科目一覧へ戻る | 2024/07/29 現在 |
開講科目名 /Class |
企業社会貢献研究/Study of Corporate Social Services |
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授業コード /Class Code |
BA01702001 |
ナンバリングコード /Numbering Code |
SDMh011 |
開講キャンパス /Campus |
ポートアイランド |
開講所属 /Course |
現代社会学部/Contemporary Social Studies |
年度 /Year |
2024年度/Academic Year |
開講区分 /Semester |
後期/AUTUMN |
曜日・時限 /Day, Period |
金2(後期)/FRI2(AUT.) |
単位数 /Credits |
2.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
寺岡 剛太/teraoka kota |
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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川畑 恵子/KAWAHATA KEIKO | 現代社会学部/Contemporary Social Studies |
神崎 英徳/KANZAKI HIRONORI | 現代社会学部/Contemporary Social Studies |
寺岡 剛太/teraoka kota | 現代社会学部/Contemporary Social Studies |
友田 景/TOMODA KEI | 現代社会学部/Contemporary Social Studies |
授業の方法 /Class Format |
「講義」と「演習」を中心に授業をいます。 講義は対面授業にて行います。 11月から12月にかけて事例研究の一環としてフィールドワークを1回実施します。(予定) |
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授業の目的 /Class Purpose |
現代社会学部 社会防災学科のディプロマ・ポリシーである ①(知識・技能) 社会科学および人文科学を中心とした学際的な学修を通じて、現代社会で起こりうる災害に対する事前の備えや、事後の社会的混乱の最小化を実現するための専門知識を身につけ活用することができる。 ②(思考力・判断力・表現力等の能力) 現代社会における防災に係る社会的諸問題を学際的かつ科学的に把握するとともに、解決の方途を探究し、自らその解決策を実践することができる。 ③(主体性を持って多様な人びとと共同して学ぶ態度) グローバルな視野を有した一市民としての自覚と自ら成長し続ける意欲を有するとともに、価値観、意見、立場の異なるさまざまな人びとと議論し、学びを深め、協働して社会に貢献することができる。 以上3点の能力の獲得のうち、特に③の(主体性を持って多様な人びとと共同して学ぶ態度)の向上に資することを授業の主たる目的とします。 そのため、この講義では社会に貢献するマインドと能力を身につけるために、企業の社会貢献について多角的に学びます。 具体的方法として、講義形式にとどまらずワークショップや具体的な事例研究を通して、将来社会人として地域や社会との関係性の考察を深める機会を作ります。企業社会貢献の歴史や現状、理念など必要な知識だけでなく、総合的、多角的な視点で情報収集・考察する習慣や態度、それらをわかりやすく発表し伝える技能を習得することを目的とします。 本講義は実務経験のある教員による実践的教育から構成される科目です。 さらに実際に社会貢献に取り組む企業人をゲストに招くなど実践的な視点を重視します。 また、講義期間中にフィールドワークを取り入れる予定です。 (講師の主な授業内容) 寺岡は、企業やNPOでの経験から、生徒ひとりひとりがこの授業で得る「学び」を深めるための「ふり返り」や「発表」を支援します。理事等で直接的に関係する団体事例もいくつか紹介します。 友田は、企業の社会的責任や社会貢献のCSR歴史的系譜から、実際に企業がどのようにCSRに取り組んでいくのか、SDGsの原型となる組織の社会的責任の国際規格であるISO26000をベースしたワークショップをどう経営戦略にいかしているのかなどを考察します。 神崎は、CSR検定事務局やメディアとしての取材の中で出会った、興味深い社会貢献やCSRの実践者を中心にフィールドワークを行い、現地にてインタビュー形式で実践事例を掘り下げていきます。 川畑は、NPOやソーシャルビジネス⽀援の実践経験をもとに、企業とNPOの協働や連携についての現状を解説します。前半は公共の担い手と協働のありかた。協働における企業の役割を考えます。後半では、統計資料やCSRレポートから企業社会貢献の考察を深めます。最終回は、企業の社会貢献活動についてCSRレポートやインタビューなどによって各⾃の視点で調査し、レポートにまとめてもらいます。講義で報告していただき、意⾒交換することにより、考察を深めます。 |
到 達 目 標 /Class Objectives |
①卒業後社会人となった時に、企業人として、また一市民として社会課題を的確に把握して解決に向けて貢献できる ②就職活動(卒業後の働き方)を考える時に、社会貢献という視点を持つことができる |
授業のキーワード /Keywords |
企業の社会貢献、CSR、CSV、NPO、ソーシャルビジネス、企業コンプライアンス、 ESD、ESG、ESG投資、ISO26000、中間支援NPO、SDGs、ローカルSDGs、地域循環共生圏 |
授業の進め方 /Method of Instruction |
ワークショップを適宜行い、講師と受講生、または学生同士双方向のコミュニケーションを重視します。 講義出席の確認及び評価は各回ごとに ①manabaの各講義欄へのコメント内容にて行う場合 ②出席カードの記載、回収にて行う場合 の2種類があります。 また各講義欄manabaには講義の事前、または事後に講義資料を可能な限り掲載します。 コメントは講義⽇から⼀週間(次の講義の前⽇まで)の書き込みを基本とします。 それ以降の書き込みは基本的にできません。 |
履修するにあたって /Instruction to Students |
2年次の専門分野科目でCSR論を履修していることが望ましいです。 日常から企業社会貢献の事例やNPOなどの社会課題解決に向けた取り組み事例に関する情報収集に努め授業に参加することが望ましいです。 講義中のワークショップやプレゼンでは、積極的に質問したり意見を述べることで議論が深められるように参加することが望ましいです。 |
授業時間外に必要な学修内容・時間 /Required Work and Hours outside of the Class |
事例研究と各課題レポートの作成。3時間程度。 |
提出課題など /Quiz,Report,etc |
■提出課題は2種類(5つ) ①「各講義」課題レポート(4つ) ・寺岡先生、友田先生、神崎先生、川畑先生4名より各講義に対する「提出課題」 の指示に従いレポートを提出 ②「講義科目」課題レポート(1つ) ・寺岡先生より本講義科目に対する「提出課題」の指示に従いレポートを提出 ※提出物は講義内及び 「manaba course」 https://css-manaba2.kobegakuin.ac.jp/ct/login にて指示します。 各種の提出物に対しては必要に応じ同じく 「manaba course」にてフィードバックを行います。 |
成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
①授業への積極的な参加と理解30% ・各講義への出席および講義へのコメント提出 ・フィールドワーク講義は1日で2回出席扱いとします。 ②「各講義」課題レポート60% ・寺岡先生・友田先生・川畑先生・神崎先生4名の各課題レポート 各15% 計60% ③・寺岡先生による「授業科目」全体に対する課題レポート10% |
テキスト /Required Texts |
特になし。 |
参考図書 /Reference Books |
『入門 企業と社会』 佐々木利廣 大室悦賀編著 2015年 中央経済社 2600円+税 『ソーシャル・イノベーション 思いとアイデアの力』 小池 洋次 編著 2015年 関西学院大学出版社 2400円+税 |
No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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1 | 第1回 9/20 | 講義ガイダンス (寺岡) | 本講義のスタンスや考え方などをガイダンスします。また、現時点で企業の社会貢献について知っていることの目線合わせをします。 |
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2 | 第2回 9/27 | 講義の学びのためのオリエンテーション(寺岡) | ガイダンスで確認した現在地から今後の講義のによって到達したい4か月後の自分を設定します。 | |
3 | 第3回 10/4 | CSR論①(友田) | 企業の社会的責任や社会貢献の歴史を学ぶ | |
4 | 第4回 10/11 | CSR論②(友田) | 企業の不祥事、ケーススタディから考えるコンプライアンス | |
5 | 第5回 10/18 | CSR論③(友田) | 社会的責任の事例研究 | |
6 | 第6回 10/25 | 社会貢献と協働①(川畑) | 公共の担うのは誰か、協働の考え方 | |
7 | 第7回 11/8 | 社会貢献と協働②(川畑) | 企業が社会で果たすべき役割、社会貢献の歴史 | |
8 | 第8回 11/15 | 事例研究①(神崎) | 講義内にて社会貢献、CSRの実践事例をインタビュー 神戸近郊、大阪近郊の企業を予定しています。 |
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9 | 第9回(休講) | 11/29がフィールドワークのため講義は準備休講とします。 | (11/29の講義参加をもって11/22,11/29の 2回分の出席とします。) | (11/29の講義参加をもって11/22,11/29の 2回分の出席とします。) |
10 | 第10回 11/29 | フィールドワークによる事例研究(神崎) | フィールドワーク先で社会貢献、CSRの実践事例をインタビュー 神戸近郊、大阪近郊の企業を予定しています。 |
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11 | 第11回 12/6 | 課題研究①(川畑) | 統計や資料からみる企業の社会貢献 | |
12 | 第12回 12/13 | 課題研究②(川畑) | CSRレポート、統合報告書、環境報告書を読む | |
13 | 第13回 12/20 | 課題研究③(川畑) | 課題レポートの発表と意見交換 | |
14 | 第14回 1/10 | 企業社会貢献のこれから①(寺岡) | 寺岡が関わる団体の事例提供、及び意見交換 | |
15 | 第15回 1/17 | 企業社会貢献のこれから②(寺岡) | 最後の講義としてこれまでの講義全体をふり返りながら、これからの企業社会貢献について意見交換、これまでの総括をします。 |