科目一覧へ戻る | 2024/07/25 現在 |
開講科目名 /Class |
日英対照研究Ⅱ/Contrastive Studies in Japanese and English Ⅱ |
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授業コード /Class Code |
B506673001 |
ナンバリングコード /Numbering Code |
HASd308 |
開講キャンパス /Campus |
有瀬 |
開講所属 /Course |
人文学部/Humanities and Sciences |
年度 /Year |
2024年度/Academic Year |
開講区分 /Semester |
後期/AUTUMN |
曜日・時限 /Day, Period |
金3(後期)/FRI3(AUT.) |
単位数 /Credits |
2.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
前田 宏太郎/MAEDA KOTARO |
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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前田 宏太郎/MAEDA KOTARO | 人文学科/Humanities |
授業の方法 /Class Format |
対面授業(講義) |
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授業の目的 /Class Purpose |
この授業は、人文学部人文学科のDPに示す「2.人間の行動や文化に関する専門知識と技能を総合的、体系的に身につけている。」、「9.学部教育と融合した教職教育をとおして、学校教育の目的や目標、地域社会の課題を理解し、さまざまな要求や問題解決に取り組み、生徒の知識や技能、主体的・協働的に学習に取り組む態度の育成を図る教員として活躍できる。」と関係します。 言語学には様々な研究領域がありますが、この授業では語(word)という単位が主役となる形態論を取り上げます。講義では英語の語をメインに取り上げる予定ですが、確認課題や授業内でのデスカッションでは日本語の語についても考察します。 |
到 達 目 標 /Class Objectives |
①形態論の諸概念を用いて日英語の語を分析できる ②分析に必要なデータを収集できる ③辞書・Web・コーパスなどのツールを適切に使用できる |
授業のキーワード /Keywords |
Morphology, Lexicon, Word Formation, Grammar of Words |
授業の進め方 /Method of Instruction |
基本的に講義形式で進めますが、複数人で議論してもらうこともあります。 また、授業で使用する資料はMoodleにアップロードするので、適宜印刷などして持参するようにしてください。 |
履修するにあたって /Instruction to Students |
語はとても身近な存在であるがゆえに、普段は注意深く観察することはないでしょう。ですが、この授業で得た形態論の「レンズ」を通して、身の回りの語を眺めてみると「うまく分析できる!」とか「これはうまく分析できない語だな…」など色々な発見があると思います。ぜひ、そのような発見を皆さんと共有できれば嬉しいです。 |
授業時間外に必要な学修内容・時間 /Required Work and Hours outside of the Class |
・資料の予習(60分/週):予習範囲を指定するので事前に読んできてください。わからない箇所には印をつけておきましょう。 ・授業の復習(60分/週):授業の内容を踏まえて、再度資料を見返してください。 |
提出課題など /Quiz,Report,etc |
毎授業のコメントシート:授業の確認課題(授業中に提出) *翌週の授業にて、前週の課題の解説を行います *また、共有すべきコメントシートの内容があれば、議論のテーマにする場合もあります |
成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
コメントシート(60%) 期末レポート(40%):自分が気になった日英語表現について分析し、レポートをまとめる *コメントシートでは、各授業で取り上げた日英語の現象を対象に形態論の諸概念を用いて分析できているか(到達目標①)を評価し、期末レポートでは、それに加え、自らデータ適切にツールを用いてを収集しているか(到達目標②③)を評価します |
テキスト /Required Texts |
なし(資料をMoodleにアップロードします) |
参考図書 /Reference Books |
・漆原朗子編(2016)『朝倉日英対照言語学シリーズ 形態論』朝倉書店 形態論の基本的な内容がわかりやすくコンパクトにまとまっています ・Booij, Geert (2012) The Grammar of Words: An Introduction to Linguistic Morphology (3rd Edition) OUP 授業で使用する資料は主にこの本の内容を参考にします |
No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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1 | 第1回 | 導入1 | 授業の概要(自己紹介、授業の進め方)、辞書・Wedの活用方法について | |
2 | 第2回 | 導入2 | 文法における形態論の位置づけについて | |
3 | 第3回 | 形態論とは1 | 形態論の基本概念について | |
4 | 第4回 | 形態論とは2 | 形態論的分析について | |
5 | 第5回 | 語形成1 | 派生形態論について | |
6 | 第6回 | 語形成2 | 複合について | |
7 | 第7回 | 屈折1 | 屈折形態論について | |
8 | 第8回 | 屈折2 | 屈折システムについて | |
9 | 第9回 | 形態論のインターフェース1 | 形態論と音韻論について | |
10 | 第10回 | 形態論のインターフェース2 | 形態論と統語論について | |
11 | 第11回 | 形態論のインターフェース3 | 形態論と意味論について | |
12 | 第12回 | 形態論と心の機能1 | 形態論と心理言語学について | |
13 | 第13回 | 形態論と心の機能2 | 形態論と言語変化について | |
14 | 第14回 | まとめ1 | 言語単位としての「語」について | |
15 | 第15回 | まとめ2 | 言語学の分析方法について |