科目一覧へ戻る | 2024/07/29 現在 |
開講科目名 /Class |
社会防災テーマ型実習C/Practice of Social Disaster Prevention of Specific Theme C |
---|---|
授業コード /Class Code |
BA02121001 |
ナンバリングコード /Numbering Code |
SDMf011 |
開講キャンパス /Campus |
ポートアイランド |
開講所属 /Course |
現代社会学部/Contemporary Social Studies |
年度 /Year |
2024年度/Academic Year |
開講区分 /Semester |
後期/AUTUMN |
曜日・時限 /Day, Period |
火3(後期)/TUE3(AUT.) |
単位数 /Credits |
1.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
吉椿 雅道/YOSHITUBAKI MASAMICHI |
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
---|---|
斉藤 容子/SAITO YOUKO | 現代社会学部/Contemporary Social Studies |
吉椿 雅道/YOSHITUBAKI MASAMICHI | 現代社会学部/Contemporary Social Studies |
頼政 良太/YORIMASA RYOTA | 現代社会学部/Contemporary Social Studies |
授業の方法 /Class Format |
対面授業で、スクリーンでPPTを使った講義やワークショップ形式で行います。また動画なども時々活用します。 |
---|---|
授業の目的 /Class Purpose |
近年多発する大規模災害や紛争、感染症などの対応は公助だけではなく、市民による共助が必須です。 本講義は、実際にNGOを設立する事をテーマにして、そこに至るまでに必要な知識や情報などを講義で学びます。そして社会におけるNGOなどの市民社会の意義についても学生自身が自分事として考えます。 この授業を通して学ぶ以下の項目は、本学のDPに適ったものです。 1.災害支援や防災の専門知識や技能を身につける事で将来的に起きうる災害への対応を学ぶ。 2.国内外の災害や復興支援を通して海外の文化や習慣、価値観を共有し、地球市民としての意識を育む。 3.市民社会の一員として、NGOなどの視点で考えることで、多様な価値観、支援形態を学び、異なる立場の人たちの意見を知ることで社会貢献を担う。 なお、本科目の講義内容は、1995年の阪神・淡路大震災以降、29年間、国内外の災害現場でNGO職員としてボランティア活動や復興支援に従事し、豊富な実務経験を有した教員と被災地での実務経験の豊富な講師陣の実践を元に構成しています。 |
到 達 目 標 /Class Objectives |
学生は、以下の目標に到達することができます。 ・学生は、阪神淡路大震災から29年の国内外の災害や復興の事例を通じて、災害復興の基礎的な知識を得る事ができます。 ・学生は、海外の災害の事例を学ぶことで、世界と日本、世界と自分の関係性を知り、学生自身にできることの一歩を踏み出す事ができます。 ・学生は、災害NGOというものを学ぶことで、社会貢献や将来の働き方について考え、社会の一員として自らの行動変容を起こすことができます。 |
授業のキーワード /Keywords |
災害支援、国際協力、NGO、市民社会、SDGs |
授業の進め方 /Method of Instruction |
講義形式やワークショップ形式で授業を進めますが、随時質問を学生に投げかけていきます。また、またオムニバス形式で各回スピーカーを迎え、ワークショップでグループディスカッションなども行います。「対面授業および遠隔授業併用」 |
履修するにあたって /Instruction to Students |
・授業中の私語は禁ずる。 ・原則、遅刻は認めない。 |
授業時間外に必要な学修内容・時間 /Required Work and Hours outside of the Class |
CODEのHPやFBを通じてその活動を積極的に学んでください。また災害ボランティアなどにも参加してください。 その他、CODEに関連する書籍「KOBE発災害救援」(神戸新聞総合出版センター)や「ボランティアが社会を変える」(関西看護出版社)「災害から一人ひとりを守る」(神戸大学出版社)などを読むことを進めます。(目安として1時間程度) |
提出課題など /Quiz,Report,etc |
また各回のコメントカードなどを提出してもらいます。なお、コメントカードに対するフィードバックなどは次の回の冒頭で行います。また、不定期にレポートを書いてもらいます。 |
成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
各回の出席70% 各回のコメントカードの提出20% 授業中の質疑応答など10% 以上を総合的に評価します。 |
テキスト /Required Texts |
「災害から一人ひとりを守る」吉椿雅道、他共著(2019 神戸大学出版) 「暮らしのアナーキズム」松村圭一郎(2021 ミシマ社) 「グローバル支援の人類学」信田敏宏、白川千尋(2017 昭和堂) *学生が購入する必要はありません。読みたい方はお貸しします。 |
参考図書 /Reference Books |
「KOBE発災害救援」(神戸新聞総合出版センター) 「ボランティアが社会を変える」(関西看護出版社) |
No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
---|---|---|---|---|
1 | 第1回 | ガイダンス(世界の災害) | 本講義全体のテーマについて説明し、世界の現状について理解します。 | |
2 | 第2回 | NGOとボランティア | 災害時のNGOやボランティアの役割か価値について事例を交えて学びます。 | |
3 | 第3回 | 日本の災害NGOとボランティア | 阪神・淡路大震災を機に設立されたNGOやその後のボランティアの在り方を考えます。 | |
4 | 第4回 | 海外でのNGO活動 | 事例を交えて海外での災害時のNGOの動きなど学びます。 | |
5 | 第5回 | 市民社会とNGO | 市民社会とは何か、NGOとの関係について理解を深めます。 | |
6 | 第6回 | 現代社会とジェンダー | 災害時のジェンダーの問題を通して現代社会の問題を考えます。 | |
7 | 第7回 | 緊急支援から復興・防災へ | 災害直後の緊急支援から復興・防災への道筋名の中でNGOの役割について学びます。 | |
8 | 第8回 | コミュニティ防災 | 小さな単位での防災を海外の事例を紹介しながら考えます。 | |
9 | 第9回 | 災害とフィールドワーク | 災害支援に必要な地域の暮らしを知るフィールドワークについて考えます。 | |
10 | 第10回 | NGOを作るワーク① | 実際にNGO設立するためにワークを行います。①は、社会課題とミッション | |
11 | 第11回 | NGOを作るワーク② | 実際にNGO設立するためにワークを行います。②は、NGO設立の準備(資金、メンバーなど) | |
12 | 第12回 | NGOを作るワーク③ | 実際にNGO設立するためにワークを行います。③は、運営と活動 | |
13 | 第13回 | NGOを作るワーク④ | 実際にNGO設立するためにワークを行います。④は、社会的意義 | |
14 | 第14回 | NGOを作るワーク⑤ | 実際にNGO設立するためにワークを行います。⑤は、ポスターセッション作成準備 | |
15 | 第15回 | ポスターセッション | 5回のワークを経て、実際に立ち上げたNGOについてポスターセッションで競います。 |