科目一覧へ戻る | 2024/07/25 現在 |
開講科目名 /Class |
人類の歴史Ⅲ(資格)/History of Human Beings Ⅲ |
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授業コード /Class Code |
B507193002 |
ナンバリングコード /Numbering Code |
HASe315 |
開講キャンパス /Campus |
有瀬 |
開講所属 /Course |
人文学部/Humanities and Sciences |
年度 /Year |
2024年度/Academic Year |
開講区分 /Semester |
前期/SPRING |
曜日・時限 /Day, Period |
火3(前期)/TUE3(SPR.) |
単位数 /Credits |
2.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
大原 良通/OHARA YOSHIMICHI |
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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大原 良通/OHARA YOSHIMICHI | 人文学科/Humanities |
授業の方法 /Class Format |
対面(講義) |
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授業の目的 /Class Purpose |
人類が家族を作り社会を形成し、国家を生み出し、発展させる、前近代を巨視的に見る。 この授業では、その社会をどのように築き上げ、どう運営してきたかについて理解してもらいます。 人文学部DP2である. 人間の行動や文化に関する専門知識と技能を総合的、体系的に身につけ、DP9にあるように学部教育と融合した教職教育をとおして、学校教育の目的や目標、地域社会の課題を理解し、さまざまな要求や問題解決に取り組み、生徒の知識や技能、主体的・協働的に学習に取り組む態度の育成を図る教員として活躍できるようになる。また、人類史を通して広い教養を身につけ、豊かな人間性や社会性を涵養し、さらに深く考察することで、専門分野に高い関心を持ち、専門領域の課題を考察し、解決するための知識や技能を身につけることを目的とする。人類の歴史的背景を理解し、その獲得した知識を活用して、論理的な分析と考察を通して、社会的な場において創造性や表現力を発揮することができるようになることを目的とします(思考力・判断力・表現力)。また、複数の分野の基礎知識を教養として身につけてもらい、人間の社会的・文化的活動に関する専門知識をアジアの古代史を中心に学ぶことで、総合的、体系的に身につけ、異なる分野の知識が相互に関連することを理解してもらいます(知識・技能)。さらに、人類の来し方を知ることで、多様な他者と共存し、異なった価値観を尊重し、連携・協働を進める社会的実践能力を身につけます。(主体性・協働性) つまり、日本を外から理解するということは、人文学の知見にもとづき、自由で公正で豊かな社会の実現に貢献できるようになります(主体性・協働性)。 |
到 達 目 標 /Class Objectives |
私たち人類がどのように社会を築き上げ、運営してきたかについて知見を得ることが出来る。 アジア社会がどのようなものか、広い視野からの知識を得ることが出来る。 古代社会について多くの知見を得られる。 前近代とは何か、封建と何かについて具体的な知識を得ることが出来る。 |
授業のキーワード /Keywords |
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授業の進め方 /Method of Instruction |
授業のはじめに、小テストをおこないます。 教科書を利用しておこないます。 |
履修するにあたって /Instruction to Students |
必ず、教科書の該当部分を事前に読んでおいてください。 |
授業時間外に必要な学修内容・時間 /Required Work and Hours outside of the Class |
予習復習に、週に4時間ぐらいを予定しています。 |
提出課題など /Quiz,Report,etc |
できるだけ、各授業のはじめに小テストを行う予定です。 授業の節目にレポート作成を予定しています。 |
成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
小テスト(80%)と適宜提出してもらうレポート(20%)で評価します。 ただ、それぞの割合や回数は授業進み具合によって少し変わるかもしれません。 |
テキスト /Required Texts |
大原良通『家族のかたち』、神戸学院大学出版会、2023年。 ISBN 978-4-89985-225-4 |
参考図書 /Reference Books |
No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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1 | 第1回 | 導入 | 授業の主題や目的について説明し、アジアの文化の重要性と授業計画を概観します。 | |
2 | 第2回 | 家族とは何か | 人類の歴史と家族の形成、あり方について考えます。 | 教科書5〜18頁 |
3 | 第3回 | 家族をどのように見てきたのか | エンゲルス『家族・私有財産及び国家の起源』を利用して、人類社会がどのように発展していくと考えられてきたのかについて、基本的な情報を確認します。 | 教科書19〜26頁 |
4 | 第4回 | 夫婦の起源と家族の原型 | 私たちの祖先がどのように家族を作り上げてきたのか猿の社会から考えます | 教科書27〜39頁 |
5 | 第5回 | 猿と私たち | ヒヒ類から父系・母系の起源を考えます。 | 教科書40〜58頁 |
6 | 第6回 | 日本人の由来 | アフリカで進化した私たちの祖先がどのようにして、日本までやってきたのかDNAの研究成果を交えて説明します。 | 教科書59〜64頁 |
7 | 第7回 | 縄文時代の家族のかたち | 縄文時代の私たちのな家族はどのようなかたちだったのか考古資料やDNA解析で考察します。 | 教科書65〜71頁 |
8 | 第8回 | 弥生時代、古墳時代の家族のかたち | 弥生時代の墓から発見された人骨や古墳から発見された人骨から、当時の家族のかたちを復元します。 | 教科書72〜86頁 |
9 | 第9回 | 言葉や文字からわかる家族のかたち | 最初に文字を発明した中国の甲骨文字から当時の社会のあり方や文化を考察します。 | 教科書87〜106頁 |
10 | 第10回 | 古代日本の親族名称 | 日本の古代社会ではどのような家族のかたちがあり、文化を持っていたのか考察します。 | 教科書107〜141頁 |
11 | 第11回 | 王とは何者か | フレイザー著『金枝編』を紹介しながら、王の始まりと役割について考えます。 | |
12 | 第12回 | 守り刀 | 薗田香融著「守り刀考」を紹介しながら、王権維持について考察します。 | |
13 | 第13回 | 王と儀礼 | 古代日本における王権の発展と授受について考えます。 | |
14 | 第14回 | 王権を引き継ぐ | 大原良通の『王権の確立と授受』を利用し、確立した王権をいかに引き継いでいったかについて考えます。 | |
15 | 第15回 | まとめと確認プリントの作成。 | 皆さんの質問や疑問に答えながら半年の授業を振り返りながら、習熟度も確認します。 |