科目一覧へ戻る | 2024/07/24 現在 |
開講科目名 /Class |
演習ⅠB/Seminar ⅠB |
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授業コード /Class Code |
B600021013 |
ナンバリングコード /Numbering Code |
BACa609/DSCa609 |
開講キャンパス /Campus |
ポートアイランド |
開講所属 /Course |
経営学部/Business Administration |
年度 /Year |
2024年度/Academic Year |
開講区分 /Semester |
後期/AUTUMN |
曜日・時限 /Day, Period |
水2(後期)/WED2(AUT.) |
単位数 /Credits |
2.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
福井 直人/FUKUI NAOTO |
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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福井 直人/FUKUI NAOTO | 経営学部/Business Administration |
授業の方法 /Class Format |
演習(対面) |
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授業の目的 /Class Purpose |
このゼミでは、組織と個人とのよりよい関係を考えることを目的とします。組織で働く人は、組織からの指揮命令に従うという点で他律性を帯びていますが、個人の自由意志を持って働くという点では自律性を帯びてもいます。他律性と自律性の相克をどのように止揚するかについて、働いて生きる(=キャリア)、人と組織の能力を引き出す(=人的資源管理)という2つのテーマを中心に研究していきます。これら2つのテーマについて深く考察することを通じて、高度な論理的思考能力を養成することを目標とします。多くの優れた理論を学び、それを使って現実を分析するとともに、企業に対して一定の政策的提言を行なうことも目的とします。演習ⅠBでは、演習ⅠAで学んだことをさらに発展させ、チームごとに研究テーマを設定し合同ゼミに向けた報告資料を作成し、また実際に報告もしてもらいます。 経営学部におけるDP(3年次生以上のカリキュラム)との関連では 「1.現代の企業経営に関する基本的知識を学修し、ビジネス全般にわたって活用するために有用な知識を総合的に学修する。」はもちろんのこと、研究報告に向けて1次資料の分析や収集を行うという点では「5.経営の問題を総合的に分析・解析できる知識・技能を修得する。」ともかかわってくるように思います。 |
到 達 目 標 /Class Objectives |
以下3点を到達目標とします。 1.人的資源管理の基礎的概念について説明できる。(知識) 2.人事制度変革に成功した企業の情報を独力で収集できる。(技能) 3.身近な組織(サークル、アルバイトなど)に、あるべき人事制度を提案できる。(態度) |
授業のキーワード /Keywords |
経営組織、人的資源管理、経営学研究方法論 |
授業の進め方 /Method of Instruction |
最大2回の合同ゼミ(うち1回は研究報告目的、もう1回は就職活動対策目的)が開催される予定なので、それらにしっかり取り組んでもらいます。研究報告目的の合同ゼミまでは、チーム研究・報告資料作成を行い、チームごとに報告練習をしてもらいます。もちろん報告者が一方的に話して終わりというのではなく、聴衆からの闊達な議論を期待します。合同ゼミ本番を予想した質疑応答を行います。なお、次年度についてはどの大学と合同ゼミを行うかは本シラバスの執筆時点(2023年12月)では全く未定です。4月以降、決まり次第連絡いたします。 |
履修するにあたって /Instruction to Students |
少なくとも経営学総論の内容を復習しておいてください。本科目と非常に関連性の高い科目は経営組織論、経営管理総論、人的資源管理論ですので、それらの科目も受講を済ませておいて(あるいは並行受講して)ください。あと知識面ではないですが行動面についてコメントしますと、チーム研究においてはフリーライド厳禁です。少しでもチームに貢献しましょう。おそらくそこから得られる報酬も大きいはずです。 |
授業時間外に必要な学修内容・時間 /Required Work and Hours outside of the Class |
合同ゼミに向けてチームごとにテーマを設定し、報告資料を作成する。(目安として1時間) 各回の討論を振り返り内省する。必要に応じてさらに調べ物をする。(目安として1時間) 前期の教科書でカバーできない論点については、参考図書を読んで確認してください。 |
提出課題など /Quiz,Report,etc |
提出というわけではないが、合同ゼミにおいてチーム報告をすることが成果物のひとつとなりますし、単位修得条件となります。これを行なえば一定の点数は付与します。そして期末レポート(内容については演習中に告知するが、合同ゼミに関するものか、今後研究するテーマに関するものかいずれか)を課します。期末レポートについては添削のうえmoodleからフィードバックする予定です。 |
成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
合同ゼミでの報告50%、期末レポート50% 人事制度に成功した企業の情報を独力で収集すること、またあるべき人事制度を提案できることが、合同ゼミ報告資料作成のポイントになりまし、報告点数の評価基準にもなります。報告を行うためには人的資源管理の基礎知識が前提になることは言うまでもありません。。期末レポートにおける評価基準についても同様です。報告資料やレポートにおいて適切な引用方法がとられているかは。研究するうえでの前提であり必要条件なので、満たさないと不合格です。 |
テキスト /Required Texts |
上林憲雄編(2016)『ベーシックプラス人的資源管理』中央経済社。(2,640円) |
参考図書 /Reference Books |
上林憲雄・森田雅也・厨子直之(2018)『経験から学ぶ人的資源管理(新版)』有斐閣。(3,080円) 西村孝史・島貫智行・西岡由美(2022)『1からの人的資源管理』碩学舎(出版元は中央経済社)。(2,640円) |
No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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1 | 第1回 | ゼミのイントロダクション | このゼミの概要について説明したうえで、人的資源管理とは何かについて簡単に説明します。研究倫理についても時間があれば言及するかもしれません。 | |
2 | 第2回~第6回 | 各グループの研究テーマに関する資料の収集 | 各グループの研究テーマに関する資料の収集および読解を行ないます。分析枠組の構築も行います。 | |
3 | 第7回~第10回 | 1次資料の収集 | 仮説設定を行なったうえで、企業等へのアンケート調査、ヒアリング調査の実施します。もちろん仮説発見型研究の場合もあります。調査目的に適った資料収集の方法論を身につけましょう。 | |
4 | 第11回~第13回 | 報告資料の作成、報告演習 | 収集した資料を分析・解釈し、わかりやすい報告資料の作成に取り組みます。さらにプレゼンテーション力を高めるために、本番さながらの報告演習を実施します。 | |
5 | 第14回 | 合同ゼミへの参加 | 合同ゼミに参加し、チーム研究の集大成としての報告を行ないます。もちろん他大学による各報告も聴講します。闊達な質疑応答を期待します。 | |
6 | 第15回 | 来季の卒業研究に向けての個人報告 | 次年度は卒業研究作成に取り組みます。春季休業時から取り組んでほしいので、まずは各自のテーマを設定し、報告してもらいます。参考文献については教員から紹介することもあります。 |