科目一覧へ戻る | 2024/07/25 現在 |
開講科目名 /Class |
日英対照研究Ⅰ/Contrastive Studies in Japanese and English Ⅰ |
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授業コード /Class Code |
B506663001 |
ナンバリングコード /Numbering Code |
HASd307 |
開講キャンパス /Campus |
有瀬 |
開講所属 /Course |
人文学部/Humanities and Sciences |
年度 /Year |
2024年度/Academic Year |
開講区分 /Semester |
前期/SPRING |
曜日・時限 /Day, Period |
月2(前期)/MON2(SPR.) |
単位数 /Credits |
2.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
前田 宏太郎/MAEDA KOTARO |
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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前田 宏太郎/MAEDA KOTARO | 人文学科/Humanities |
授業の方法 /Class Format |
対面授業(講義) |
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授業の目的 /Class Purpose |
この授業は、人文学部人文学科のDPに示す「2.人間の行動や文化に関する専門知識と技能を総合的、体系的に身につけている。」、「9.学部教育と融合した教職教育をとおして、学校教育の目的や目標、地域社会の課題を理解し、さまざまな要求や問題解決に取り組み、生徒の知識や技能、主体的・協働的に学習に取り組む態度の育成を図る教員として活躍できる。」と関係します。 |
到 達 目 標 /Class Objectives |
①日英語動詞の異同について多面的に説明できる ②日英語のデータを収集し比較・検討を行うことができる |
授業のキーワード /Keywords |
Comparative Study, Lexical Semantics |
授業の進め方 /Method of Instruction |
テキストを予習していることを前提に講義形式で進めます。テキストの内容を中心に説明・補足を行いますが、説明の合間に複数人で議論してもらうこともあります。 |
履修するにあたって /Instruction to Students |
初めて触れる概念が多く登場すると思います。なので、テキストの予習を必ず行なってから授業に参加してください。また、授業中に身近な英語・日本語の表現について話し合ってもらう機会を設けます。 |
授業時間外に必要な学修内容・時間 /Required Work and Hours outside of the Class |
・テキストの予習(60分/週):予習範囲を指定するので事前に読んできてください。わからない箇所には印をつけておいてください。 ・授業の復習(60分/週):授業の内容を踏まえて、再度テキストを見返してください。 |
提出課題など /Quiz,Report,etc |
毎授業のコメントシート:授業内容の確認課題 *翌週の授業にて、前週課題の解説を行います *また、共有すべきコメントシートの内容があれば、議論のテーマにする場合もあります |
成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
コメントシート(60%) 期末レポート(40%):自分が気になった日英語表現について分析しレポートとしてまとめる *コメントシートでは、各授業で取り上げた日英語の現象に対して多面的に説明できるか(到達目標①)を評価し、期末レポートでは、それに加えて、自ら日英語のデータを収集し比較・検討を行うことができているか(到達目標②)を評価します |
テキスト /Required Texts |
岸本秀樹・于一楽(2021)『ベーシック語彙意味論』東京:ひつじ書房.ISBN 978-4-8234-1044-4 1,700円+税 |
参考図書 /Reference Books |
○出水孝典(2018)『動詞の意味を分解する』東京:開拓社. ○出水孝典(2019)『続・動詞の意味を分解する』東京:開拓社. テキストにも登場する「語彙概念構造」についてより深く理解したい人におすすめの2冊。 |
No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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1 | 第1回 | 語彙意味論とは | ・心的辞書 ・語彙の意味クラスと生産性 について理解する |
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2 | 第2回 | 語の意味関係 | ・同音異義語と多義性 ・類義語 ・反義語 ・上位語・下位語と部分語・全体語 について理解する |
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3 | 第3回 | 語と語の合成 | ・複合語 ・意味の特殊化 ・動詞由来複合語 について理解する |
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4 | 第4回 | 語と接辞からなる語 | ・派生語 ・転換 について理解する |
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5 | 第5回 | 緊密な関係を持つ要素 | ・語の緊密性 ・複合語と句の違い について理解する |
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6 | 第6回 | 括弧付けのパラドックス | ・パラドックスの成立要件 ・形態・音韻的な反映 について理解する |
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7 | 第7回 | 語彙化:句から語への変化 | ・所有格複合語 ・日本語の所有格複合語 について理解する |
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8 | 第8回 | イディオム | ・意味の不透明性 ・統語操作 ・語の置き換え について理解する |
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9 | 第9回 | 項構造と場所格交替 | ・動詞の項構造 ・場所格交替 ・動詞の意味と格の形式 |
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10 | 第10回 | デキゴト・モノ名詞 | ・名詞と時間の関係 ・項構造とデキゴト名詞 ・両義性 について理解する |
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11 | 第11回 | 自他交替 | ・自他交替とは ・自動詞用法の意味 について理解する |
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12 | 第12回 | 非能格動詞と非対格動詞 | ・自動詞の2 分類 ・非対格動詞と非能格動詞の区別 について理解する |
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13 | 第13回 | 複合動詞 | ・動詞と動詞の合成 ・前項動詞と後項動詞の組合せ について理解する |
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14 | 第14回 | 語彙的アスペクトと時間副詞 | ・出来事の内部構造 ・動詞によるアスペクトの違い について理解する |
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15 | 第15回 | 語彙的アスペクトと進行形 | ・英語の進行形と日本語の「ている」 ・もう1つの動詞4分類 について理解する |