科目一覧へ戻る | 2024/07/25 現在 |
開講科目名 /Class |
言語学概論/日英対照表現法/Linguistics |
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授業コード /Class Code |
B504414001 |
ナンバリングコード /Numbering Code |
HASd210 |
開講キャンパス /Campus |
有瀬 |
開講所属 /Course |
人文学部/Humanities and Sciences |
年度 /Year |
2024年度/Academic Year |
開講区分 /Semester |
後期/AUTUMN |
曜日・時限 /Day, Period |
火4(後期)/TUE4(AUT.) |
単位数 /Credits |
2.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
前田 宏太郎/MAEDA KOTARO |
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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前田 宏太郎/MAEDA KOTARO | 人文学科/Humanities |
授業の方法 /Class Format |
対面授業(講義) |
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授業の目的 /Class Purpose |
この授業は、人文学部人文学科のDPに示す「1.複数の分野の基礎知識を教養として身につけている。」、「9.学部教育と融合した教職教育をとおして、学校教育の目的や目標、地域社会の課題を理解し、さまざまな要求や問題解決に取り組み、生徒の知識や技能、主体的・協働的に学習に取り組む態度の育成を図る教員として活躍できる。」と関係します。 「言語学」という言葉から想像する以上の広い世界が言語学という学問には広がっています。そのすべてについて詳細にお話しすることは不可能ですが、その広がりを皆さんが少しでも実感できるように様々なトピックを取り上げます。 |
到 達 目 標 /Class Objectives |
①言語学の基本的な概念を説明できる ②それらの概念を用いて、日本語や英語の音・形・意味を分析できる ③言語学の観点から人間の営みについて考察できる |
授業のキーワード /Keywords |
音声学・音韻論、統語論、意味論、語用論、言語獲得、言語処理、脳科学、進化 |
授業の進め方 /Method of Instruction |
授業は主に講義形式です。授業の合間にグループ単位で話し合いをすることもあります。授業の最後に、その日の講義内容を確認する小テストを行います。 |
履修するにあたって /Instruction to Students |
初めて触れる概念が多く登場すると思います。なので、テキストの予習を必ず行なってから授業に参加してください。 |
授業時間外に必要な学修内容・時間 /Required Work and Hours outside of the Class |
・テキストの予習(60分/週):予習範囲を指定するので事前に読んできてください。 ・授業の復習(30分/週):わからないことがあればチェックして、遠慮せず教員に聞いてください |
提出課題など /Quiz,Report,etc |
・毎授業の小テスト(12回):講義内容の確認 *翌週の授業にて、前週の課題の解説および質疑応答を行う |
成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
・毎授業の小テスト(60%) ・期末試験(40%):毎授業の小テストが主な出題範囲の予定 *小テストでは主に、当該授業で扱った言語学の基本的な概念を説明できるか(到達目標①)を評価し、期末試験では、それに加えて、実際に日英語を分析できるか(到達目標②)、言語学の観点から人間の営みについて考察できるか(到達目標③)を評価します |
テキスト /Required Texts |
大津由紀雄(編著)(2009)『はじめて学ぶ言語学:ことばの世界をさぐる17章』京都:ミネルヴァ書房. ISBN:9784623055807、税込3,080円 |
参考図書 /Reference Books |
○窪薗晴夫(編)(2019)『よくわかる言語学』京都:ミネルヴァ書房. 本講義では扱いきれない言語学の多様なトピックについて簡潔にまとめられています。自分の興味のある分野が見つかるかもしれません。 ○斎藤純男・田口義久・西村義樹(編)(2015)『明解言語学辞典』東京:三省堂. 言語学用語について簡潔にまとまっている辞典です。テキストの予習復習の際に参照するとより理解が深まると思います。 |
No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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1 | 第1回 | ことばの世界をさぐる | 授業の概要(自己紹介、授業の進め方)、ことばについて考える方法の紹介 | |
2 | 第2回 | 発音の仕組みをさぐる | 「青空」と「青い空」:連濁から音の規則を考える | |
3 | 第3回 | 語の仕組みをさぐる | 文の材料としての「語」はどのように作られるかを考える | |
4 | 第4回 | 文を作る仕組みをさぐる | 人間のことばの「普遍性」と「特殊性」について考える | |
5 | 第5回 | ことばの意味と法則をさぐる | ことばの意味と「構造」の関係について考える | |
6 | 第6回 | 発話解釈能力をさぐる | 相手の「意図」汲み取るとはどのような行為かを考える | |
7 | 第7回 | コミュニケーションをさぐる | 「コミュニケーション」とはどのような行為かを考える | |
8 | 第8回 | 言語獲得のメカニズムをさぐる | 生まれ(nature) vs. 育ち(nurture):言語はどのような過程を経て獲得されるのかを考える | |
9 | 第9回 | ことばの理解のメカニズムをさぐる | 文を理解するときに人間が行なっていることについて考える | |
10 | 第10回 | 発話のメカニズムをさぐる | 文を理解するときに人間が行なっていることについて考える | |
11 | 第11回 | 比喩の世界をさぐる | 日常言語を支える「比喩」について考える | |
12 | 第12回 | 言語を生み出す脳をさぐる | 人間の言語能力を「実装」している脳について考える | |
13 | 第13回 | 起源と進化をさぐる | 人間の言語はいつ・どのように現れ、進化したのかについて考える | |
14 | 第14回 | まとめ | 学習成果の確認 | |
15 | 第15回 | 補足 | 学習成果の振り返り |