科目一覧へ戻る | 2024/07/24 現在 |
開講科目名 /Class |
社会福祉論Ⅱ/Principle of Social Welfare Ⅱ |
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授業コード /Class Code |
B702222001 |
ナンバリングコード /Numbering Code |
RSRc204 |
開講キャンパス /Campus |
有瀬 |
開講所属 /Course |
総合リハビリテーション学部/Rehabilitation |
年度 /Year |
2024年度/Academic Year |
開講区分 /Semester |
後期/AUTUMN |
曜日・時限 /Day, Period |
木1(後期)/THU1(AUT.) |
単位数 /Credits |
2.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
奥西 栄介/OKUNISHI EISUKE |
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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奥西 栄介/OKUNISHI EISUKE | 総合リハビリテーション学部/Rehabilitation |
授業の方法 /Class Format |
対面の講義形式で行う。 |
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授業の目的 /Class Purpose |
本講義は、社会福祉の広範かつ専門的な知識・技能・態度とともに、人々を取り巻く生活環境に関する知識・技能を修得することを目指している(DP2)。また、本講義は社会福祉士、精神保健福祉士受験のための必修科目にあたり、社会福祉士・精神保健福祉士の国家資格を取得するための知識・技能の修得を目的とする(DP3)。本講義は「社会福祉論Ⅰ」に続き、現代社会と福祉政策、福祉政策の課題、福祉政策の関連政策、政策と包括的支援、ソーシャルワークとの関係についての理解を促進する。なお、本講義の担当者は、高齢者施設でソーシャルワーク実践を経験した実務経験のある教員であり、実践現場での応用という観点を重視して社会福祉を解説する。 |
到 達 目 標 /Class Objectives |
「社会福祉論Ⅱ」では、現代における社会福祉政策の基本的視点、動向、課題をおさえ、ニーズと福祉サービスの利用、ソーシャルワーク実践についての理解を促進する。すなわち、①福祉政策の基本的な視点について説明できる。②人びとの生活上のニーズと社会福祉政策について説明できる。③関連政策や包括的支援について説明できる。④福祉サービスの供給と利用過程について説明できる。⑤福祉政策の国際比較の視点からわが国の福祉政策の特性について説明できることである。 |
授業のキーワード /Keywords |
社会福祉政策、ニーズ、サービス供給、包括的支援、ソーシャルワーク実践 |
授業の進め方 /Method of Instruction |
テキストに沿って講義を進める。 |
履修するにあたって /Instruction to Students |
・テキストは必ず購入し1回目の授業から用意すること。 ・テキストの補助資料として必要な資料、文献を配付する。 ・毎回「リアクションペーパー」に講義内容についてのコメントを求める。 |
授業時間外に必要な学修内容・時間 /Required Work and Hours outside of the Class |
授業計画の各回で指示されたテキストの箇所を、丹念に読むこと。 ・事前学習として、講義の対象となるテキストの箇所を読み込んでおくこと。(目安として1時間) ・事後学習として、講義の対象であったテキストの内容を再確認すること。(目安として1時間) |
提出課題など /Quiz,Report,etc |
毎回、授業の要点と学生自身の考察をリアクションペーパーに記述し提出すること。 |
成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
・定期試験で評価する(70%)。 ・毎回のリアクションペーパーの10回分を評価する(30%)。 ・15回中10回以上出席しないと単位取得できない。 |
テキスト /Required Texts |
福祉臨床シリーズ編集委員会編 責任編集=福田幸夫・長岩嘉文『新・社会福祉士シリーズ4 社会福祉の原理と政策』弘文堂,2021. |
参考図書 /Reference Books |
鶴野隆浩『社会福祉の視点 3訂版』ふくろう出版,2020.圷 洋一・金子 充・室田信一『問からはじめる社会福祉学 不安・不利・不信に挑む』有斐閣,2016. |
No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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1 | 第1回 | 福祉政策の基本的視点 | 「福祉レジーム」における国家・市場・家族による政策の枠組みを理解する。 | |
2 | 第2回 | 福祉政策におけるニーズ | 福祉ニーズの変遷、分類、臨床的把握を理解する。 | |
3 | 第3回 | 福祉政策における資源の把握と開発 | 資源の種類とその必要性、資源開発について理解する。 | |
4 | 第4回 | 福祉政策と構成要素 | 福祉政策を構成する要素、政治経済との関係、福祉サービス提供の多元化について理解する。 | |
5 | 第5回 | 福祉政策の過程 | 福祉政策の決定、方法、評価、計画について理解する。 | |
6 | 第6回 | 地域包括ケアシステムと共生社会 | 社会福祉法改正と地域包括ケアシステム、多文化共生について理解する。 | |
7 | 第7回 | 貧困者・高齢者の政策課題 | 生活保護制度の動向と子どもの貧困対策、介護保険制度改正、高齢者虐待への対応、認知症施策等について理解する。 | |
8 | 第8回 | 障害者・児童関連の政策課題 | 障害者自立支援法、発達障害者支援、難病患者等への施策、少子化対策、要援護児童施策の課題等について理解する。 | |
9 | 第9回 | 保健医療政策・教育政策 | 保健医療政策の動向、特別支援教育制度、就学援助制度、スクルールソーシャルワーク、不登校児童生徒への支援、生涯教育等について理解する。 | |
10 | 第10回 | 住宅政策・労働政策 | 公営住宅法、住生活基本法、住宅セーフティネット法、就労と福祉政策、育児・介護休業法等について理解する。 | |
11 | 第11回 | 福祉サービスの供給主体と連携 | 福祉サービスの公的部門、民間部門、部門間の調整、連携、協働について理解する。 | |
12 | 第12回 | 福祉サービスの供給過程とソーシャルワーク | 福祉行財政、福祉計画、福祉開発とソーシャルワーク、福祉・介護人材の確保について理解する。 | |
13 | 第13回 | 福祉サービスの利用過程 | スティグマ、情報の非対称性、シティズンシップ、福祉サービス利用者の利益の保護について理解する。 | |
14 | 第14回 | 福祉政策の課題と国際比較 | 福祉サービスの国際比較の視点、福祉政策の類型について理解する。 | |
15 | 第15回 | まとめ | 現代社会における社会福祉政策の意義とソーシャルワーク実践について総括する。 |