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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2025/02/05 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Class
ICT実習Ⅱ 【(M)[人文]】/Information and Communication Technology Practice Ⅱ
授業コード
/Class Code
A005111017
ナンバリングコード
/Numbering Code
GENi008
開講キャンパス
/Campus
有瀬
開講所属
/Course
共通教育科目/
年度
/Year
2025年度/Academic Year  
開講区分
/Semester
後期/AUTUMN
曜日・時限
/Day, Period
土1(後期)/SAT1(AUT.)
単位数
/Credits
1.0
主担当教員
/Main Instructor
岡元 直樹/okamoto naoki
遠隔授業
/Remote lecture
No

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
岡元 直樹/okamoto naoki 共通教育センター
授業の方法
/Class Format
対面授業(講義・実習)
授業の目的
/Class Purpose
この科目は、共通教育科目のリテラシー科目群、情報分野に属しています。
全学DPに掲げる、広い教養を身につけること、獲得した知識や技能をもって社会に貢献する力を身につけることを目的とします。

当講義では[第三者による一定の評価に基づく、自信を持って実務を遂行できる Word・Excel スキル]の習得を目指します。
また、実務でチーム作業を行う際の注意点や、データをどのように活用するかについて学びます。
近年、企業にとってコンピューターの存在は必要不可欠のものとなっており、PC 操作については習得済みという前提で業務が組み立てられている場合も多く見受けられます。
また、何らかの業務に従事し始めた当初は、業務知識(業務遂行に必要な知識)の吸収に多くの時間を割く必要があり、PC 操作の学習・習得にまではなかなか手が回らないということもありがちな話です。
当講義によって、学業においても社会生活においても、PC 操作に手を取られることなく取り組むべき本質に集中できるようになっていただきたいと思います。

なお、この授業は、実務経験のある教員が担当しています。IT企業での業務を11年、学外(公的機関)での教育業務を16年経験しています。実務経験を生かした実践的な観点から情報に関する知識・スキル等を解説します。
到 達 目 標
/Class Objectives
1. オデッセイ コミュニケーションズ主催の MOS 試験(Excelスペシャリスト)合格相当の力を持っている
2. Word を利用し、複数ページで構成された文書を効率よく作成できる
3. Excel を利用し、集計及び簡単な分析を行える
4. 一般的なデータ交換についての知識を持ち、適切な方法でデータの受け渡しを行える
5. 多数のアカウントを安全に管理できる
6. 外部データの取り込みについて基礎的な作業を行える
7. Excel を使って最も基本的な意思決定支援を行える
授業のキーワード
/Keywords
Zoom、アカウント管理、パスワードマネージャー、KeePass、CSV、XML、JSON、WebAPI、データ分析、BI
授業の進め方
/Method of Instruction
各講義回では実習を中心に講義を行い、一部の回を除き、作成した成果物を提出してもらいます。
副教材として eラーニング教材「ななれ」を採用していますので、こちらを自学自習してください。
履修するにあたって
/Instruction to Students
(1) 遅刻について
当講義は実習が中心となるため、遅刻者対応は授業を一時的に中断させるということを認識しておいてください。

(2) 欠席について
欠席した場合は、次の講義までに必ず講義内容を自習してください。
講義開始 20 分以降に入室した学生は欠席とみなします。遅刻 3 回で欠席 1 回とし、欠席回数が全講義回数の 3 分の 1 を超えた場合は評価不能とみなします。

(3) アカウントについて
情報処理実習室の PC を利用する際は、ログイン用のアカウント情報(ユーザーIDとパスワード)が必要です。
手元に届いているアカウントが記載されたハガキを必ず持参してください。
紛失した場合は速やかに申し出てください。
アカウントの貸し借りは厳禁となっています。

(4) 講義に臨む姿勢について
各学生の PC 操作スキルには大きな開きがありますが、他人と比較することなく、自己のスキル向上に努めるようにしてください。

(5) 学習環境について
eラーニング教材 「ななれ」 を学習するため、自宅にPC環境を整えることが望ましいです。

PC を所有していない人は購入することを推奨します。
なお、大学情報処理実習室の PC の OS は Windows であり、Windows を基本として説明を行います。
授業時間外に必要な学修内容・時間
/Required Work and Hours outside of the Class
講義内で実施する理解度確認問題は eラーニング教材「ななれ」の課題 から出題されま
す。
指示された範囲を学習しておいてください。
当講義では MOS 模擬試験を講義内で実施し、評価の対象とします。

・学習に要する時間目安
- eラーニング教材「ななれ」の学習:1~2 時間/週(個人差あり)
- 試験対策:2~3 時間/週(試験直前対策として)
提出課題など
/Quiz,Report,etc
eラーニング教材「ななれ」を自学自習してください。
講義期間中に2回進捗状況を確認します。
「ななれ」の不明点については、講義時間内に質疑応答の時間を設けます。
また、Kgu-nanareのサイトから直接サポートに問い合わせることもできます。
しかし、自身の問題解決力養成のため、まずは自力で解決するようにしてください。

講義中の演習課題についてのフィードバックは講義時間内に行います。
成績評価方法・基準
/Grading Method・Criteria
以下の割合で総合的に評価します。
- テーマ別学習:15点(15点×提出率)
- eラーニング教材「ななれ」の課題:35 点(35点×提出率)
- 講義内に実施する小テスト:15 点(15点×得点率)
- 習熟度チェック:20 点(20 点×得点率)
- MOS 模擬試験:15 点(15 点×得点率)

単位取得には「ななれ」の学習を進めることと各種試験対策が必要です。
普段の取り組みが評点に反映されやすくなるよう、理解度確認問題は全て「ななれ」から抜粋して出題します。

各課題提出時、および試験時においてアカウントの貸し借りが判明した場合、両者とも0 点とみなします。
また、担当講師の許可なく、教室以外の場所で受験した場合や、講義時間外に受験した場合も 0 点とみなします。
テキスト
/Required Texts
eラーニング教材「ななれ」最新版
後期からの受講生は振込方法を案内しますので、初回登校日に教材費 2,000 円を持参してください。
未払いの場合は教材の試用となり、後期に必要な単元が学習できないので注意してください。
参考図書
/Reference Books
No.
/Time
主題と位置付け
/Subjects and position in the whole class
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
1 第1回 ガイダンスとZoomの活用 当講義の意義や進め方、注意事項、単位の評価基準などについて理解する。
Web会議ツールの一般的な特徴を理解し、その操作に慣れる。
この講義では Zoom を利用する。
2 第2回 Officeソフトの連携 個人でレポートなどを作成する際、根拠となるデータは Excel、文書自体は Word やPowerPoint といった具合に、各ソフトウェアの強みを活かしながら作成することはよくある。
共同作業においても、元データの収集・作成者と文書作成者が分かれていることもある。
ここでは、Word と Excel を協調させながらひとつの文書を作成する方法について実習する。
3 第3回 アカウントの管理 各種オンラインサービスを利用するために個人や企業が保持するアカウントの数は増加の一途を辿っている。それらの不適切な管理が招くリスクと安全な管理手段についての理解を深める。
ここでは KeePassXC を使用する。
4 第4回 円滑なチーム作業のための基礎演習 従業員が個人で所有する情報端末を職場に持ち込んで業務に使用することをBYOD というが、現代では、顧客やパートナー企業はもちろん、同僚ですら異なる情報端末やソフトウェアを利用していることがあり、情報連携の際は常に相手の環境への配慮が欠かせない。
ここでは、簡単な実習を通してデータ共有を行う際の注意点のいくつかを学ぶ。
5 第5回 Word レポート作成講座 Word のスタイル機能は、複数ページに渡る文書を作成する際に欠かせない機能だが、現実には有効に活用されていないケースが多々見られる。
ここでは、簡単な演習を通してスタイル活用の基本を学ぶ。
6 第6回 生成AIの概要と利用に関する注意 近年、飛躍的な進歩を遂げ、一般にも普及・利用されるようになった生成AIの概要と活用する際の注意点を学ぶ。
7 第7回 理解度確認問題(中間) 後期前半の「ななれ」学習範囲の理解度を確認する。
8 第8回 Excel 関数集中講座 Excel の関数に対する苦手意識解消を目的とし、関数の概念と利用方法について非常に簡単な例から再確認する。
9 第9回 外部データの活用 情報化社会は更に進み、アナログな手法で管理されていた情報はますますデジタル化され、相互に伝達されて活用されるようになっている。
ここでは、実習を通して Excel で外部データを活用する際の基礎を理解する。
10 第10回 Excelを活用した問題解決 現実に発生しうる問題について、それらを手持ちのソフトウェア(道具)を利用して解決する実習を行う。
11 第11回 Excelグラフ集中講座 Excel のグラフに対する苦手意識解消を目的とし、正しいグラフ種類の選択や見せ方について簡単な例から再確認する。
また、ヒストグラムや「ななれ」では扱わない箱ひげ図などの有用なグラフについて理解する。
12 第12回 ピボットテーブルの活用 ピボットテーブル、ピボットグラフを使用したデータ分析の方法を考察する。
アンケートの集計結果からデータの分析を行う。
13 第13回 理解度確認問題(期末) 後期後半の「ななれ」学習範囲の理解度を確認する。
14 第14回 MOS対策講座 MOS 試験の特徴や出題形式、合格へのポイントを理解する。
15 第15回 MOS模擬試験 MOS模擬試験を通し、自身の ICT スキルの第三者評価を確認する。

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