科目一覧へ戻る | 2024/07/25 現在 |
開講科目名 /Class |
専攻演習Ⅰ/Advanced Seminar Ⅰ |
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授業コード /Class Code |
B509221014 |
ナンバリングコード /Numbering Code |
HASa305 |
開講キャンパス /Campus |
有瀬 |
開講所属 /Course |
人文学部/Humanities and Sciences |
年度 /Year |
2024年度/Academic Year |
開講区分 /Semester |
前期/SPRING |
曜日・時限 /Day, Period |
水3(前期)/WED3(SPR.) |
単位数 /Credits |
2.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
北村 厚/KITAMURA ATSUSHI |
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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北村 厚/KITAMURA ATSUSHI | 人文学科/Humanities |
授業の方法 /Class Format |
対面演習 |
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授業の目的 /Class Purpose |
この演習では、「地域から考える世界史」の実践と西洋史研究のリブレットを精読・発表する。演習の目的は、学部DP4、5、6、7と対応する。 歴史について学ぶ際に身近なところから着想を得ることは、私たちの知的興味を喚起するうえでとても重要です。しかし世界史を学ぶ際にどうやって身近な問題として捉えるのか。この問題について近年注目されているのが、「地域から考える世界史」のプロジェクトです。兵庫県・神戸は開港地であることから世界との結びつきが深く、このプロジェクトを進めるのに最適です。自分たちでテーマと史料収集を進め、同時に歴史学の考え方や方法を身につけます。 地域について独自調査を行う傍ら、専門の西洋史について知見を深めるために、世界史リブレットのシリーズから自分の興味あるテーマを選んで、その内容を皆にプレゼン発表します。これにより西洋史の専門的な議論に踏み込むとともに、皆の発表を聞いて西洋史の知識を深めていきます。 |
到 達 目 標 /Class Objectives |
1.地域から世界史を考えることができる。 2.歴史について自ら課題を発見し、史料を収集し、事実関係を明らかにすることができる。 3.グループで協力し合って研究発表を行うことができる。 4.西洋史に関する入門書を読んで、パワーポイントを用いて適切に紹介することができる。 |
授業のキーワード /Keywords |
地域から考える世界史 歴史学 史料 世界史リブレット |
授業の進め方 /Method of Instruction |
世界史リブレットから自分の担当する本を決め、担当となったゼミ生(およそ1回に付き3~4人)はレジュメ(報告の要点をまとめたペーパー)を作成し、自分で印刷します。ゼミでは順番に報告していきます。前半を報告および問題提起、後半をディスカッションにあてます。 |
履修するにあたって /Instruction to Students |
受講前にテキストを購入しておくこと。 |
授業時間外に必要な学修内容・時間 /Required Work and Hours outside of the Class |
前半では、地域から考える世界史のグループワークを行います。(毎週2~3時間程度) 世界史リブレット紹介では、担当者はパワーポイント資料と報告レジュメを作成します。(2~3時間程度) |
提出課題など /Quiz,Report,etc |
第8回と第9回では、地域から考える世界史のポスター発表を行います。 毎回の報告者はスライドとともにレジュメを作成し、自分で印刷します。報告者以外には毎回報告に関する課題を出すので、最後に提出してもらいます。次回の冒頭で課題を取りまとめ、フィードバックします。 |
成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
「地域から考える世界史」発表30%、報告レジュメの内容評価20%、報告と論点20%、報告以外での議論20%の割合で総合的に評価します。評価の基準は「到達目標がどの程度達成されているか」です。 |
テキスト /Required Texts |
貸し出します。 |
参考図書 /Reference Books |
桃木至朗・藤村泰夫・岩下哲典編著『地域から考える世界史―日本と世界を結ぶ』勉誠出版、2017年 |
No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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1 | 第1回 | ガイダンス | 最初に顔合わせとして自己紹介とグループトークをします。ゼミのスケジュールとその目的について説明をします。 | |
2 | 第2回 | 「グローカル・ヒストリー」の考え方 | 前期ゼミのテーマその1として、「グローカル・ヒストリー」の実践を行います。その考え方を説明したうえで、教員が用意した実践ワークを行います。その上でグループ決めを行い、どのような「グローカル・ヒストリー」に取り組むか、方向性を考えます。 | |
3 | 第3回 | 「グローカル・ヒストリー」中間発表と本決め | 各グループのグローバル・ヒストリーのテーマを発表します。また、第5回以降に行う世界史リブレットの担当する本と発表順を決めます。 | |
4 | 第4回 | 文献史料の探し方 | グローカル・ヒストリーのワークに取り組むために必要な文献史料を探すために、図書館での探索方法についてレクチャーをし、実際にその場で探してもらいます。 | |
5 | 第5回 | キャリア形成支援行事 | キャリア形成支援に関する説明会(全ゼミ合同)を実施する。今後のゼミ活動・インターンシップ・就職活動についての大まかなスケジュールを把握するとともに、大学での学修と結びつけつつ自らの将来設計を確認する。 | |
6 | 第6回 | 「グローカル・ヒストリー」ポスター作製 | 「グローカル・ヒストリー」のポスター作製を行います。 | |
7 | 第7回 | 「グローカル・ヒストリー」ポスター発表会 | 「グローカル・ヒストリー」のグループ発表会を行います。 | |
8 | 第8回 | 世界史リブレット紹介1 | 世界史リブレットのシリーズから、自分の興味ある本を選んで、3名ずつ発表します。 | |
9 | 第9回 | 世界史リブレット紹介2 | 4~6人目の世界史リブレット紹介です。 | |
10 | 第10回 | 世界史リブレット紹介3 | 7~9人目の世界史リブレット紹介です。 | |
11 | 第11回 | 世界史リブレット紹介4 | 10~12人目の世界史リブレット紹介です。 | |
12 | 第12回 | 世界史リブレット紹介5 | 13~15人目の世界史リブレット紹介です。 | |
13 | 第13回 | 世界史リブレット紹介6 | 16~18人目の世界史リブレット紹介です。 | |
14 | 第14回 | 研究テーマの基本文献選び | ゼミ論文で取り上げたいテーマについて、基本図書を選ぶために図書館で本探しをします。そのポイントについても説明します。 | |
15 | 第15回 | ゼミ論文への道 | 夏休みの課題として、ゼミ論文に向けた基本調査の方法をレクチャーします。 |