科目一覧へ戻る | 2024/07/25 現在 |
開講科目名 /Class |
生涯学習研究Ⅱ/Studies in Lifelong Learning Ⅱ |
---|---|
授業コード /Class Code |
B508443001 |
ナンバリングコード /Numbering Code |
HASc312 |
開講キャンパス /Campus |
有瀬 |
開講所属 /Course |
人文学部/Humanities and Sciences |
年度 /Year |
2024年度/Academic Year |
開講区分 /Semester |
後期/AUTUMN |
曜日・時限 /Day, Period |
金3(後期)/FRI3(AUT.) |
単位数 /Credits |
2.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
井上 豊久/INOUE TOYOHISA |
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
---|---|
井上 豊久/INOUE TOYOHISA | 人文学科/Humanities |
授業の方法 /Class Format |
対面、アクティブラーニングで行う。 |
---|---|
授業の目的 /Class Purpose |
DP9の「学部教育と融合した教職教育を通して学校、社会の課題を理解する」ことを目的とする。DP2にも対応。生涯学習活動は、1980年代より世界で大きく発展してきた。特にそれまでの生涯教育の理論だけではなく、80年代以降の生涯学習活動の特色の一つに、草の根運動の活発化、とりわけ世界のいろんな地域で、地域の住民がボランティア活動を通じて多様な学習に取り組みはじめた点がある。本講義では、生涯学習研究全般をおさえた上でこうした地域のボランティア活動についてまずは日本の現状を論じ、世界の活動について考えていく。この目的達成のため、本学DPの専門的知識・技能を身につけ、思考力・判断力・表現力と共に、主体的に深い学びを行うことを目指す。 |
到 達 目 標 /Class Objectives |
到達目標は、1)生涯学習研究の概要及びボランティア活動の歴史を知る、2)多様なボランティア活動の内容を知る、3)各活動の理解を通じて、今後の課題を考え、参加へのステップにつながることに置く。4)生涯学習に関する多様な研究を考察する |
授業のキーワード /Keywords |
生涯学習研究、地域ボランティア、参加型学習、NPO、社会参加 |
授業の進め方 /Method of Instruction |
授業では、パソコンやスマホを学習のツールとして活用します。 講義とともに、映像・Youtubeを見たり、本を読んだり、 できるだけ、学ぶことが楽しい授業を目指します。 |
履修するにあたって /Instruction to Students |
いろんな分野の本を月4冊ペースで読むように心がけてください。 |
授業時間外に必要な学修内容・時間 /Required Work and Hours outside of the Class |
各回120分以上の自己研究を基本とする。時間外の学修として、多様な生涯学習について自己研究するとともに学内で行えるボランティア学習には、障害学生のためのノートテイカー活動や図書館ボランティアがありますし、学外のボランティア活動では、多様なNPOが行う地域学習への協力活動、公民館、図書館、博物館ボランティアがあります。こうした活動への参加を時間外で出来れば行ってください。 |
提出課題など /Quiz,Report,etc |
(1)毎回、主題についてのミニッツレポートを作成。(2)定期的にまとめと補足を加えた情報整理の中間試験を提出。(3)期末に総括評価のための課題達成テストを提出。 |
成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
成績は平常受講の評価と課題達成を重視。 ミニッツレポート15回(30%)、中間試験(20%)、最終テスト(50%)の総合判断。 評価基準は記述の適切性、論理性・客観性、独自性である。 |
テキスト /Required Texts |
特になし |
参考図書 /Reference Books |
各回で指示する |
No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
---|---|---|---|---|
1 | 第1回 | 生涯学習研究・ボランティアとは何か | 1)生涯学習研究・ボランティア活動の定義、2)多様な生涯学習・ボランティア、3)参加のために | |
2 | 第2回 | 参加して学ぶ | 1)生涯学習研究・ボランティア活動から学ぶこと、2)活動のために学ぶこと | |
3 | 第3回 | 世界の生涯学習・ボランティア |
世界で最も重要な生涯学習の1つである識字について考え、ボランティアの実態を理解する。 | |
4 | 第4回 | 日本の公民館と市民参加 | 1)公民館の歴史、2)多様な公民館活動における市民参加 | |
5 | 第5回 | NPOと生涯学習、市民参加と環境リテラシー | 地域活動への参加は、組織的な活動として、NPOが行い、多様な領域でその活動を繰り広げている。近年重視されつつある持続可能な開発(SDGs)について知る | |
6 | 第6回 | 市民参加と防災 |
市民参加と防災についてボランティア活動から検討する。 | |
7 | 第7回 | サービスラーニング | 学校では、地域への市民参加活動の基本的な学習として、多様なサービスラーニングが行われている。 | |
8 | 第8回 | 中間試験 | これまでの学習・研究内容についての中間試験を行う。 |
持ち込み可、スマホ不可、これまでの資料を必ず持参する。 |
9 | 第9回 | メディア・ネットの発展と生涯学習・ボランティア | インターネットの発展は、市民参加に大きな影響を及ぼした。生涯学習の観点からまずはその発展を振り返る。 | |
10 | 第10回 | 生涯学習と子ども支援 | 子どもの貧困、ヤングケアラー、こども食堂等から生涯学習の視点から総合的に子ども支援を考える。 | |
11 | 第11回 | 生涯学習研究ワークショップ1 | I生涯学習研究ワークショップの概要説明とブレインストーミングを実施する。 | |
12 | 第12回 | 生涯学習研究ワークショップ2 | アクティビティとしてKJ法を中心としたグルーブワークを楽しくわいわいと行う。 | |
13 | 第13回 | 生涯学習研究ワークショップ3 | グループ活動の発表によるシェアリングを学ぶ。 | |
14 | 第14回 | 最終試験 | 授これまでの授業を踏まえた最終試験を実施する。 | |
15 | 第15回 | 最終試験のフィードバックとまとめ | 前週のテストを一人一人に添削したうえで返却し、総括する。 |