科目一覧へ戻る | 2024/07/25 現在 |
開講科目名 /Class |
人文の知専門講義ⅡA/人文の知専門講義Ⅱ/Advanced Lecture on Knowledge of Humanities ⅡA |
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授業コード /Class Code |
B509322001 |
ナンバリングコード /Numbering Code |
HASb212 |
開講キャンパス /Campus |
有瀬 |
開講所属 /Course |
人文学部/Humanities and Sciences |
年度 /Year |
2024年度/Academic Year |
開講区分 /Semester |
後期/AUTUMN |
曜日・時限 /Day, Period |
金5(後期)/FRI5(AUT.) |
単位数 /Credits |
2.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
松村 淳/MATSUMURA JUN |
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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松村 淳/MATSUMURA JUN | 人文学科/Humanities |
授業の方法 /Class Format |
対面授業(講義) |
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授業の目的 /Class Purpose |
本講義は、建築について多角的に考えていく授業です。 建築は、私たちの生活にもっとも密接に関わる存在です。みなさんが、今ここに来るまでにも、自宅、駅、コンビニ、大学など複数の建築と関わってきたと思います。そうした生活のインフラとしての側面もありますが、一方で、建築は芸術としての側面を持っています。本講義ではこちらの側面に光を当てて、古代から現代にいたるまでの様々な建築の様式と、それを支える思想性について学びます。 DP1 と対応しています。 |
到 達 目 標 /Class Objectives |
到達目標 下記の5つを到達目標とする (1)古代から近代までの建築の変遷について基本的な知識を身に付ける。 (2)宗教建築について、大まかな様式についての知識を身に付ける。 (3)近代建築について、その特徴や思想に関する知識を身に付ける。 (4)現代建築について、その特徴や思想に関する知識を身に付ける。 (5)神戸に点在する重要な建築物について、名称や概要についての知識を身に付ける。 |
授業のキーワード /Keywords |
建築史、神戸の建築 |
授業の進め方 /Method of Instruction |
授業は講義形式で進めます。学期中に4回フィールドワークを予定しています。 スケジュールはあらかじめお伝えしておくので予定の調整をお願いします。 |
履修するにあたって /Instruction to Students |
建築と聞くとすぐに「理系」と思ってしまう方も多いと思います。これは大きな間違いです。確かに構造解析など理系の知識が必要となる側面もありますが、それは専門の学問体系が存在します。海外では建築は理系というよりは、芸術系の学部に設置されることが多いです。建築学部という専門の学部が存在する大学も多いです。日本でも近年では建築学部の設置が目立つようになってきました。 前置きが長くなりましたが、本講義の受講に当たっては、理系的・工学的な知識はもちろん、建築に対する予備知識も必要ありません。なんとなく興味がある、何か気になる、という好奇心を持っている方はぜひ受講してください。 |
授業時間外に必要な学修内容・時間 /Required Work and Hours outside of the Class |
予習、復習にそれぞれ1週当たり1時間は時間を確保して学習に取り組んでください。 |
提出課題など /Quiz,Report,etc |
授業後に提出するコメントシート、フィールドワーク後に提出するレポート。 次回授業で提出されたコメントやフィールドワークレポートの講評などのフィードバックを行います。 |
成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
毎回のコメントシート30% フィールドワークのレポート40% 最終レポート30% コメントシートの評価基準は、当日の授業の内容を踏まえた感想や疑問点が書かれていること。 フィールドワークのレポートの評価基準は、客観的な事実と感想や疑問を切り分けて書かれていること。 最終レポートの評価基準は評価基準は到達目標の1〜5です。 |
テキスト /Required Texts |
教員の作成した教材を使用する |
参考図書 /Reference Books |
授業中に指示する予定 |
No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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1 | 第1回 | ガイダンス | 学問の対象としての建築の扱い方について、初学者にも理解しやすいように解きほぐしながら解説していく。 | |
2 | 第2回 | 古代〜中世の建築を学ぶ | 古代〜中世、近世までの建築について、その特徴について概説する。 | |
3 | 第3回 | 近代建築を学ぶ1 | 近代建築の理論、様式について概説する。 | |
4 | 第4回 | 近代建築を学ぶ2 | 明治以降、日本に導入された近代建築について概説する。 | |
5 | 第5回 | 建築フィールドワークⅠ | 神戸の旧居留地をめぐり、神戸に残存する近代建築を見学する。 | |
6 | 第6回 | 近代建築を学ぶ3 | RC(鉄筋コンクリート造)のオフィス建築・学校建築を中心としたモダニズム建築について概説する。 | |
7 | 第7回 | 建築フィールドワークⅡ | 神戸市に残るモダニズム建築を見学する。 兵庫県庁舎等 |
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8 | 第8回 | 宗教建築を学ぶ1 | 伝統的な寺社仏閣の建築様式の基礎的な知識について概説する。 | |
9 | 第9回 | 宗教建築を学ぶ2 | 仏教や神道以外の宗教建築について概説する。 | |
10 | 第10回 | 建築フィールドワークⅢ | 神戸モスク、ジャイナ教寺院、モダン寺等、神戸市内の寺社仏閣建築を見学する。 | |
11 | 第11回 | 現代建築を学ぶ1 | モダニズム建築の潮流が終わったあと、様々なデザインの建築が登場するようになった。本講義では主にポストモダン建築と呼ばれる建築を紹介しその特徴について解説する。 | |
12 | 第12回 | 現代建築を学ぶ2 | 主として90年代の建築を取り上げ、ポストモダン建築が衰退した後に勃興してきた建築にういて考察する。 | |
13 | 第13回 | 現代建築を学ぶ3 | 2000年代以降の「後期近代建築」について解説する。 | |
14 | 第14回 | 建築フィールドワークⅣ | 神戸市に点在する安藤忠雄建築を中心に見学を実施する。子ども本の森→兵庫県立美術館 |
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15 | 第15回 | まとめと振り返り | これまで学んできたことがらを振り返り、ディスカッションを行う |