科目一覧へ戻る | 2024/07/29 現在 |
開講科目名 /Class |
現代社会基礎実習Ⅰ/Research Practice Experience Ⅰ |
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授業コード /Class Code |
BA01931003 |
ナンバリングコード /Numbering Code |
CSSf001 |
開講キャンパス /Campus |
ポートアイランド |
開講所属 /Course |
現代社会学部/Contemporary Social Studies |
年度 /Year |
2024年度/Academic Year |
開講区分 /Semester |
前期/SPRING |
曜日・時限 /Day, Period |
金4(前期)/FRI4(SPR.) |
単位数 /Credits |
1.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
日髙 謙一/HIDAKA KENICHI |
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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日髙 謙一/HIDAKA KENICHI | 現代社会学科/Contemporary Social Studies |
授業の方法 /Class Format |
対面授業(実習) |
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授業の目的 /Class Purpose |
自治会、町内会、子供会など様々な団体が地域活動を行なっている。これらはある一定の範囲の地域で生活する人たちの団体である。その地域の課題に協力して「共益」を目的とした組織である。しかし、これらは任意団体(法律的な根拠がない)で、加入することは強制されるものではない。こうした地域活動に参加したくないと考える人も少なくない。どんな活動が行われているか知らない人も少なくない。 そのため、地域の人たちの地域活動への関心の低下、地域活動に参加する人数の減少、さらには自治会、町内会などの団体への加入率の低下、ひいては自治会、町内会の解散などの事態が生じている。 このゼミナールでは様々な地域活動を取材し、また普段はあえて声に出さない住民の多様な地域への想いを調査し、住民どうしのコミュニケーションの土台を作るためそうした想いを共有する方法を考えることを目標とする。 本実習はゼミナールⅠと連動して開講される。現代社会基礎実習Ⅰは学外におけるアクティブ・ラーニングを中心にプログラムが構成されている。その学外研修における調査課題を設定し、調査し、地域に意見を述べ、提案することができるようになることを目的とする、実践的教育から構成される授業科目である。 現代社会基礎実習AにおけるPBL(project based learning)を取り組むために必要な知識、資料収集のスキルを獲得し(DP1)、思考・判断する能力(DP2)を育てることを目的とする。 |
到 達 目 標 /Class Objectives |
フィールドワークに必要な取材の技能を修得する。 様々な利害、価値観を持つ人に対するインタビューの技能を修得する。 論理と感情の両面から情報の伝え方を考えることができる。 |
授業のキーワード /Keywords |
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授業の進め方 /Method of Instruction |
小グループでフィールドワーク計画、実施、情報整理し、クラス全体で共有する。 地域の方々に対して調査結果を発表し、それついてディスカッションを行う。 成果と活動内容を伝える広報紙を作成する。 |
履修するにあたって /Instruction to Students |
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授業時間外に必要な学修内容・時間 /Required Work and Hours outside of the Class |
フィールド調査やその結果の整理に30時間以上の授業外学修が必要である。 |
提出課題など /Quiz,Report,etc |
教員による各回のフィードバックの他、成果物については地域住民のフィードバックをもとに振り返る。 |
成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
フィールド調査の内容と発表70%、ディスカッションへの関わり30% |
テキスト /Required Texts |
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参考図書 /Reference Books |
No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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1 | 第1回 | オリエンテーション | 授業の進め方、スケジュール、取り組む課題等についてオリエンテーションを行い、チームを編成する。 | |
2 | 第2回 | 地域活動の担い手に聞く① | ゲストスピーカーを招き、その地域の特性、町内会や自治会という組織について、また町内会や自治会がどのような活動を行っているのか、質疑と議論を通じて理解を深める。 | |
3 | 第3回 | インタビューの練習 | インタビューの心構え、準備、技法を学び、履修生どうしのロールプレイングによる練習を行う。 | |
4 | 第4回 | インタビューの計画① | インタビュー記録用機器を用いて実際のインタビュー場面を想定した練習と振り返りを行う。 | |
5 | 第5回 | 現地訪問とインタビュー結果の整理① | 1回目の現地訪問とインタビューを行い、その結果を整理、分析する。 | |
6 | 第6回 | 地域活動の担い手に聞く② | ゲストスピーカーを招き、その地域の特性、町内会や自治会という組織について、また町内会や自治会がどのような活動を行っているのか、質疑と議論を通じて理解を深める。 | |
7 | 第7回 | 地域活動の担い手に聞く③ | ゲストスピーカーを招き、その地域の特性、町内会や自治会という組織について、また町内会や自治会がどのような活動を行っているのか、質疑と議論を通じて理解を深める。 | |
8 | 第8回 | インタビューの計画② | 2回目の現地インタビューに向けて、1回目の現地インタビューの反省を踏まえて準備、練習する。 | |
9 | 第9回 | 現地訪問とインタビュー結果の整理② | 2回目の現地訪問とインタビューを行い、その結果を整理、分析する。 | |
10 | 第10回 | インタビュー情報の共有 | インタビュー結果の発表と議論を通じて2回のインタビュー結果をクラス全体で共有する。 | |
11 | 第11回 | ワークショップの発表資料作成 | インタビュー結果から、それぞれの立場からの地域への思い、自治会への意見をワークショップにおける発表資料としてまとめる。 | |
12 | 第12回 | ワークショップの準備 | ワークショップ運営の準備とリハーサルを行う。 | |
13 | 第13回 | ワークショップの実施と振り返り | 地域住民と学生によるワークショップ「自治会の活動を整理する」を開催し、意見を整理する。 | |
14 | 第14回 | 成果物の制作 | フィールド調査やワークショップで得た知識や新たな気づきを整理し、調査で訪問した自治会・地域への自治会組織運営に関する提言をまとめる。 | |
15 | 第15回 | 成果物の制作と発表 | 提言を完成させ、発表する。 |