科目一覧へ戻る | 2024/07/25 現在 |
開講科目名 /Class |
消費者心理学/Consumer Psychology |
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授業コード /Class Code |
BC00701001 |
ナンバリングコード /Numbering Code |
PSYc501 |
開講キャンパス /Campus |
有瀬 |
開講所属 /Course |
心理学部/Psychology |
年度 /Year |
2024年度/Academic Year |
開講区分 /Semester |
前期/SPRING |
曜日・時限 /Day, Period |
月3(前期)/MON3(SPR.) |
単位数 /Credits |
2.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
広沢 俊宗/HIROSAWA TOSHIMUNE |
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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広沢 俊宗/HIROSAWA TOSHIMUNE | 心理学部/Psychology |
授業の方法 /Class Format |
対面授業(遠隔授業になる場合には、事前に連絡を行います) |
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授業の目的 /Class Purpose |
消費者として人間を捉えた場合、すべての企業活動は、直接的・間接的に消費者を対象として行われている。その成功・不成功は、いかにして消費者の需要を喚起し、それを満たすための商品・サービスを生産・供給するかにかかっている。そのためには、消費者がどのようなニーズ(欲求)を持ち、どのような商品により強い魅力を感じるのかを掌握する必要がある。また、そのような魅力を消費者に印象づけるためにはどのような広告を制作すれば良いのか、消費者がある商品を買おうと決定するまでには、どのような考え方の道筋をたどるのか、といったことを知る必要もある。 そこで、この授業では、消費者の意思決定過程と情報処理、消費者の個人内要因と心理学的機能、消費者を取り巻く外部環境要因の3つの視点から消費者の心理と行動について学習する。 |
到 達 目 標 /Class Objectives |
消費者心理学の主要な理論が理解でき、説明できる。(知識) 授業で学習した消費者心理学の主要な理論を活用して、実際の消費行動に活用できる。(態度・習慣技能) |
授業のキーワード /Keywords |
消費者、ミステリーショッパー |
授業の進め方 /Method of Instruction |
観察法については講義とグループワーク、消費者心理学の各論については、パワポ提出・発表によって授業を進めます。また、授業内で適宜、質問時間を設けます。授業外で質問のある場合は、以下に連絡して下さい。hirosawa@psy.kobegakuin.ac.jp その際、タイトルに学籍番号・氏名を明記して下さい。 |
履修するにあたって /Instruction to Students |
日常生活における消費行動、消費者心理について、常日頃から「何でだろう」という意識を持って観察して下さい。 |
授業時間外に必要な学修内容・時間 /Required Work and Hours outside of the Class |
テキストを中心に毎回の授業前に発表される章を熟読し(120分)、授業終了時には復習を行ってください。(60分)。また、観察法の計画、実施(120分)およびパワポ作成までは、グループワークを活用します。 |
提出課題など /Quiz,Report,etc |
ワークシート、パワポ提出・発表、総括レポート |
成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
1)パワポ提出・発表(30%)→テキスト担当個所を的確に要約し、解説して下さい。 2)観察法に関わるワークシート(個人)、パワポ提出・発表(40%) 3)総括レポート(30%)→設定されたテーマについて、テキスト以外の文献もしくは論文 を引用し、論理的に考察して下さい。 これらをあわせて、100%で評価します。 |
テキスト /Required Texts |
杉本徹雄編著 『新・消費者理解のための心理学』 福村出版 |
参考図書 /Reference Books |
随時、紹介します。 |
No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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1 | 第1回 | ガイダンス | 科目内容とねらい、評価方法、授業の進め方(レジュメ提出・発表)について説明します。そして、消費者心理学とはどのような学問かを考えます。 | |
2 | 第2回 | 観察法①ー観察調査の基礎とグループ編成ー | 観察調査の基礎について学習し、4~5人のグループで観察対象を議論します。 | |
3 | 第3回 | 観察法②ーミステリーショッパーとその実施計画ー | 観察シートの作成とその実施計画について議論します。 | |
4 | 第4回 | 消費者行動への心理学的接近 | 消費者行動研究の目的、方法、捉え方、推移について学びます。 | パワポ作成と発表 |
5 | 第5回 | 消費者の意思決定過程 | 消費者の意思決定過程について、意思決定モデルをもとに考察します。 | パワポ作成と発表 |
6 | 第6回 | 消費者の意思決定過程に及ぼす現象 | 消費者の決定フレーミング、心理的財布、選択ヒューリスティクスなどについて学習します。 | パワポ作成と発表 |
7 | 第7回 | 記憶 | 記憶のメカニズムと知識について、消費者の情報処理との関連から検討します。 | パワポ作成と発表 |
8 | 第8回 | 動機づけと感情 | 消費者行動における動機づけと感情の役割について理解します。 | パワポ作成と発表 |
9 | 第9回 | 消費者の態度形成と変容 | ある商品に対する消費者の態度はどのようにして形成され、また、どうすれば変容させることができるのであろうか。そして、その態度は本当に購買行動に結びついているのであろうか。これらのテーマについて考察していきます。 | パワポ作成と発表 |
10 | 第10回 | 消費者の関与 | 関与概念の重要性と背景、関与と購買意思決定、関与と広告情報処理等について学習します。 | パワポ作成と発表 |
11 | 第11回 | 消費者の個人特性 | 消費者行動の個人差と、それを規定している個人特性としての心理的要因について考察します。 | パワポ作成と発表 |
12 | 第12回 | 消費者を取り巻く状況要因 | 消費者行動を規定するさまざまな状況要因について考察します。 | パワポ作成と発表 |
13 | 第13回 | 観察法③ーフィールドリサーチとデータ分析ー | ミステリーショッパーで得られたデータを分析し、パワポ、発表原稿を作成する。 | |
14 | 第14回 | 発表とディスカッション(1) | フィールドリサーチとその成果を発表し、ディスカッションを行う。 | パワポ作成と発表 |
15 | 第15回 | 発表とディスカッション(2) | フィールドリサーチとその成果を発表し、ディスカッションを行う。 | パワポ作成と発表 |