科目一覧へ戻る | 2024/07/24 現在 |
開講科目名 /Class |
ユニバーサルデザイン概論 【21~】/Universal Design |
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授業コード /Class Code |
B704351001 |
ナンバリングコード /Numbering Code |
RSRe406 |
開講キャンパス /Campus |
有瀬 |
開講所属 /Course |
総合リハビリテーション学部/Rehabilitation |
年度 /Year |
2024年度/Academic Year |
開講区分 /Semester |
後期/AUTUMN |
曜日・時限 /Day, Period |
月5(後期)/MON5(AUT.) |
単位数 /Credits |
1.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
糟谷 佐紀/KASUYA SAKI |
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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糟谷 佐紀/KASUYA SAKI | 社会リハビリテーション学科/Social Rehabilitation |
授業の方法 /Class Format |
講義 |
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授業の目的 /Class Purpose |
本科目の目的は、障害者・高齢者などの特別なニーズに応えるだけではなく、はじめから誰にでも使いやすいデザインであることを設計概念とするユニバーサルデザインに関する基礎知識の習得、自ら事例を発見できる力を身に付けることである。なお、学科DP1(人間性・教養)、DP2(知識・技能)、DP6(倫理)に関連する科目である。 本科目の担当者は、建築設計事務所で住宅設計に携わった後、リハビリテーションセンターにて障害者の生活環境等の改善に関わった、実務経験のある教員である。 |
到 達 目 標 /Class Objectives |
ユニバーサルデザインの概念を説明できるようになる。(知識) ユニバーサルデザインの活用例について事例を用いて説明できるようになる。(知識) ユニバーサルデザインの視点でまちづくりやものづくり、仕組みづくりを考えられるようになる。(態度・習慣) ユニバーサルデザインの視点でキャンパス内を調査し、工夫や未整備な点を見つけることができる。(技能) |
授業のキーワード /Keywords |
ユニバーサルデザイン、ノーマライゼーション、アクセシビリティ、ものづくり、まちづくり |
授業の進め方 /Method of Instruction |
1回目はオリエンテーションとし、講義の進め方等について説明する。 講義の中で、ユニバーサルデザイン商品を触ったり使ったりする。 |
履修するにあたって /Instruction to Students |
・20分以上の遅刻は特別な事情がない限り、欠席とみなす。 ・講義中の私語、飲食、迷惑行為(携帯、メール、ゲーム等)を禁ず。 |
授業時間外に必要な学修内容・時間 /Required Work and Hours outside of the Class |
日常生活において、街や建物、交通機関や道具などをユニバーサルデザインの視点で見るようにする。(目安として週に1回程度)(事前・事後学習各1時間程度) |
提出課題など /Quiz,Report,etc |
毎回の講義のコメントとして質問があった場合、その次の講義にて回答する。最終レポートに対して、コメントをつけて返却する。 |
成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
毎回の講義終了後に出席カードに書くコメント30%、最終レポート70%にて評価する。 定期試験は行わないが、出席回数が講義回数の3分の2に満たない場合は、成績評価の対象から外す。 |
テキスト /Required Texts |
なし |
参考図書 /Reference Books |
梶本久夫監訳「ユニバーサルデザイン ハンドブック」丸善(株)出版事業部 25,000円(税別) 関根千佳「ユニバーサルデザインのちから」生産性出版 1500円(税別) |
No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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1 | 第1回 | オリエンテーション 障害者、高齢者、多様性への理解 |
講義の進め方、評価方法などを理解する。 様々な障害、加齢による身体変化などを学び、社会的な不利、使用困難な道具や環境について理解を深める。 |
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2 | 第2回 | ユニバーサルデザインの背景と7原則 福祉のまちづくりに関する法律 |
ユニバーサルデザインの概念が生まれた背景と、ユニバーサルデザインの概念、7原則を理解し、説明できるようになる。 バリアフリー法、障害者権利条約、障害者差別解消法などを理解し、説明できるようになる。 |
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3 | 第3回 | 移動しやすさ①: まちのユニバーサルデザイン |
街や建築物、バスや電車、駅舎等の交通機関について事例を通して学ぶ。自らも発見できるようになる。 | |
4 | 第4回 | 移動しやすさ②: キャンパスのユニバーサルデザイン |
有瀬キャンパスの中のユニバーサルデザインを発見する。初めて有瀬キャンパスに来た人が迷わずに目的の場所に行ける「わかりやすさ」、移動に困難を感じる人が問題なくキャンパス内を移動できる「移動しやすさ」を、グループにわかれて調査する。 | |
5 | 第5回 | 住みやすさ・使いやすさ: 住宅、ものづくりのユニバーサルデザイン |
調理器具などを用いて、実際の作業を行いながら使いやすさを考える。 ユニバーサルデザイン概念で作られた調理器具、食器、文房具やおもちゃなどを使用しながら、商品の工夫、対象者などを理解する。身の回りの製品について、どのようにすれば使いやすくなるかを検討する。 |
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6 | 第6回 | つながりやすさ: ICTのユニバーサルデザイン |
パソコン、携帯用端末などのユニバーサルデザインについて、先端事例を通して学ぶ。自らの使用するパソコン、携帯用端末における工夫を発見する。 | |
7 | 第7回 | 参加しやすさ: ユニバーサルツーリズム ユニバーサルサービス スポーツのユニバーサルデザイン |
誰もがあきらめることなく楽しむことができる旅行のあり方を学ぶ。 高齢者、障害者を含むすべての人に対するユニバーサルサービスについて学ぶ。多くの接客業がユニバーサルサービスを学ぶ実態を把握する。 パラリンピックの種目などを通じて、スポーツにおけるUDを理解する。 |
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8 | 第8回 | わかりやすさ: 伝え方のユニバーサルデザイン |
障害のある人・ない人にも伝わりやすい文章の書き方、見せ方、伝え方を学ぶ。「わかりやすい版」として作成された行政等のパンフレットや、LLブックなどに触れ、その工夫を理解する。 |