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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2024/04/12 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Class
地域コミュニティ入門(ポ)/Introduction to local community
授業コード
/Class Code
A004441501
ナンバリングコード
/Numbering Code
GENy001
開講キャンパス
/Campus
ポートアイランド
開講所属
/Course
共通教育科目/
年度
/Year
2024年度/Academic Year  
開講区分
/Semester
前期/SPRING
曜日・時限
/Day, Period
金1(前期)/FRI1(SPR.)
単位数
/Credits
2.0
主担当教員
/Main Instructor
飛田 敦子/HIDA ATUKO
遠隔授業
/Remote lecture
No

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
飛田 敦子/HIDA ATUKO 共通教育センター
授業の方法
/Class Format
全回とも対面形式で行います。

授業の目的
/Class Purpose
少子高齢化、人口減少、税収減、非正規雇用の増加、格差の拡大など、現代社会は様々な課題を抱えています。行政や企業だけでは、それらの課題すべてを解決するのは難しい時代となってきました。そこで注目されているのが、NPOや地域コミュニティといった地域に根差した機能です。高齢者、子ども、まちづくりなど、その分野は多岐にわたり、様々な事例が構築されています。また、それらの主体(地域コミュニティ、行政、企業など)がともに手を取り合って行動する「協働(きょうどう)」も、なくてはならない手法となってきました。

特に、2020年から2023年にかけて、新型コロナウイルスの影響で、対面して多様な人間関係を構築するのが難しい時期が続きました。リアルな交流の機会が激減する中で、高齢者の認知および身体機能の低下、産後うつを抱える親の増加など、自粛や孤立による社会課題が浮き彫りとなりました。「感染症による命のリスク」と「孤立による命のリスク」のバランスに苦慮しながらも、少しでも現状を打破しようとする挑戦も各地で生まれ、実を結んでいます。地域コミュニティの役割を再考するためにも、これらコロナ禍における取組事例も授業内で多数紹介します。

また、この授業では様々な分野で活躍する実践者の方にもゲストスピーカーとしてご登壇いただき、現場での様々なチャレンジに触れながら、地域コミュニティの実態や役割、またその可能性について共に考えたいと思います。

※担当教員はNPOや地域コミュニティをフィールドにした仕事に長年従事しており、「実務経験のある教員」です。
到 達 目 標
/Class Objectives
①地域コミュニティの抱える現代的課題の理解、②考える力の構築、③コミュニケーション力(話す力・聴く力・調整する力)の向上
授業のキーワード
/Keywords
地域コミュニティ、NPO、無縁社会、ソーシャル・キャピタル、協働、コロナ禍でのつながりづくり
授業の進め方
/Method of Instruction
① 学生、講師、ゲストスピーカーが皆で一緒に創る授業です。90分授業の前半を講義、後半をグループディスカッションやゲストスピーカーとの質疑応答等の参加型形式で行います。講義を聞いたり、板書したりするだけでなく、他人と議論することに重点を置き、「人と学び、人から学ぶ」授業を目指します。そのため、受身ではなく積極的な参加態度を求めます。
② ゲストスピーカーの関係で授業スケジュールや内容が変更する場合があります。
履修するにあたって
/Instruction to Students
講義を聞いたり、ノートテイクしたりするだけでなく、他人と議論することに重点を置き、「人と学び、人から学ぶ」授業を目指します。そのため、受身ではなく積極的な参加態度を求めます。
授業時間外に必要な学修内容・時間
/Required Work and Hours outside of the Class
授業時間外にも積極的に調べ、考え、学ぶ姿勢を奨励します。
提出課題など
/Quiz,Report,etc
成績評価方法・基準
/Grading Method・Criteria
授業ごとのコミュニケーションシート30%、中間レポート15%、グループワークで作成する企画書15%、期末試験40%
テキスト
/Required Texts
授業ごとに授業資料を配布します。
参考図書
/Reference Books
『つながるカフェ〜コミュニティの〈場〉をつくる方法〜』(山納洋著、学芸出版社、2016年)
『人口減少社会のデザイン』(広井良典著、東洋経済新報社、2019年)
『ネイバーフッドデザイン~まちを楽しみ、助け合う「暮らしのコミュニティ」のつくりかた~』(荒昌史著、英治出版、2022年)

No.
/Time
主題と位置付け
/Subjects and position in the whole class
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
1 第1回 ガイダンス 講義全体説明、オリエンテーション
2 第2回 なぜ今、地域コミュニティなのか?① 地域コミュニティが注目される理由〜社会の変化〜
3 第3回 なぜ今、地域コミュニティなのか?② 地域コミュニティが注目される理由〜家族の変化〜
4 第4回 事例紹介① 障がい者と地域コミュニティ 障がい者をとりまく環境と地域コミュニティ ★ゲストスピーカー 
5 第5回 事例紹介② 中間支援組織と地域コミュニティ  NPOや地域コミュニティ活動をサポートする中間支援の役割 
6 第6回 事例紹介③ 外国人と地域コミュニティ  外国人をとりまく環境と地域コミュニティ ★ゲストスピーカー 
7 第7回 事例紹介④ 高齢者と地域コミュニティ  高齢者をとりまく環境と地域コミュニティ  ★ゲストスピーカー  
8 第8回 事例紹介⑤ 地域組織と地域コミュニティ 地域組織による地域コミュニティの活動 ★ゲストスピーカー
9 第9回 前半授業のふりかえりと中間レポートの作成  前半の授業を振り返り、授業内で中間レポートを作成する
10 第10回 企業と地域コミュニティ  企業の持続可能性と地域コミュニティ   
★ゲストスピーカー 
11 第11回 行政と地域コミュニティ 行政によるアプローチと地域コミュニティ  ★ゲストスピーカー
12 第12回 多様な主体による”協働”の可能性  地域団体、NPO、行政、企業などがともに取り組む協働の事例とその可能性
13 第13回 グループワーク① 私たち大学生が地域コミュニティでできること 企画書作成①
14 第14回 グループワーク② 私たち大学生が地域コミュニティでできること 企画書作成②
15 第15回 発表、まとめ グループで作成した企画書の発表と授業のまとめ

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