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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2025/02/05 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Class
初級中国語Ⅱa (読解)【イ[人文]】/Elementary Chinese Ⅱa
授業コード
/Class Code
A003341006
ナンバリングコード
/Numbering Code
GENe004
開講キャンパス
/Campus
有瀬
開講所属
/Course
共通教育科目/
年度
/Year
2025年度/Academic Year  
開講区分
/Semester
後期/AUTUMN
曜日・時限
/Day, Period
火2(後期)/TUE2(AUT.)
単位数
/Credits
1.0
主担当教員
/Main Instructor
上田 なおみ/UEDA NAOMI
遠隔授業
/Remote lecture
No

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
上田 なおみ/UEDA NAOMI 共通教育センター
授業の方法
/Class Format
対面授業(講義・演習)
授業の目的
/Class Purpose
 全学のDPに掲げられている「自分の意見を口頭や文書によって表現し、相手の意見を理解することで、良好なコミュニケーションをとることができる」ようになることを目的とする。
 中国語を読む・聞く・書く訓練を通して、中国や中国語の使われる地域の文化や社会に関するさまざまな情報を中国語で受信し、自分の意見や主張を中国語で発信する初歩的能力を身につけることを目指す。
到 達 目 標
/Class Objectives
1.中国語のすべての音節を聞き分け、発音することができる。(技能)
2.基礎的な単語約1000から成る文や文章を、漢字だけを頼りに正しく発音し、正しい簡体字で書くことができる。(知識・技能)
3.中国語の基本文法を把握し、基礎的な文章を読解し、簡単な文や文章を書くことができる。(知識・技能)
4.日本中国語検定協会の実施する中国語検定試験(中検)で初歩から2番目の級である4級に合格することができる。また、中華人民共和国教育部(日本の文部科学省に相当)に直属する中外語言交流合作中心(Center for Language Education and Cooperation)が主催し中華人民共和国政府が認定する漢語水平考試(Hanyu Shuiping Kaoshi、HSK、Chinese Proficiency Test)で初歩から2番目の級である2級に合格することができる。(技能)

中国語検定試験(中検)の難易度・認定基準
(日本中国語検定協会の資料を元に作成)
準4級:
・学習を進めていく上での基礎的知識を身につけている。
 (大学の第二外国語における半年以上の学習程度。)
・基本単語約400、日常あいさつ語約80から成る問題を解くことができる。
4級:
・平易な中国語を聞き、話すことができる。
 (大学の第二外国語における一年以上の学習程度。)
・常用語約1000から成る問題を解くことができる。

漢語水平考試(HSK)の難易度・認定基準
(HSK日本実施委員会の資料を元に作成)
1級:
・中国語の非常に簡単な単語とフレーズを理解、使用することができ、具体的なコミュニケーションを行うことができる。中国語学習するための基礎能力も備えている。
・大学の第二外国語において半年程度学習して到達するレベル。
・150程度の常用単語と文法知識を習得している。
2級:
・身近な日常生活の話題について簡単で直接的な交流ができ、初級中国語の上位レベルに達している。
・大学の第二外国語において一年程度学習して到達するレベル。
・300語程度の常用単語と文法知識を習得している。
授業のキーワード
/Keywords
中国語、初級、文法、読解、中検4級、HSK2級
授業の進め方
/Method of Instruction
1.教科書の本文・例文を漢字だけでノートに書き写す。(予習・授業)
2.本文・例文の解説を聞きながら自分の理解や気づきなどを適宜ノートにメモし、内容を理解した上で、音読練習を繰り返す。(授業・復習)
3.筆記や口頭などによる練習を行い、理解を深め、技能を定着させる。(授業・復習)
4.音読・空所補充・単語整序・中文日訳・日文中訳などによる小テストを行う。(授業・復習)
履修するにあたって
/Instruction to Students
1.初級中国語は再履修クラスを除きⅠa・Ⅰb・Ⅱa・Ⅱbの全てを一括で履修しなければならない。
2.中国語を学習するための専用ノートを1冊用意して授業に臨むこと。ノート持参の有無も成績評価の対象となる。
3.中国語(漢族語・漢語)は、日本語は日本語と異なる言語である。このことを常に意識しながら学習していっ てほしい。
4.発音は、ひとたび身にについてしまうと、あとで矯正することが難しい。先生の指導に従い、手本の音声を真似しながら、正しい発音の習得を心がけてほしい。
授業時間外に必要な学修内容・時間
/Required Work and Hours outside of the Class
多くの学生にとって中国語を学ぶのは初めてであろう。初めての外国語を学ぶには予習よりも復習に力を注ぐべきである。前回の授業で学んだ知識や技能を着実に身につけた上で新しい授業に臨んでほしい。教科書に附属の音声を聞きながら何度も音読して口に慣らしておくこと。音声はMP3形式のファイルをWebからダウンロードするようになっている。授業の準備や復習を十分に行おうとすれば、30分以上の時間が必要である。通学時などの隙間時間を利用することも一つの方法である。
提出課題など
/Quiz,Report,etc
授業の状況により、筆写したノートの提出が求められることがある。この課題は成績評価の対象となる。評価・コメントを附し、次回の授業で返却する。
成績評価方法・基準
/Grading Method・Criteria
1.授業中の質疑・発表・ノート・小テストなどに対する評価20%
2.学期末に授業内で行う漢字試験の結果に対する評価20%
3.全クラス統一で行う定期試験の結果に対する評価60%
授業への出席回数が2/3に満たない、または定期試験を受けなかった者の成績は、「評価なし /」とする。
テキスト
/Required Texts
中山文・池田磨左文・于耀明・傍島史奈・山本透江『みんなの中国語――読物編』 白帝社  2012年 2500円+税
みんなの中国語【読物編】音声ファイルをダウンロードするためのWebページ
参考図書
/Reference Books
1.北京・ 商務印書館 小学館『中日辞典 第3版』 小学館 2016年 7500円+ 税
2.相原茂・石田知子・戸沼市子『Why?にこたえるはじめての中国語の文法書 新訂版』 同学社 2016年 2500円+税
No.
/Time
主題と位置付け
/Subjects and position in the whole class
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
1 第1回 教科書前半の復習 発⾳篇から第6課までのおさらい
2 第2回 第7課
わたしは日本料理もイタリア料理も作ることができます
1.助動詞“想”;
 前置詞“在”
2.助動詞“会”
3.程度補語
3 第3回 第8課
わたしはインターネットをしているところです
1.動作の進行を表わす文
2.近接未来を表す文
3.動詞“打算”
4.兼語文(1) 動詞“请”
4 第4回 第9課
わたしは母といっしょに韓国へ行ったことがあります
1.名詞を修飾する方法(2);
 動態助詞“过”
2.結果補語;
 助動詞“可以”;
 「…だけでなく,しかも…」
5 第5回 第7-9課
復習
第7-9課の復習;
肯定否定疑問文(3)
いろいろな国
6 第6回 第10課
“長城に到らざれば好漢に非ず”と書いてあります
1.程度を強調する言い方
2.場所を表わす語句;
 動態助詞“着”;
 存現文
7 第7回 第11課
わたしは少しも理解できませんでした
1.可能補語;
 「すこしも…ない」
2.「…なので,だから…」
3.前置詞“把”;
 副詞“别”
8 第8回 第12課
もう少しで雨に濡れるところでした
1.前置詞“从”;
 副詞“就”;
 動態助詞“着”
2.副詞“差点儿”;
 前置詞“被”
9 第9回 第10-12課
復習
第10-12課の復習;
肯定否定疑問文(4);
時や場所などを強調する文
万里の長城
10 第10回 第13課
母と姉にシルクのスカーフを2枚買いました
1.助動詞“要”;
 副詞“不用”;
 副詞“不要”
2.前置詞“给”
3.比較を表わす文(2)
4.副詞“才”
中国のお金
11 第11回 第14課
日本に持って帰って家族に味わってもらいたい
1.方向補語
 方向補語を伴う動詞と目的語の位置
2.兼語文(2) 動詞“让”・“叫”
3.動詞の重ね型
12 第12回 第15課
地下鉄を出て右に曲がります
1.前置詞“向”・“往”
2.副詞“边”
3.副詞“越”
13 第13回 第13-15課
復習
第13-15課の復習
14 第14回 漢字試験 第7~15課「課文」の全てについて
漢字(簡体字)書き取り試験を行う。
1.日本語漢字を簡体字に書き換え
 (10問・配点10)
2.中国語ピンインを簡体字に書き換え
 (10問・配点10)
15 第15回 総合復習 第7課から第15課までで学習した内容をすべておさらいし、理解の確認と記憶の定着を図る。

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