科目一覧へ戻る | 2024/07/25 現在 |
開講科目名 /Class |
音楽芸術研究Ⅲ/Studies in Music Ⅲ |
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授業コード /Class Code |
B506163001 |
ナンバリングコード /Numbering Code |
HASc331 |
開講キャンパス /Campus |
有瀬 |
開講所属 /Course |
人文学部/Humanities and Sciences |
年度 /Year |
2024年度/Academic Year |
開講区分 /Semester |
前期/SPRING |
曜日・時限 /Day, Period |
水2(前期)/WED2(SPR.) |
単位数 /Credits |
2.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
宇野 文夫/UNO FUMIO |
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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宇野 文夫/UNO FUMIO | 人文学科/Humanities |
授業の方法 /Class Format |
講義・対面 |
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授業の目的 /Class Purpose |
<主題>音楽の実態の研究 <目的>音楽を実態に即した分析によって捉え、その価値を考察する。 音楽を様々な視点や角度から捉え、その魅力を考察する。特に極力客観的で論理的な分析を通じて、芸術音楽の奥深い魅力とその真髄に迫る。 人文学部のDP2,9に対応し、専門的で総合的且つ体系的な知識を身につけ、対象を分析、考察し、自らの考えを表現できる能力を養う。 担当教員は、中学校教諭(音楽)、音楽専門誌への音楽評論、及び作編曲といった実務経験のある教員である。これらの経験を柔軟に活かし、音楽に対し知識や経験の少ない一般学生に対しては極めて解り易く講じ、既に専門的な知識や経験を有する学生には更に高度な教育が可能である。 |
到 達 目 標 /Class Objectives |
クラシック音楽の基礎的な知識を身に付け、作品を分析する力を付ける。 |
授業のキーワード /Keywords |
音楽分析、楽典、和声、対位法、楽式、楽器とその特性 |
授業の進め方 /Method of Instruction |
講義、音楽の鑑賞、質疑応答。 |
履修するにあたって /Instruction to Students |
この授業は、楽譜を扱うため、楽譜がある程度理解できる必要がある。不得手な学生は、「基本音楽理論」(共通教育)や「芸術文化実践1A」を履修しておくこと。尚授業にて取り上げる音楽作品は、履修者の実態や興味にも応じる。履修者は、普段から多数の音楽を聴き、音楽への興味を深めておいてください。 五線紙が必要です。 また楽譜の所持を要求する場合があります。その場合は2000円以内で購入できるものにします。またコピーで代替しても良いものとします。 |
授業時間外に必要な学修内容・時間 /Required Work and Hours outside of the Class |
楽典の復習、和声、対位法の実習、及び多数の音楽の聴取。1週間に3時間。 |
提出課題など /Quiz,Report,etc |
和声・対位法の実施課題、音楽分析のレポート。応答としてそれらへのレスポンスを行います。 |
成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
授業に於ける質疑内容、発表に於ける分析の緻密さ、積極的参加度、以上50%。和声、対位法の実習試験25%。音楽分析のレポート25%。授業内容の一定の理解度を基準とします。 |
テキスト /Required Texts |
なし |
参考図書 /Reference Books |
「楽典ー理論と実習」石桁真礼生他著(音楽之友社)。「楽器学入門」金光威和雄著(音楽之友社)。「和声ー理論と実習Ⅰ」島岡譲他著(音楽之友社)。 |
No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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1 | 第1回 | 音楽の分析とは | 音楽分析概論。解り易い作品を例に、音楽分析の実際的な方法を示す。 | |
2 | 第2回 | 音楽分析の基礎知識 | 音楽の分析に必要な基礎的な事柄を確認する。楽典を復習する。 | |
3 | 第3回 | 音楽の時間構成1 | 楽式や楽章構成等、音楽の時間構成について考察する。 | |
4 | 第4回 | 音楽の時間構成2 | 楽式や楽章構成等、音楽の時間構成について考察し、実作品の多彩な表現を研究する。 | |
5 | 第5回 | 和音と和声1 | 西洋系音楽の持つ大きな特徴である、和音とそれの連続することによる和声に関して学修する。 | |
6 | 第6回 | 和音と和声2 | 西洋系音楽の持つ大きな特徴である、和音とそれの連続することによる和声に関して学習する。 | |
7 | 第7回 | 対位法とポリフォニー1 | 線的作曲技法である対位法と、多声部音楽について学習する。 | |
8 | 第8回 | 対位法とポリフォニー2 | 線的作曲技法である対位法と、多声部音楽について、実作品を素材に研究する。 | |
9 | 第9回 | 楽器学と管弦楽法 | 管弦楽の楽譜と、管弦楽法の書物を用い、楽器の扱いと管弦楽法を学修する。 | |
10 | 第10回 | 楽曲分析1 | クラシック音楽の分析研究を行う。バッハの音楽。 | |
11 | 第11回 | 楽曲分析2 | クラシック音楽の分析研究を行う。モーツァルトの音楽。 | |
12 | 第12回 | 楽曲分析3 | クラシック音楽の分析研究を行う。ベートーヴェンの音楽。 | |
13 | 第13回 | 楽曲分析4 | クラシック音楽の分析研究を行う。シューベルトの音楽。 | |
14 | 第14回 | 楽曲分析5 | 現代音楽の研究分析を行う。ショパンの音楽。 | |
15 | 第15回 | まとめ | 授業を振り返って総括する。 |