基本情報/Basic Information

開講科目名 ／Class	経営分析論Ⅱ/財務諸表分析Ⅱ／Business Analytics Ⅱ
授業コード ／Class Code	B600424001
ナンバリングコード ／Numbering Code	BACc410
開講キャンパス ／Campus	ﾎﾟｰﾄｱｲﾗﾝﾄﾞ
開講所属 ／Course	経営学部／Business Administration
年度 ／Year	2024年度／Academic Year
開講区分 ／Semester	後期／AUTUMN
曜日・時限 ／Day, Period	水1(後期)／WED1(AUT.)
単位数 ／Credits	2.0
主担当教員 ／Main Instructor	島永　和幸／SHIMANAGA KAZUYUKI
遠隔授業 ／Remote lecture	No

担当教員情報/Instructor Information

教員名 ／Instructor	教員所属名 ／Affiliation
島永　和幸／SHIMANAGA KAZUYUKI	経営学部／Business Administration

授業の方法 ／Class Format	対面授業（講義）
授業の目的 ／Class Purpose	この科目は、経営学部のDPに示す、高度会計専門職として必要な会計に関する基礎的な知識・技術・技能を体系的に修得する（2023年度以降入学生）、企業等の財務・会計に関する基礎からその応用に至るまでの知識・技能を修得する（2019年度以降入学生）ことを目指す。2年次配当科目の会計コース選択必修科目に属する。財務諸表、財務諸表分析の専門用語を紹介し、受講生が次のような能力をみにつけることを目的とする。すなわち、実際の企業の財務諸表のデータを入手することができる。どの財務書類のどの箇所にどのデータが記載されているかがわかり、そのデータの意味がわかる。財務諸表分析により企業の経営状況を分析することができる。
到　達　目　標 ／Class Objectives	実際の企業の財務諸表のデータを入手することができる。（技能）　どの財務書類のどの箇所にどのデータが記載されているかがわかり、そのデータの意味がわかる。（知識）　財務諸表分析により企業の経営状況を分析することができる。（知識）（技能）
授業のキーワード ／Keywords	財務諸表分析　経営分析　企業分析
授業の進め方 ／Method of Instruction	講義中心で進める。ただし、学生の理解度や授業の進捗状況に応じて、各回の講義内容を調整することがある。全授業回の前半部分では、連結財務諸表とディスクロージャー制度を説明し、後半部分では財務諸表分析（第15 章）を説明する。財務諸表分析（第15章）の説明では、適宜、数値例による計算を行う。
履修するにあたって ／Instruction to Students	テキストと電卓（通信・通話等の機能のあるものは除く）を講義中に使用するので、各自持参すること。
授業時間外に必要な学修内容・時間 ／Required Work and Hours outside of the Class	事前学習として、テキストを読み込んでおくこと。（目安として1時間） 事後学習として、テキストの各章末の練習問題を解いて復習すること。（目安として1時間）
提出課題など ／Quiz,Report,etc	講義中の小テストの解答・解説は原則講義中に行い、定期試験（追試験）の模範解答は、A号館1階の掲示板でフィードバックする。
成績評価方法・基準 ／Grading Method・Criteria	講義中の小テスト 40%、定期試験 60％ の割合で総合的に評価する。なお、講義中の小テストに関しては、公認欠席届以外では対応しないので注意すること。
テキスト ／Required Texts	矢部孝太郎編著『財務報告論（第3版）』中央経済社、3,300円。テキストは、授業や復習で使用するので授業開始時までに購入しておくこと。
参考図書 ／Reference Books	特に指定しない。

No.	回 ／Time	主題と位置付け ／Subjects and position in the whole class	学習方法と内容 ／Methods and contents	備考 ／Notes
1	第1回	イントロダクション 企業　利害関係者　企業会計　企業集団　親会社　子会社　財務報告	授業の目的、到達目標、授業の進め方、成績評価方法・基準、講義の概要等を理解する。テキスト　第1章「財務報告と会計の意義」の内容を理解する。
2	第2回	連結貸借対照表の構造　資産　流動資産　固定資産	テキスト　第2章「連結貸借対照表」第1節～第4節の内容を理解する。
3	第3回	負債　純資産 IFRS様式　米国様式　貸借対照表に関する会計原則	テキスト　第2章「連結貸借対照表」第5節～第9節の内容を理解する。
4	第4回	連結損益計算書の構造　利益の段階的計算	テキスト　第3章「連結損益計算書と連結包括利益計算書」第1節～第3節⑴・⑵の内容を理解する。
5	第5回	売上高～非支配株主に帰属する当期純利益　IFRS様式　米国様式	テキスト　第3章「連結損益計算書と連結包括利益計算書」第3節⑶、第5節～第6節の内容を理解する。
6	第6回	連結包括利益計算書　連結株主資本等変動計算書	テキスト　第3章「連結損益計算書と連結包括利益計算書」第4節、第4章「株主資本等変動計算書と連結キャッシュフロー計算書」第1節の内容を理解する。
7	第7回	連結キャッシュ・フロー計算書 IFRSと米国GAAP	テキスト　第4章「株主資本等変動計算書と連結キャッシュフロー計算書」第2節～第3節の内容を理解する。
8	第8回	連結財務諸表の連携　利益剰余金の変動　資本欠損・債務超過　セグメント　個別財務諸表	テキスト　第5章「連結財務諸表の体系と計算構造」の内容を理解する。
9	第9回	ディスクロージャー制度　有価証券報告書　EDINET　IR　統合報告書	テキスト　第6章「ディスクロージャー制度とIR情報」の内容を理解する。
10	第10回	財務諸表分析の枠組み　収益性分析⑴　資本利益率：ROE、ROA	テキスト　第15章「財務諸表分析」第1節～第3節⑴①の内容を理解する。
11	第11回	収益性分析⑵　売上高利益率　売上高費用比率　ROE分解	テキスト　第15章「財務諸表分析」第3節⑴②～④～第4節の内容を理解する。
12	第12回	財政状態分析	テキスト　第15章「財務諸表分析」第3節⑵の内容を理解する。
13	第13回	活動性分析　キャッシュ・フロー分析	テキスト　第15章「財務諸表分析」第3節⑶・⑷の内容を理解する。
14	第14回	株式投資指標	テキスト　第15章「財務諸表分析」第5節～第6節の内容を理解する。
15	第15回	株式時価総額　企業価値　EBITDA 本講義のまとめとふりかえり	テキスト　第15章「財務諸表分析」第7節～第8節の内容を理解する。 本講義のまとめとふりかえりを行う。