科目一覧へ戻る | 2024/07/25 現在 |
開講科目名 /Class |
日本語学Ⅱ/Japanese Linguistics Ⅱ |
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授業コード /Class Code |
B506643001 |
ナンバリングコード /Numbering Code |
HASd304 |
開講キャンパス /Campus |
有瀬 |
開講所属 /Course |
人文学部/Humanities and Sciences |
年度 /Year |
2024年度/Academic Year |
開講区分 /Semester |
後期/AUTUMN |
曜日・時限 /Day, Period |
木2(後期)/THU2(AUT.) |
単位数 /Credits |
2.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
野田 春美/NODA HARUMI |
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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野田 春美/NODA HARUMI | 人文学科/Humanities |
授業の方法 /Class Format |
対面授業(講義) |
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授業の目的 /Class Purpose |
人文学部のDPのうち2「人間の行動や文化に関する専門知識と技能を総合的、体系的に身につけている」に関連した科目です。国語の教職を志望する受講生にとっては9「学部教育と融合した教職教育をとおして、学校教育の目的や目標、地域社会の課題を理解し、さまざまな要求や問題解決に取り組み、生徒の知識や技能、主体的・協働的に学習に取り組む態度の育成を図る教員として活躍できる」にも関連しています。 具体的には日本語の「話しことばと書きことば」をテーマとします。話しことばに見られる、あいづちなど、書きことばに見られる文体差など、話しことばにも書きことばにも見られるオノマトペなどについて考えます。一口に日本語と言っても、話しことばと書きことばでは異なることが実感できます。 授業を通して日本語についての認識を深め、身近な問題を探究する力をつけることを目的とします。ことばに敏感になることは、人生を間違いなく豊かにしてくれます。 |
到 達 目 標 /Class Objectives |
1.話しことばと書きことばを分析するための視点について説明できる。(知識) 2.ことばに敏感になる。(態度) 3.話しことば・書きことばを言語学的に客観的に分析できるようになる。(技術) 4.自分の考えを口頭で的確に表現できる。(技能) 5.ことばの調査・分析について、文章で的確に表現できる。(技能) |
授業のキーワード /Keywords |
日本語学 話しことば 書きことば |
授業の進め方 /Method of Instruction |
・講義を中心に進めますが、講義中、受講者に自発的な発言を求め、双方向性の授業を重視します。授業の最後に出席カードを記入してもらい、その一部の内容を次の時間の初めに共有します。 ・書きことばを扱う回には、本や雑誌などの資料を持って来てもらいます。 ・グループワークも行う予定です。 |
履修するにあたって /Instruction to Students |
1.卒業研究で日本語を研究対象とする人は、受講が望ましい科目です。 2.できるだけ、「日本語学Ⅰ」を受講しておいてください。 3.優秀なレポートについては、授業で内容を発表してもらいます。 4.レポートに、インターネット上のサイトや本などからの不正な引用があった場合や、自分の文章ではない場合は評価の対象としません。 |
授業時間外に必要な学修内容・時間 /Required Work and Hours outside of the Class |
授業終了後に内容が理解できているかどうかを確認し、必要に応じて⽤語や現象について調べ直してください。レポートのための資料探しや準備も必要です。(1週当たり1時間程度) |
提出課題など /Quiz,Report,etc |
1.毎回、授業内容に関する課題を出し、出席カードに書いてもらいます。記⼊され た内容の⼀部は、次の授業のはじめに共有します。カードは授業開始時に配布します。遅刻者には授業開始後30分ごろに別カードを配布し、配点は通常カードの1/2とします。 2.レポートを課します。優秀なレポートについては、授業で内容を発表してもらいま す。 3.授業内のテストについては、テスト後に解説します。 |
成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
授業への参加態度(積極性)と出席カードの記入内容(充実度)40%、レポート35%、テスト25%で評価します。 レポートは、指示したテーマに沿っているか、例を充分集めているか、講義をふまえた客観的な考察が行われているか、論理的でわかりやすいか、で評価します。 テストでは、講義内容の理解度を測ります。 出席回数が全授業数の2/3に満たない場合は評価の対象としません。遅刻の場合は、出席1/2回分として計算します。 |
テキスト /Required Texts |
使用しません。プリントを配布します。 |
参考図書 /Reference Books |
授業中に紹介します。 |
No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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1 | 1 | 導入 話しことばと書きことば |
授業の概要を説明します。 話しことばと書きことばの違いを概観します。 |
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2 | 2 | 話しことばにかかわるテーマ1 | 話しことばにおけるフィラーについて考えます。 | |
3 | 3 | 話しことばにかかわるテーマ2 | 話しことばにおける、あいづちについて考えます。 | |
4 | 4 | 話しことばにかかわるテーマ3 | 話しことばにおける終助詞について考えます。 | |
5 | 5 | 話しことばにかかわるテーマ4 | 話しことばにおける省略・倒置・言いさしについて考えます。 | |
6 | 6 | 書きことばにかかわるテーマ1 | 書きことばにおけるテンス(スル形vsシタ形)の現れ方を考えます。 | |
7 | 7 | 書きことばにかかわるテーマ2 | 書きことばにおける読み手への話しかけや 疑似独話について考えます。 |
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8 | 8 | 書きことばにかかわるテーマ3 | 書きことばにおける役割語や借り物スタイルについて考えます。 | |
9 | 9 | 書きことばにかかわるテーマ4 | 書きことばにおける文体差について考えます。 | |
10 | 10 | 話しことばにも書きことばにもかかわるテーマ1 | オノマトペについて、話しことばと書きことばの違いを考えます。 | |
11 | 11 | 話しことばにも書きことばにもかかわるテーマ2 | 指示語について、話しことばと書きことばの違いを考えます。 | |
12 | 12 | 話しことばにも書きことばにもかかわるテーマ3 | 丁寧体と普通体の使い分けについて、話しことばと書きことばの違いを考えます。 | |
13 | 13 | テストと解説 | 理解をたしかめるテストを行ったあと、その解説をします。 | |
14 | 14 | 優秀レポートの発表1 | 優秀なレポートについて発表してもらい、必要に応じて補足説明をします。 | |
15 | 15 | 優秀レポートの発表2 | 優秀なレポートについて発表してもらい、必要に応じて補足説明をします。 |