科目一覧へ戻る | 2024/07/25 現在 |
開講科目名 /Class |
言語と人間/Language and People |
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授業コード /Class Code |
B508992001 |
ナンバリングコード /Numbering Code |
HASd244 |
開講キャンパス /Campus |
有瀬 |
開講所属 /Course |
人文学部/Humanities and Sciences |
年度 /Year |
2024年度/Academic Year |
開講区分 /Semester |
後期/AUTUMN |
曜日・時限 /Day, Period |
金4(後期)/FRI4(AUT.) |
単位数 /Credits |
2.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
吉村 裕美/YOSHIMURA HIROMI |
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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吉村 裕美/YOSHIMURA HIROMI | 人文学部/Humanities and Sciences |
授業の方法 /Class Format |
対面授業(講義) 。対面授業ですが、連絡などでTeamsを使用します。 |
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授業の目的 /Class Purpose |
「方言」について、学術的にアプローチします。木部暢子他編著2013『方言学入門』三省堂を教科書として使用し、方言を通じて、地図を読み解いたり、ことばのしくみ・コミュニケーション・社会等について考察を進めます。 人文学部DPの以下の項目の達成を目指します。「人間の行動や文化に関する専門知識と技能を総合的、体系的に身につけている。(知識・技能)」、「獲得した知識と体験と技能を活用して、自らが設定した課題や問題点を論理的な分析と考察をとおして解決・解明へと導くことができる。(思考力・判断力・表現力)」、「多様な他者と共存して、異なった価値観を尊重し、積極的に交流・協働できる。(主体性・協働性)」 |
到 達 目 標 /Class Objectives |
1.方言について、どのような研究が行われているか、説明することができる。(知識) 2.日本語の多様性について、バリエーションとして学術的に観察できるようになる。(態度) 3.方言について、課題を設定し、調査し、報告することができるようになる。(技能) |
授業のキーワード /Keywords |
方言、日本語の多様性 |
授業の進め方 /Method of Instruction |
基本的に講義形式ですが、授業中には積極的な発言が求められます。グループワークも予定しています(受講人数により行わない場合もあります)。 予習課題や復習課題が出ることもあります。 授業の大きな流れは、以下の通りです。「教科書を読んでくる(予習課題が出ることもあります)」→「教科書の内容を講義を聴き理解する」→「関連する課題について考える」→「復習(課題がでることもあります)」 出席は毎回コメントシートで確認します(方法は授業中に連絡します)。 中間課題と最終課題は、出して終わりではなく、ピアレビュー(相互評価)をしてもらいます。 |
履修するにあたって /Instruction to Students |
言語学の基礎知識は不要ですが、かなり専門的な内容も扱います。 じっと座って聴いている講義ではなく、話し合ったり、調べたり、報告したりという活動があります。 |
授業時間外に必要な学修内容・時間 /Required Work and Hours outside of the Class |
教科書がありますので、次の時間で扱う内容については、必ず読んで来てください。また、予習課題や復習課題が課されることもあります。中間課題と最終課題は調査などを予定していますので、時間外に調査をすることが必要になります。 授業時間外の学修が前提となっています。理解したうえで受講をしてください。 |
提出課題など /Quiz,Report,etc |
予習課題・復習課題(毎時間ではありませんが、教科書の内容に従って、出ることがあります) コメントシート(毎時間の授業について、振り返りをしてもらいます) 中間課題・最終課題 それぞれ、授業内でピアレビューが行われます |
成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
毎時間のコメントシートの内容 40% 中間課題とピアレビュー 30% 最終課題とピアレビュー 30% |
テキスト /Required Texts |
木部暢子他編著2013『方言学入門』三省堂(ISBN978-4-385-36393-6) |
参考図書 /Reference Books |
授業中に紹介します |
No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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1 | 1 | オリエンテーション | 「方言」について、学術的にアプローチするとはどういうことなのか、この授業はどのように進むのかを解説します。 | |
2 | 2 | 第1章地図から見えることばの地域差(1) | 第1課方言の区画、第2課方言の東西差を中心に学習します。 | |
3 | 3 | 第1章地図から見えることばの地域差(2) | 第3課周圏論的分布、第4課逆周圏論的分布、第5課いろいろな分布を中心に学習します。 | |
4 | 4 | 第2章ことばの仕組みから見える地域差(1) | 第1課発音の地域差、第2課アクセントの地域差、第3課イントネーションの地域差を中心に学習します。 | |
5 | 5 | 第2章ことばの仕組みから見える地域差(2) | 第4課アスペクトの地域差、第5課条件表現の地域差、第6課方言のオノマトペを中心に学習します。 | |
6 | 6 | 第3章コミュニケーションから見えることばの地域差(1) | 第1課あいさつの地域差、第2課話し方の進め方の地域差、第3課コミュニケーション意識の地域差を中心に学習します。 | |
7 | 7 | 第3章コミュニケーションから見えることばの地域差(2) | 第4課昔話の語り方の地域差、第5課待遇表現の地域差を中心に学習します。 | |
8 | 8 | 中間課題とピアレビュー | 各自が調べた結果を持ち寄り、相互評価します。 | |
9 | 9 | 第4章社会の変化から見えることばの地域差(1) | 第1課共通語化・標準語化、第2課方言と共通語の使い分けを中心に学習します。 | |
10 | 10 | 第4章社会の変化から見えることばの地域差(2) | 第3課伝統方言の現在について学習します。補助プリントも使用する予定です。 | |
11 | 11 | 第4章社会の変化から見えることばの地域差(3) | 第4課中間方言の発生、第5課新しい方言の発生と広がりを中心に学習します。 | |
12 | 12 | 第5章「方言」から見える日本の社会(1) | 第1課方言の社会的位置づけの変遷、第2課地域資源としての「方言」を中心に学習します。 | |
13 | 13 | 第5章「方言」から見える日本の社会(2) | 第3課言語意識から見た地域類型、第4課ヴァーチャル方言と方言ステレオタイプ、第5課社会現象としての「方言」を中心に学習します。 | |
14 | 14 | まとめ | 第5章第6課方言研究の社会的意義を読み、この授業全体を振り返ります。 | |
15 | 15 | 最終課題とピアレビュー | 各自が調べた結果を持ち寄り、相互評価します。 |