科目一覧へ戻る | 2024/07/29 現在 |
開講科目名 /Class |
メディア社会学【2023年度入学生~】/社会と文化Ⅰ【2022年度以前入学生】/Media Sociology |
---|---|
授業コード /Class Code |
BA00962001 |
ナンバリングコード /Numbering Code |
CSSi004/CSSi005 |
開講キャンパス /Campus |
ポートアイランド |
開講所属 /Course |
現代社会学部/Contemporary Social Studies |
年度 /Year |
2024年度/Academic Year |
開講区分 /Semester |
前期/SPRING |
曜日・時限 /Day, Period |
木1(前期)/THU1(SPR.) |
単位数 /Credits |
2.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
鈴木 洋仁/SUZUKI HIROHITO |
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
---|---|
鈴木 洋仁/SUZUKI HIROHITO | 現代社会学科/Contemporary Social Studies |
授業の方法 /Class Format |
講義形式です。適宜、アンケートなどを実施し、みなさんからの積極的な参加を求めます。毎回、授業の終わりに「フィードバックシート」として、その回へのご質問や、学んだこと、気になったことなどを提出していただきます。 また、メディアの現場で活躍されているゲストに来ていただき、みなさんと一緒に考える機会を数回設けます。 |
---|---|
授業の目的 /Class Purpose |
「好きなもの」を通したマス・メディア社会学;みなさんの「好きなもの」は、なんですか? SNS、動画サイト、電話、テレビ、チャット、映画、雑誌、本・・・。さまざまなマス・メディアにおける「好きなもの」を通して、その現代社会における意義を考えます。担当講師は、新卒で大阪のテレビ局に務めたのち、IT企業で動画配信サービスを担当しました。 この授業では、そうした実務経験のある教員の「現場」での体験をふまえつつ、みなさんの「好きなもの」を素材としてメディア社会学を考えます。 動画配信サービスや、スマホアプリについては、講師よりも受講生のみなさんのほうがはるかに詳しい。講師の知見を教える、というよりも、みなさんからのフィードバックや情報を提供してもらい、既存の議論との接点を見いだそうと試みます。 マスコミは、現在ではしばしば「マスゴミ」と批判されます。メディア不信とも言われます。しかし私たちは、「本当に」マスコミやマス・メディアを信じていないのでしょうか? スマホやSNSを通じてやりとりされる膨大な情報は、何によって伝わり、どのように信頼度を担保されているのでしょうか? とはいえ、「メディアは必要だ」とか、「メディア・リテラシーが大事だ」といった、優等生的な結論に落とし込みたいわけでは、まったくありません。 各回の「フィードバックシート」(ミニッツ・レポート)でも、最終レポートでも、そうしたお決まりの文言を求めていません。 それよりも、みなさん自身が、ふだんの生活のなかで、「好きなもの」を通して、どのようにメディアと接しているのかを見直していただきたいし、講師にも、そのきっかけを作っていただきたい。 講師の体験だけではなく、みなさんの「好きなもの」を通したメディア社会学として、コメント・ご感想・ご意見をくださると幸いです。 また講師は、「専門家」としてメディアにコメントを寄せる立場でもあります。 https://news.yahoo.co.jp/profile/commentator/suzukihirohito/comments こうした日々の話題についても、受講生からの意見を得ながら、原理的・理論的な考察を進めていきます。この科目は、ディプロマ・ポリシーの1.知識・技能のうち、「諸事象を多面的、総合的に理解し、その知識を活用すること」に関連します。 この科目は「実務経験のある教員」によるものです。 |
到 達 目 標 /Class Objectives |
・現代社会における、マス・メディア(社会学)の位置を理解する。 ・メディアの必要性(の有無)を、「じぶんのこと」として考え直す。 |
授業のキーワード /Keywords |
メディア、マスコミ、リテラシー |
授業の進め方 /Method of Instruction |
毎回、授業の冒頭で、前回の授業へのみなさんからのコメントをご紹介します。そのコメントをもとに、復習するとともに、あたらしい内容を講義します。 |
履修するにあたって /Instruction to Students |
日々の出来事やニュースなど、気になったことを教えてください。 |
授業時間外に必要な学修内容・時間 /Required Work and Hours outside of the Class |
各回授業の事前・事後に2時間程度を要します。講義中に紹介した参考書、動画、ニュース等に、できるかぎり目を通してください。 |
提出課題など /Quiz,Report,etc |
毎回のフィードバックシートをご提出いただきますとともに、学期末にレポートをご提出いただきます。みなさんのお答えは、全員で共有し、教員からは、それにくわえて個別にフィードバックいたします。 |
成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
学期末のレポート(70%)、毎回の出席(30%)。 *受講者数に応じて少し変更する可能性があります。詳細は講義中、および、manabaにて、できるだけ早くお知らせします。 |
テキスト /Required Texts |
テキストは使用しません。 |
参考図書 /Reference Books |
授業中に適宜ご紹介します。 |
No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
---|---|---|---|---|
1 | 第1回 | はじめに(導入) | メディアと日常生活:メディアは必要か?その内容を考える。 | |
2 | 第2回 | ネットを考える。 | メディアと日常生活:メディアは必要か?その内容を考える。 | |
3 | 第3回 | メディア批判を考える。 | マスコミと「マスゴミ」:大衆社会と民主主義について理解する。 | |
4 | 第4回 | メディアのいま(1) | SNSとのつきあい方について理解する。 | |
5 | 第5回 | メディアのいま(2) | 音声メディアとのつきあい方について理解する。 | |
6 | 第6回 | メディアの歴史(1) | 近代日本社会と新聞について理解する。 | |
7 | 第7回 | メディアの歴史(2) | 戦後日本社会とテレビについて理解する。 | |
8 | 第8回 | メディア社会学とは何か? | 学問としてのメディア社会学を解説する。 | |
9 | 第9回 | メディアとしての広告 | ステマとは何か?その内容を考える。 | |
10 | 第10回 | メディアとしての電話 | 「長電話」とは何か?その内容を考える。 | |
11 | 第11回 | インターネットとメディア(1) | メディアを読む意味について考える。 | |
12 | 第12回 | インターネットとメディア(2) | メディアを見る・聞く意味について考える。 | |
13 | 第13回 | メディアとしてのコメンテーター | 「コメンテーター」とは誰か?を考える。 | |
14 | 第14回 | インターネットのマス・メディア化 | 動画配信ビジネスのこれからを考える。 | |
15 | 第15回 | これからのメディア論 | メディア論の未来を展望する。 |