科目一覧へ戻る | 2024/07/25 現在 |
開講科目名 /Class |
行動科学概論/Introduction to Behavioral Science |
---|---|
授業コード /Class Code |
BC00021001 |
ナンバリングコード /Numbering Code |
PSYa401 |
開講キャンパス /Campus |
有瀬 |
開講所属 /Course |
心理学部/Psychology |
年度 /Year |
2024年度/Academic Year |
開講区分 /Semester |
後期/AUTUMN |
曜日・時限 /Day, Period |
火3(後期)/TUE3(AUT.) |
単位数 /Credits |
2.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
越川 陽介/KOSHIKAWA YOSUKE |
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
---|---|
越川 陽介/KOSHIKAWA YOSUKE | 心理学部/Psychology |
授業の方法 /Class Format |
対面授業(講義) |
---|---|
授業の目的 /Class Purpose |
本講義は、人間の行動を科学的に研究する学術分野である行動科学論について学習します。この講義の目的は、行動科学論はベースとなる学問が多岐に渡りますが特に心理学の視点から学ぶこと、また、健康行動科学を中心として取り扱うことで、自身の生活と照らし合わせ、健康行動について振り返っていただくことを目的とします。本講義での学習を通して健康に関する人間行動について理解し、それを必要な他者に伝えられるようになることを目指します。これらは心理学部のDP2「社会人として幅広い教養を身につけている。」およびDP5「心理学の専門知識や研究成果を第三者に適切に伝えることができる」の習得に該当します。 また、知識の習得のみならず、自分の健康の変化を感じ取れるようになるなどの技能習得の初歩も体得することも目的とします。 なお、本授業は、健康行動の改善などの支援及び一次予防活動を10年以上行っている教員によって実施します。 |
到 達 目 標 /Class Objectives |
・健康行動に関して個人、個人間、集団におけるモデルや理論について説明できる[知識] ・健康と病気の間である未病について説明できる[知識] ・自身の健康度を高めるためにフォーカシングの考え方を活用できる[知識・態度] |
授業のキーワード /Keywords |
行動科学、健康行動科学、ストレス、未病、フォーカシング、メンタルヘルス |
授業の進め方 /Method of Instruction |
講義を中心として進行します。その中で個人及び周囲のグループで行うワークを取り入れながら自ら考える機会を持ちながら授業を行います。また、moodleを用いて意見を求めながら受講生の意見をリアルタイムで確認していきながら双方向的な授業運営を想定しています。 |
履修するにあたって /Instruction to Students |
座学だけでなく、個人もしくはペア、複数人でのワークの実施も行う予定です。 |
授業時間外に必要な学修内容・時間 /Required Work and Hours outside of the Class |
事後学習として各回の配布資料を用いた復習を行うこと(目安として60分)。試験の前には自ら手を動かし能動的に授業のポイントを整理し,理解を深めておくこと(目安として3〜4時間)。 |
提出課題など /Quiz,Report,etc |
毎授業時にその回に関する小レポート課題の提出。 また、第15回には課題の提出があります。 |
成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
①期末課題(50%)、②各回の小テストもしくは小レポート(30%)、③授業への積極性(各回の授業に関する感想や質問にて評価:20%)をもって、評価する。 |
テキスト /Required Texts |
|
参考図書 /Reference Books |
畑栄一, 土井由利子. 行動科学改訂第2版 健康づくりのための理論と応用. 南江堂. 2009. 一般社団法人 日本健康教育学会. 健康行動理論による研究と実践. 医学書院. 2019. |
No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
---|---|---|---|---|
1 | 第1回 | オリエンテーション | 講義の枠組みの説明、行動科学論に関して概略を説明します。 | |
2 | 第2回 | 行動科学と行動変容 | 行動変容に関する基本的な考え方について学びます。 | |
3 | 第3回 | 健康行動理論の変遷1 | 健康行動理論に関してその歴史的な変遷や基本的な用語の定義について学びます。 | |
4 | 第4回 | 健康行動理論の変遷2 | 健康行動理論のモデルについて事例について紹介し具体的なイメージを持って学びます。 | |
5 | 第5回 | 個人レベルの理論とモデル1 | KAPモデルやヘルスビリーフモデルなどのモデルについて学びます。 | |
6 | 第6回 | 個人レベルの理論とモデル2 | トランスセオレティカルモデルなどのモデル、また、個人レベルにおける行動変容における概念について学びます。 | |
7 | 第7回 | 個人間レベルの理論とモデル1 | 健康行動に関する個人間レベルの理論について、社会的認知理論や社会関係に関する理論について学びます。 | |
8 | 第8回 | 個人間レベルの理論とモデル2 | ストレスと健康に関する理論と対応について学びます。 | |
9 | 第9回 | 集団レベルの理論とモデル | 集団レベルの理論とモデルについて、コミュニティビルディングやイノベーション普及理論について学びます。 | |
10 | 第10回 | 多様な介入について考える | 健康行動とヘルスリテラシーや行動経済学との関係について学びます。 | |
11 | 第11回 | 健康行動における未病とメンタルヘルスについて | 健康と病気の間の未病やメンタルヘルスにおける未病について学びます。 | |
12 | 第12回 | メンタルヘルスの未病対策のための方法としてのフォーカシング1 | メンタルヘルスの未病への対処のための方略としてのフォーカシングを学びます。 | |
13 | 第13回 | メンタルヘルスの未病対策のための方法としてのフォーカシング2 | 自己理解を促すためのはじめの一歩として自身の感じている感覚に注目する練習をします。 | |
14 | 第14回 | メンタルヘルスの未病対策のための方法としてのフォーカシング3 | ストレス対処の一環として自分の気持ちと上手に付き合う方法としてクリアリング・ア・スペースを学びます。 | |
15 | 第15回 | まとめ | これまで学んできた内容を振り返る課題を行っていただきます。 |