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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2024/07/25 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Class
栄養学演習(2年次)/Seminar in Nutrition
授業コード
/Class Code
J000181011
ナンバリングコード
/Numbering Code
開講キャンパス
/Campus
有瀬
開講所属
/Course
修士/
年度
/Year
2024年度/Academic Year  
開講区分
/Semester
通年集中/FULL-YEAR INTENSIVE
曜日・時限
/Day, Period
他/OTHERS
単位数
/Credits
3.0
主担当教員
/Main Instructor
藤岡 由夫/FUJIOKA YOSHIO
遠隔授業
/Remote lecture
No

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
藤岡 由夫/FUJIOKA YOSHIO 栄養学部/Nutrition
授業の方法
/Class Format
対面授業(講義、実験)
授業の目的
/Class Purpose
糖尿病や脂質異常、高血圧、メタボリックシンドロームといった生活習慣病は狭心症や心筋梗塞、脳卒中、大動脈瘤などの動脈硬化性疾患の原因になります。そして、動脈硬化性疾患とその危険因子に対する理解と栄養学的知識と実際の作業を習得することが、がんや精神疾患、サルコペニアやフレイルのような低栄養と並んで、管理栄養士をはじめ栄養学を学修するものにとって重要です。
本演習では、動脈硬化性疾患の発症機序、病態、治療を学び、説明できること、併せて将来栄養教諭(専修免許教諭)として児童、生徒への食育を実践する基礎的事項を学修することを到達目標とします。
本講義は栄養学研究科のDPにおいて主に以下の点に主題を置きます。1. 栄養学に基づいた疾病予防および健康増進に必要な専門分野の高度な知識を修得して、課題を解決する能力を有する。2. 優れた人格・思考力・判断力を身につけ、管理栄養士・臨床検査技師あるいは栄養教諭などとして社会の発展と福祉に寄与できる高度な能力を有する。4. 適切な栄養指導、栄養管理、栄養療法を実践できるコミュニケーション能力をもち、医療従事者としてのモラルをもって信頼できる医療情報を提供できる。 
到 達 目 標
/Class Objectives
1年次の継続および応用として、内容は基本的に同じであるが難度をあげた目標とします。個体とその機能を構成する遺伝子レベル細胞レベルから組織・器官レベルまでの構造や機能を理解できる。個体として人体が行う食事、運動、休養などの基本的生活活動の機構、並びに環境変化に対する対応機構を理解できる。以上のような生化学的生理学的な課題のみならず、臨床疫学的思考を身に付け、臨床栄養学的問題に対応できる。またこれらに関する論文の読解と解釈ができる。以上の内容を修士課程2年をかけて習得する。
授業のキーワード
/Keywords
栄養生化学、栄養生理学、臨床疫学、臨床栄養学、動脈硬化、糖代謝、脂質代謝、栄養評価、臨床栄養学、Evidence-based medicine 
授業の進め方
/Method of Instruction
講義、実験演習を中心にすすめ、回ごとに口頭での質疑応答、論文の解説、実験の実際、さらにまとめでプレゼンテーションを実施します。1年次の内容よりも総論やメタ解析を扱う論文の読解を行います。実験は自ら行う時間を増やして、結果を分析討論する時間を増やします。レポート提出あり。
履修するにあたって
/Instruction to Students
栄養学演習は、解剖学、生化学、生理学、臨床栄養学、公衆栄養学の上に成り立つ科目ですので、これらの復習をしてください。人体の構造と仕組み、そして疾病の理解によって栄養学の習得につながります。  
授業時間外に必要な学修内容・時間
/Required Work and Hours outside of the Class
管理栄養士国家試験出題基準(ガイドライン)の「人体の構造と機能および疾病の成り立ち」に含まれる、臨床医学総論、生化学、生理学、公衆栄養学などの各講義のテキストおよび配布プリント教材を繰り返し復習してください。 復習は演習と同程度の時間を要します。
提出課題など
/Quiz,Report,etc
レポートおよび発表、レポートは採点し、フィードバックとして復習に用います。 
成績評価方法・基準
/Grading Method・Criteria
100%レポート課題で評価します。
テキスト
/Required Texts
臨床医学総論、基礎栄養学、臨床栄養学、公衆栄養学、応用栄養学および生化学生理学の教科書および関連プリント、そして演習で配布されるプリント 
参考図書
/Reference Books
動脈硬化性疾患予防ガイドライン、糖尿病診療ガイドライン、高血圧治療ガイドライン 
No.
/Time
主題と位置付け
/Subjects and position in the whole class
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
1 第1回-第5回 脂質代謝 細胞レベルにおけるコレステロールと脂肪酸の合成、および受容体を介した取り込み機構を理解する。関連論文抄読あり。
2 第6回-第10回 糖質代謝 膵臓、肝臓、筋肉、脂肪組織における糖代謝の関係を理解する。関連論文抄読あり。
3 第11回-第15回 血圧調節 腎疾患と糖代謝の関係を理解する。関連論文抄読あり。
4 第16回-第20回 脂肪組織 細胞レベルおよび腎尿細管におけるナトリウム調節を理解する。関連論文抄読あり。
5 第21回-第25回 心血管疾患の危険因子 疾患発症における主な危険因子(脂質、糖質、血圧の関与をまとめて理解する。関連論文抄読あり。
6 第26回-第29回 細胞実験及び分析の基礎  細胞培養の基礎的作業続いて基礎的分析を習得する。
7 第30回第41回 分析の実践 ウエスタンブロティング法、PCR法を習得する。
8 第42,43回 データ処理 これまで得られたデータをPCを用いて解析
9 第44回 発表練習 データのプレゼンテーション練習
10 第45回 発表 データのプレゼンテーション

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