科目一覧へ戻る | 2024/07/25 現在 |
開講科目名 /Class |
障害者・障害児心理学/障害児者心理学(障害者・障害児心理学)/Psychology for Adults & Children with Disabilities |
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授業コード /Class Code |
BC00532001 |
ナンバリングコード /Numbering Code |
PSYb501 |
開講キャンパス /Campus |
有瀬 |
開講所属 /Course |
心理学部/Psychology |
年度 /Year |
2024年度/Academic Year |
開講区分 /Semester |
前期/SPRING |
曜日・時限 /Day, Period |
火4(前期)/TUE4(SPR.) |
単位数 /Credits |
2.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
筒井 優介/TSUTSUI YUSUKE |
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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筒井 優介/TSUTSUI YUSUKE | 心理学部/Psychology |
授業の方法 /Class Format |
対面授業(講義) |
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授業の目的 /Class Purpose |
この科目は心理学部DPに示す「1.心理学の専門的知識を習得し、医療・福祉・教育・産業・司法などの分野で専門知識を生かすことができる」、「4.社会の中で身の回りにある事象を観察し、問題の有無を適切に判断し、それを解決することができる」ことを目指す。 本授業では、障害福祉現場において生じる問題とその背景について理解し、必要な心理的支援を理解することを目的とする。 なお、本授業は教育・医療・産業領域において臨床業務に関わり、10年間の心理的支援の実務経験を有する臨床心理士・公認心理師である教員が担当している。 |
到 達 目 標 /Class Objectives |
・現在の障害福祉に関わる問題とその背景について説明できる(知識) ・障害福祉領域における要心理支援者に対して必要な支援の手立てを考えることができる(思考力) ・現在生じている社会的問題について他者と協議し、解決のために協働することができる(態度) |
授業のキーワード /Keywords |
障害者総合支援法、発達障害者支援法、障害児者に対する心理的支援の技法 |
授業の進め方 /Method of Instruction |
講義形式を中心に各回のテーマについて、テキストや配布資料に沿って授業を進める。 |
履修するにあたって /Instruction to Students |
各回のテーマについて、各自で問題を意識し、社会の成員としてできることを考えてほしい。 |
授業時間外に必要な学修内容・時間 /Required Work and Hours outside of the Class |
事前学習:各回のシラバスの内容を確認し、当該のテーマにおける書籍、新聞記事等に目を通しておくこと(30分) 事後学習:各回の講義内容について整理し、身近な障害福祉施設や事業にも意識を向け、障害児者福祉の現場の実際的な理解につなげること(30分) |
提出課題など /Quiz,Report,etc |
各回の授業後に振り返り課題を課します。 また、小テストおよびレポートをMoodleにて実施いたします。 |
成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
各授業後の振り返り課題(30%) 小テスト(35%) レポート(35%) |
テキスト /Required Texts |
障害者・障害児心理学:公認心理師スタンダードテキストシリーズ13 下山晴彦・佐藤隆夫・本郷一夫(監修) 2022年 ミネルヴァ書房(2,400円+税) |
参考図書 /Reference Books |
障害者・障害児心理学:公認心理師の基礎と実践13 柘植雅義・石倉建二・野口和人・本田秀夫(編) 2020年 遠見書房 障害のある子が将来にわたって受けられるサービスのすべて 渡部伸(監修) 2019年 自由国民社 |
No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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1 | 第1回 | オリエンテーション | 本授業の進め方を説明するとともに、本授業で学ぶ内容の概観を示す。 | |
2 | 第2回 | 障害概念の歴史的変遷 | 障害概念の歴史的変遷や、障害者総合支援法の成り立ち・意義について理解する | |
3 | 第3回 | 保育・教育現場における障害児への対応 | 障害の早期発見と早期支援の重要性について理解する | |
4 | 第4回 | 知的障害の概要 | 知的障害の定義やアセスメント、支援のあり方を概観する | |
5 | 第5回 | 自閉スペクトラム症の概要 | 自閉スペクトラム症の定義や特徴、支援のあり方を概観する | |
6 | 第6回 | コミュニケーション障害の概要 | 発声・発語や言語、コミュニケーションに関連する障害について、特徴や支援のあり方を概観する | |
7 | 第7回 | 限局性学習症および注意欠如・多動症の概要 | 限局性学習症および注意欠如・多動症の定義や特徴、支援のあり方を概観する | |
8 | 第8回 | 身体障害および運動障害の概要 | 身体障害および運動障害の定義や特徴、支援のあり方を概観する | |
9 | 第9回 | 視覚障害および聴覚障害の概要 | 視覚障害および聴覚障害の定義や特徴、支援のあり方を概観する | |
10 | 第10回 | 高次脳機能障害の概要 | 高次脳機能障害の定義やアセスメント、支援のあり方を概観する | |
11 | 第11回 | 精神障害の概要 | 精神障害の定義や特徴、支援のあり方を概観する | |
12 | 第12回 | 保護者・きょうだいへの支援 | 障害児者をとりまく家族である保護者やきょうだいの支援に関する現状と課題、支援のあり方を概観する | |
13 | 第13回 | 障害者の就労支援 | 障害者の就労に対する支援について、現在の制度と支援のあり方を理解する | |
14 | 第14回 | 障害者の施設・地域での支援 | 成人期以降の障害者の支援に関する制度を概観し、私設や地域での支援について理解する | |
15 | 第15回 | まとめ | 障害児者の心理的背景を理解するとともに、支援について検討する |