科目一覧へ戻る | 2024/07/24 現在 |
開講科目名 /Class |
臨床心理学/Clinical Psychology |
---|---|
授業コード /Class Code |
B700272001 |
ナンバリングコード /Numbering Code |
ROTb210/RPTb204 |
開講キャンパス /Campus |
有瀬 |
開講所属 /Course |
総合リハビリテーション学部/Rehabilitation |
年度 /Year |
2024年度/Academic Year |
開講区分 /Semester |
後期/AUTUMN |
曜日・時限 /Day, Period |
月1(後期)/MON1(AUT.) |
単位数 /Credits |
1.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
須田 泰司/SUDA YASUSHI |
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
---|---|
須田 泰司/SUDA YASUSHI | 総合リハビリテーション学部/Rehabilitation |
授業の方法 /Class Format |
対面授業(講義) <大学の方針で急激な感染拡大に伴う授業形態の一時的変更になった場合> 授業形態を「遠隔授業(リアルタイム授業)」に変更します。 受講方法につきましては、最下欄にある「遠隔授業情報」をご確認ください。 |
---|---|
授業の目的 /Class Purpose |
この科目は、学部DP に示すリハビリテーションに関する広範かつ専門的な知識を習得することを目指しています。 臨床心理学は病的な状態を対象としますが、広義には適応、発達、自己実現、心の安定等を目指す専門的な援助・実践学です。 病理・症状を理解し、心を病む人々の心理構造、心の健康増進のための援助法を理解し、福祉領域で実践できるようにすることを目的とします。 なお、この授業の担当者は臨床心理士の資格を持ち、医療機関、教育機関、福祉機関等での心理業務を30 年間以上経験している臨床経験のある教員です。 幼児から成人各年代の心理療法を生業に援助活動を行い、加えて「フリース久ール」を運営していますので、より実践的な観点から人間のとらえ方や心理学の活用法を示せます。 |
到 達 目 標 /Class Objectives |
*専門職に活用できる心理的援助の理解ができます。 *心の病の理解ができます。 *こころの健康度を保つためのさまざまな方法が理解でき、学生自身の生活にも応用できる。 |
授業のキーワード /Keywords |
*「客観的根拠に基づいたさまざまな想像力」 *「人間・事態への洞察力」 *「自分への内省力」 |
授業の進め方 /Method of Instruction |
対面授業で講義を中心に進めます。 出席カード・資料等は、授業が始まる前に配布します。 諸事情でやむなく遅刻した場合は、授業中には渡せませんので、出席カードは授業終了後に、取りに来てください。また資料は入り口近くの所定の机に置いてありますので速やかに取り、席についてください。 |
履修するにあたって /Instruction to Students |
実際の事例の話も出てくる場合もあるので、秘密保持厳守。 |
授業時間外に必要な学修内容・時間 /Required Work and Hours outside of the Class |
前期「心理学」の内容が基礎付けになっていますから復習が必要。 |
提出課題など /Quiz,Report,etc |
事例研究のレポートを課します。 |
成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
*後期定期試験 *必要に応じたレポート *毎回に提出を求める各学生のコメント 以上3点を総合的に判断して評価を行います。 |
テキスト /Required Texts |
特定のテキストは指定しません。 授業毎に各講義のレジュメを配布します。 |
参考図書 /Reference Books |
授業内において、必要に応じて提示します。 |
No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
---|---|---|---|---|
1 | 第1回 | 臨床心理学とは何か | 歴史と適応領域について概観し、臨床心理学の理解を深めます。 | |
2 | 第2回 | こころの援助とはどういうことか | 客観的援助と主観的援助の違いを理解し、こころの援助について考察します。 | |
3 | 第3回 | 各年代においての心理的課題と危機 | 各臨床現場で扱う相談、病態を概観し、こころの不健康とはどういうものかを考察します。 | |
4 | 第4回 | 病態水準と自我状態 | 健康な状態と不健康な状態の心身の現象においての違いを、様々な症状に照らして概観していきます。 | |
5 | 第5回 | 心理的援助の流れ | 心理的アセスメントという方法について、その意味と方法論の概説し、援助の入口を理解していきます。 | |
6 | 第6回 | 心理療法とは何か | 心理療法の定義を含め、心理療法全般の意味を概説します。 | |
7 | 第7回 | 各種心理療法 | 各種心理療法の意義・目的、適応範囲、長所短所等を概説します。 | |
8 | 第8回 | 心理検査法・観察法 | 心理検査の種類の詳細、使い方、組み合わせ方、注意点などを概説します。 加えて種々観察法の概説をします。 |
|
9 | 第9回 | 問題の発生と経過について | こころにおいて「問題」とは何か、その発生機序についての理解と方法、対応方法の考察をします。 | |
10 | 第10回 | 神経症 | 神経症について概観します。 | |
11 | 第11回 | 境界性人格障害 | 境界性人格障害について概観します。 | |
12 | 第12回 | 精神病 | 精神病について概観します。 | |
13 | 第13回 | *心的外傷後ストレス障害*摂食障害*発達障害 | 心的外傷後ストレス障害、摂食障害、発達障害について概観します。 | |
14 | 第14回 | 事例研究レポート | 事例のアセスメントを行ってもらいます。 | |
15 | 第15回 | 事例検討の仕方の一例 | 事例を通じて、問題の経緯、その理解、アセスメントの注意点、方針等の検討をおこないます。 |