業の進め方
/Method of Instruction
講義を中心に進めるが、対話型授業を重視し、受講生の参加意識を高める工夫を取り入れる。
履修するにあたって
/Instruction to Students
生体における化学分子の機能・役割について学ぶため、化学と生物学に関する科目の自学・復習が必須である。
授業時間外に必要な学修内容・時間
/Required Work and Hours outside of the Class
各回の授業内容は授業後に2時間かけて整理すること。また、生化学の理解は、化学・生物学をはじめ、生理学、解剖学、病理学等と強く関連する。そのため、他の科目で学んだ内容と関連づけて、毎日1時間、再整理し自学・復習に取り組むこと。
提出課題など
/Quiz,Report,etc
ミニテストおよびレポート課題を実施し、習熟度を測る。(未提出の場合は、単位取得の評価を行うことができない)
成績評価方法・基準
/Grading Method・Criteria
中間試験および定期試験を行い、それぞれ60%以上の得点で合格(単位認定基準をクリア)とする。
テキスト
/Required Texts
最新臨床検査学講座「生化学」 原諭吉・岡村直道・大城聰、医歯薬出版
参考図書
/Reference Books
1.系統看護学講座 専門基礎分野「生化学 人体の構造と機能2」 三輪一智・中恵一、医学書院 (指定図書)
2.「ていねいな生物学」羊土社(参考書) 
3.「からだの働きからみる代謝の栄養学」 田川邦夫、丸善出版 (指定図書)
4.ミースフェルド生化学 水島昇 監訳、東京化学同人 (指定図書)
5.「イラストレイテッド ハーパー・生化学」 丸善出版 (参考書)
6.ヴォート生化学(上)(下)東京化学同人 (参考書)
7.細胞の分子生物学  ニュートンプレス (参考書)
No.
/Time
主題と位置付け
/Subjects and position in the whole class
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
1 第1回 情報伝達物質の総論、ホルモン(1) 細胞間情報伝達について概説
2 第2回 ホルモン(2) 内分泌系(ホルモン)のシステムについて解説
3 第3回 細胞内情報伝達 細胞内情報伝達(セカンドメッセンジャー、Gたんぱく質共役受容体、リン酸化カスケード)について解説
4 第4回 血液の生化学(1) 体液の役割に基づき、生体における電解質・酸塩基平衡について解説
5 第5回 血液の生化学(2) 血液、血液細胞の機能・役割、血液凝固系について解説
6 第6回 生体色素 ヘモグロビン、ヘムの合成・分解について解説
7 第7回 中間試験 生化学Iの復習および生化学II第1-6回の中間試験
8 第8回 器官の生化学(1) 各器官・組織の生化学的特徴を解説 (肺、腎臓)
9 第9回 器官の生化学(2) 各器官・組織の生化学的特徴を解説 (肝臓、筋肉)
10 第10回 器官の生化学(3) 各器官・組織の生化学的特徴を解説 (神経、結合組織、骨組織)
11 第11回 遺伝子の生化学(1) 遺伝子とは(遺伝子、クロマチン、遺伝子の複製など)
12 第12回 遺伝子の生化学(2) 遺伝子発現調節(RNAへの転写)について解説
13 第13回 遺伝子の生化学(3) たんぱく質合成過程(翻訳)について解説
14 第14回 遺伝子の生化学(4) 遺伝子と疾患について解説
15 第15回 基礎エネルギー代謝 基礎代謝と活動代謝

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