科目一覧へ戻る | 2024/07/25 現在 |
開講科目名 /Class |
実践演習Ⅱ/Practical Seminar Ⅱ |
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授業コード /Class Code |
B509211017 |
ナンバリングコード /Numbering Code |
HASa204 |
開講キャンパス /Campus |
有瀬 |
開講所属 /Course |
人文学部/Humanities and Sciences |
年度 /Year |
2024年度/Academic Year |
開講区分 /Semester |
後期/AUTUMN |
曜日・時限 /Day, Period |
火2(後期)/TUE2(AUT.) |
単位数 /Credits |
2.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
北村 厚/KITAMURA ATSUSHI |
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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北村 厚/KITAMURA ATSUSHI | 人文学科/Humanities |
授業の方法 /Class Format |
対面演習 |
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授業の目的 /Class Purpose |
テーマ:西洋近現代史の基礎知識 この演習の目的は、学部DP4、5、6、7と対応する。 西洋史、つまりヨーロッパ文化圏に属する地域の歴史は、世界史の中でも中心的な位置を占めます。それは日本が西洋に学ぶことから近代国家として出発した影響があるためで、現在ではそうした歴史観は西洋中心主義的だとして批判される傾向にあります。 それでは西洋中心主義的ではない西洋史というのは、いったい何なのでしょうか。何だか矛盾しているように感じるこの問いに、大勢の西洋史家が真剣に取り組んだ概説書があります。このゼミでは、この最新の西洋史概説書を精読して、「アジアから考える西洋の歴史」について考えていきます。学問としての西洋史について基礎的な知識を習得し、テーマについて掘り下げ、発表し、議論することで、歴史学の基本姿勢を身につけることが目的です。 |
到 達 目 標 /Class Objectives |
1.西洋近現代史の基礎知識を身につけ、他者にその内容を説明し、それをもとに意見交換することができる。(知識・技能) 2.西洋近現代史をアジアから考えることで、グローバルな観点から歴史を捉える思考様式を身につけることができる。(態度・習慣) |
授業のキーワード /Keywords |
受講生全員がテキストを購入し、担当を決め、担当となったゼミ生(およそ1回に付き3〜4人)はレジュメ(報告の要点をまとめたペーパー)を作成し、順番に報告していきます。大体1章を2回で読み進め、前半を報告と問題提起、後半をディスカッションにあてます。 |
授業の進め方 /Method of Instruction |
西洋史 グローバル・ヒストリー 歴史学の基礎知識 |
履修するにあたって /Instruction to Students |
西洋史を楽しむ姿勢で臨んでください。 |
授業時間外に必要な学修内容・時間 /Required Work and Hours outside of the Class |
担当者は報告レジュメを作成します(2時間程度)。1人当たり3回はまわってくると予想されます。全員、演習内容について毎回1時間程度の時間外学修を必要とします。 |
提出課題など /Quiz,Report,etc |
担当者は報告レジュメを提出します。ゼミ生と教員によるディスカッションにより適切にフィードバックします。 |
成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
報告レジュメの内容評価50%・報告と質疑応答20%・担当時以外の質疑30%の割合で総合的に評価します。評価の基準は「到達目標がどの程度達成されているか」です。 |
テキスト /Required Texts |
南塚信吾・秋田茂・高澤紀恵(編)『新しく学ぶ西洋の歴史——アジアから考える』ミネルヴァ書房2016年 3200円+税[ISBN978-4-623-06681-0] |
参考図書 /Reference Books |
指定図書:なし 参考書:テキストの末尾に章ごとの参考文献が掲載されていますので、適宜これらを参照します。 |
No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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1 | 第1回 | ガイダンス | ゼミ生全員が自己紹介をして知己を深めます。取扱うテキストについてのレクチャーを行い、レジュメの作成方法など、今後のゼミの進め方を説明します。 | |
2 | 第2回 | 大航海時代と「長い16世紀」 | テキスト第2章「フランシスコ・ザビエルの時代——16世紀~17世紀前半年」の報告・ディスカッション | |
3 | 第3回 | 主権国家の時代へ | テキスト第3章「エンゲルベルト・ケンペルの時代——1648~1763年」の報告・ディスカッション | |
4 | 第4回 | ヨーロッパの近代へ | テキスト第4章「蝦夷の彼方――1753~1815年」の報告・ディスカッション | |
5 | 第5回 | ウィーン体制のヨーロッパ | テキスト第5章「「アヘン戦争」の時代――1815~1848年」の報告・ディスカッション | |
6 | 第6回 | 開国時の世界 | テキスト第6章「「開国・維新」の時代――1848~1873年」の報告・ディスカッション | |
7 | 第7回 | 教員個別訪問1 | 専攻演習を選択する際の参考にするため、2年生全員が次年度専攻演習を担当する教員から直接話を聞く機会を設ける。関心を持った教員のもとを訪問し、それぞれのゼミの内容について理解を深める。 | |
8 | 第8回 | 教員個別訪問2 | 専攻演習を選択する際の参考にするため、2年生全員が次年度専攻演習を担当する教員から直接話を聞く機会を設ける。関心を持った教員のもとを訪問し、それぞれのゼミの内容について理解を深める。 | |
9 | 第9回 | 帝国主義の時代 | テキスト第7章「日清・日露戦争の時代——1873〜1910年」の報告・ディスカッション | |
10 | 第10回 | 第一次世界大戦への道1 | テキスト第8章「韓国併合から第一次世界大戦へーー1908〜1914年」の報告・ディスカッションの前半 | |
11 | 第11回 | 第一次世界大戦への道2 | テキスト第8章「韓国併合から第一次世界大戦へーー1908〜1914年」の報告・ディスカッションの後半 | |
12 | 第12回 | 第一次世界大戦・ロシア革命・1920年代1 | テキスト第9章「21か条とシベリア出兵——1914〜1929年」の報告・ディスカッションの前半 | |
13 | 第13回 | 第一次世界大戦・ロシア革命・1920年代2 | テキスト第9章「21か条とシベリア出兵——1914〜1929年」の報告・ディスカッションの後半 | |
14 | 第14回 | 恐慌後の世界1 | テキスト第10章「満洲から第二次世界大戦へ——1930〜1945年」の報告・ディスカッションの前半 | |
15 | 第15回 | 恐慌後の世界2 | テキスト第10章「満洲から第二次世界大戦へ——1930〜1945年」の報告・ディスカッションの後半 |