科目一覧へ戻る | 2024/07/25 現在 |
開講科目名 /Class |
人文の知専門講義ⅡB/神戸スタディーズⅡ/Advanced Lecture on Knowledge of Humanities ⅡB |
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授業コード /Class Code |
B509362001 |
ナンバリングコード /Numbering Code |
HASb214 |
開講キャンパス /Campus |
有瀬 |
開講所属 /Course |
人文学部/Humanities and Sciences |
年度 /Year |
2024年度/Academic Year |
開講区分 /Semester |
後期/AUTUMN |
曜日・時限 /Day, Period |
火3(後期)/TUE3(AUT.) |
単位数 /Credits |
2.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
大西 慎也/OONISHI SHINYA |
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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大西 慎也/OONISHI SHINYA | 人文学科/Humanities |
授業の方法 /Class Format |
対面授業8講義) |
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授業の目的 /Class Purpose |
本講義は、人文学部のDP「1、複数の分野の基礎知識を教養として身につけている。」を目的とする。 具体的には、兵庫県)について様々な視点から探究することをとして、地域の歴史や社会、文化などについて理解を深めることの重要性に気付くことを目的とする。履修者の多くは、小学校の生活科の学習に始まり、小中学校の社会科や高等学校の地歴科、また総合的な学習の時間の学習を通して、地域について学び続けている。それらの学びの経験を活かしながら、兵庫県の地域学習を進めることとする。 担当者は、兵庫県公立小学校教諭として18年の実務経験がある。実務経験のある教員として、実際の教育現場で行われている地域学習を踏まえた講義を行い、教育的な観点から地域を見直す視点を育成することも目的とする。 |
到 達 目 標 /Class Objectives |
〇兵庫県について、その歴史や文化、先人の活躍を踏まえて、課題を探究することができる。 〇グループでの対話に積極的に参加することができる。 〇自分が考える郷土の特徴についてプレゼンすることができる。 |
授業のキーワード /Keywords |
地域学習、兵庫県、神戸港、明石城、歴史や文化と先人の活躍 |
授業の進め方 /Method of Instruction |
担当者による一方的な講義にならないように、講義内でグループごとの対話を行う。そのために初回講義でグループを決める。対話への積極的な参加が必要である。 毎回の講義の最後に、その回の内容についての小テストやミニレポートの記述、提出を義務付ける。そこで出てきた質問や疑問点は次の講義時に、担当者の考えを述べたり、解説したりすることで解決を図る。 |
履修するにあたって /Instruction to Students |
毎回の講義時に、グループでの対話を求める。積極的に参加することを求める。また、最終的なプレゼンの作成では、グループでの講義時間外での学習を求める。協働する意識を強く求める。 |
授業時間外に必要な学修内容・時間 /Required Work and Hours outside of the Class |
講義後、次の講義までに、自分なりの考えをもつための1回あたり1時間以上の予復習を求める。また、最終的には、グループごとに兵庫県の紹介プレゼンを作成し発表してもらう。そのための準備が必要となる。また、実際に現場に出かけることが必要になる場合もあり得る。 |
提出課題など /Quiz,Report,etc |
毎回の講義での小テストやミニレポート、発表用資料。毎回の講義での小テストやレポートに関しては次時にの最初のフィードバックする。グループワークの発表については、その都度コメントすることによりフィードバックする。 |
成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
講義での小テストやミニレポート60%(4%×15回)、最終プレゼン40% 講義でのミニレポートは、講義の内容を踏まえて自分の考えを述べることができているかを踏まえ評価する。詳細な評価基準は講義で示す。 |
テキスト /Required Texts |
なし |
参考図書 /Reference Books |
兵庫県教育委員会(2020)『ふるさと兵庫 魅力発見!』神戸新聞総合出版センター 適宜紹介する。 |
No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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1 | 第1回 | オリエンテーション・兵庫県の概要 | 講義の進め方や評価などについて説明する。本講義の軸となる兵庫県の現在の姿について概略を理解する。出身地別にグループ分けを行う。 | |
2 | 第2回 | 兵庫県の謂れ | 兵庫県の由来や、県域の変化、その大まかな歴史について理解する。 | |
3 | 第3回 | 神戸港「神戸南京町の秘密」 | なぜ、日本三大中華街の一つが神戸なのかについて探究する中で、神戸港の歴史(開港の経緯や、その後の発展、日清戦争後には鈴木商店を代表に海運業が盛んになり、世界四大海運市場となったこと、1970年代には、高度経済成長を支え、コンテナ取扱個数が世界トップレベルになるなど、世界有数の貿易港としての地位を確立させたことなど)について理解する。 | |
4 | 第4回 | 神戸港「清盛と義満」 | 兵庫の港が、古代、中世から時の権力者により開発されていた事実から、現在の神戸港の発展について考える。 | |
5 | 第5回 | 神戸港「なぜ世界有数の貿易港」 | 第3回、第4回の講義を踏まえ、なぜ神戸港がそのような発展を遂げることができたのかについて探究する。そして、今に至る神戸の文化、風情について理解する。 | |
6 | 第6回 | 明石城「築城、位置とつくり」 | 明石城が築城された時期や経緯、また明石川や六甲山から続く丘陵地を利用しているつくりなどについて理解する。 | |
7 | 第7回 | 明石城「フィールドワーク」 | 実際に、明石城を指定されたルートをたどり、見学する。(この講義は、通常の講義とは異なる日に行う。改めて指示する。) | |
8 | 第8回 | 灘の酒「酒造りの歴史」 | 第6回、第7回講義を踏まえ、明石城建築時の政治情勢や、他の城との位置関係から「なぜ明石城は築城されたのか」について探究する。 | |
9 | 第9回 | #REF! | 兵庫県が、古代に日本で初めて麹を使って日本酒がつくられた場所であり、安土桃山時代に初めて清酒がつくられた場所であり、江戸時代以降日本酒の一大生産地となったことを理解する。 | |
10 | 第10回 | 灘の酒「丹波杜氏・但馬杜氏」 | 日本酒がどのように造られているかを理解するとともに、酒造りに欠かせない丹波杜氏、但馬杜氏について知り、現代にも引き継がれていることを理解する。また、丹波杜氏の歴史から人権的な課題についても考える場とする。 | |
11 | 第11回 | 灘の酒「なぜ日本一の生産量」 | 第9回、第10回の講義を踏まえ、兵庫県がなぜ日本酒の生産量日本一七日について探究する。 | |
12 | 第12回 | グループワーク① | 出身地別に分けたグループごとに、郷土についての発表の準備をする。 | |
13 | 第13回 | グループワーク② | 出身地別に分けたグループごとに、郷土についての発表の準備をする。 | |
14 | 第14回 | 発表会 | グループごとに地域学習の成果として郷土についての発表を行う。 | |
15 | 第15回 | まとめ | グループごとに地域学習の成果として郷土についての発表を行う。15回の講義を踏まえて、地域を理解することの意味、地域学習のお重要性について教育的観点から理解する。 |