科目一覧へ戻る | 2024/07/29 現在 |
開講科目名 /Class |
観光学/Tourism Studies |
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授業コード /Class Code |
BA00881001 |
ナンバリングコード /Numbering Code |
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開講キャンパス /Campus |
ポートアイランド |
開講所属 /Course |
現代社会学部/Contemporary Social Studies |
年度 /Year |
2024年度/Academic Year |
開講区分 /Semester |
後期/AUTUMN |
曜日・時限 /Day, Period |
木1(後期)/THU1(AUT.) |
単位数 /Credits |
2.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
竹内 利江/TAKEUCHI TOSHIE |
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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竹内 利江/TAKEUCHI TOSHIE | 経営学部/Business Administration |
授業の方法 /Class Format |
「講義」「演習」 |
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授業の目的 /Class Purpose |
この科目は、現代社会学部のDPに示す、現代社会における人びとの暮らし、仕事と産業、および文化の形成に係る諸事象を多面的、総合的に理解し、その知識を活用することができるようになることを目指す。 観光学とは、観光に関わる人や組織、観光地や観光産業など、観光を総合的に研究する学問である。授業では日本の観光の動向を把握した上で、事例を通して地域が創り出す新たな観光事業を学び、持続可能な視点からDMO(Destination Management / Marketing Organization)を核とする地域観光への理解を深めることを目的とする。 |
到 達 目 標 /Class Objectives |
・基礎的な専門用語を用いて、日本の観光の現状と課題について説明できる。 ・地域DMOの事業に対して、持続可能な観光の視点で意見を述べることができる。 ・グループワークを通して、コミュニケーション力、プレゼンテーション力及び ファシリテーションスキルを向上させる。 |
授業のキーワード /Keywords |
地域観光、DMO、観光地経営、観光地域づくり |
授業の進め方 /Method of Instruction |
・講義を中心に進めます。 ・授業の後半に少人数のグループワークを行います。 履修人数によって、後半の授業計画を修正する場合があります。 |
履修するにあたって /Instruction to Students |
・共通教育科目の「地域学入門C(現代観光論)」を履修していることが望ましい。 ・テキストは用いません。レジュメと参考資料は配布します。 ・毎回、講義内容に関するコメントを提出してもらいます。 ・グループワークへの積極的な参加を求めます。 |
授業時間外に必要な学修内容・時間 /Required Work and Hours outside of the Class |
・授業の予習・復習で2時間程度。 ・課題、レポートおよび発表資料の作成で15時間程度。 ・国際観光と国内観光の動向、観光地や地方自治体の観光振興など、観光に関わる ニュースに関心を持ってください。 |
提出課題など /Quiz,Report,etc |
・授業内で小テストを行い、正答について解説します。 ・ケーススタディの授業(5回)では、毎回、課題に答えてもらいます。 模範解答を提示し、解説します。 ・地域DMOが設立されている自治体の調査レポートを提出してもらいます。 レポートに対してコメントを返します。調査内容は、初回の授業で説明します。 ・グループで作成した発表資料を提出してもらいます。 発表に対する全員のコメントを共有し、講評を行います。 |
成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
・小テスト 20% ・課題 20% ・レポート 60% 調査内容の妥当性について評価します。 グループで作成した発表資料を含めて総合評価します。 |
テキスト /Required Texts |
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参考図書 /Reference Books |
・高橋一夫著『DMO 観光地経営のリノベーション』学芸出版社、2017年。 ・日本政策投資銀行 地域企画部著『観光DMO設計・運営のポイント―DMOで 追求する真の観光振興とその先にある地域活性化』ダイヤモンド社、2017年。 ・竹内正人・竹内利江・山田浩之編著『入門観光学[改訂版]』ミネルヴァ書房、 2024年。 その他、参考文献や参考サイトは授業中に適時紹介します。 |
No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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1 | 第1回 | ガイダンス 観光とは何か | 授業の目的、進め方や課題レポートについて確認し、観光の定義や形態等、観光の基本を学ぶ。 | |
2 | 第2回 | 観光政策と戦後日本の観光 | 日本の観光政策の流れを踏まえ、戦後の観光に関わる動きを確認する。 | |
3 | 第3回 | 地域観光とDMO | 観光まちづくりと観光庁の観光地域づくり政策を学び、DMOへの理解を深める。 | |
4 | 第4回 | 観光産業 | 旅行業、宿泊業、運輸業といった主要な観光産業の動きを理解する。 | |
5 | 第5回 | 日本の旅行市場 | 『観光白書』をベースに、日本の旅行市場の動向を学ぶ。 | |
6 | 第6回 | 訪日旅行の現状と課題 | 国籍・地域別訪日旅行の特徴をグループで調査・発表し、訪日旅行への理解を深める。 | |
7 | 第7回 | ケーススタディⅠ 兵庫五国と神戸観光 |
地域連携DMO「ひょうご観光本部」と地域DMO「神戸観光局」の戦略を通して兵庫と神戸観光の課題を振考える。 | |
8 | 第8回 | ケーススタディⅡ 日本の温泉と別府観光 |
重要な宿泊地・観光地である温泉地の現状と課題を確認し、別府市を事例に地域おこしモデル事業となった「オンパク」の考え方を学ぶ。 | |
9 | 第9回 | ケーススタディⅢ 世界遺産と長崎観光 |
長崎市を事例に、世界遺産登録が観光への影響とまちあるき観光の先駆けとなった「長崎さるく」について学ぶ。 | |
10 | 第10回 | ケーススタディⅣ 歴史文化遺産と金沢観光 |
歴史文化都市・金沢市を事例に、景観保護への取組み、伝統文化を活かした観光振興について学ぶ。 | |
11 | 第11回 | ケーススタディⅤ リゾートと北海道観光 |
北海道観光のゴールデンルート(旭川~美瑛~富良野)の形成、近年におけるスノーリゾートとしての北海道の取組みや課題について考える。 | |
12 | 第12回 | 持続可能な観光地経営 | 小テストとケーススタディについて振り返り、持続可能な観光地経営について考える。 | |
13 | 第13回 | 地域DMOの調査研究Ⅰ | 地域DMOに関する調査レポートをもとに少人数でのグループワークを行う。調査内容について比較、意見交換し、ワークシートに整理して発表資料を作成する。 | |
14 | 第14回 | 地域DMOの調査研究Ⅱ | 作成した資料をもとにグループ発表を行い、観光地の現状と課題、地域DMOの戦略について全員でディスカッションを行う。 | |
15 | 第15回 | 地域DMOの調査研究Ⅲ | 各地域DMOによる観光地経営についての理解を深め、グループワークの振り返りを行う。 |