科目一覧へ戻る | 2024/07/25 現在 |
開講科目名 /Class |
フィールドワーク論Ⅱ/地域フィールドワーク論Ⅱ/Studies in Fieldwork Ⅱ |
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授業コード /Class Code |
B501113001 |
ナンバリングコード /Numbering Code |
HASe228 |
開講キャンパス /Campus |
有瀬 |
開講所属 /Course |
人文学部/Humanities and Sciences |
年度 /Year |
2024年度/Academic Year |
開講区分 /Semester |
後期/AUTUMN |
曜日・時限 /Day, Period |
火1(後期)/TUE1(AUT.) |
単位数 /Credits |
2.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
松村 淳/MATSUMURA JUN |
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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松村 淳/MATSUMURA JUN | 人文学科/Humanities |
授業の方法 /Class Format |
対面授業(講義) |
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授業の目的 /Class Purpose |
本授業の主目的は地域や人々の生活をより深く知るための技法としてのフィールドワークの概要を学習することである。 またフィールドに入ったときに、必須となるインタビュー調査について実習をふんだんに取り入れたカリキュラムを通じて学び、技法としてのインタビュー調査を身に付けることを目的とする。 本授業は,人文学部DP1.9と対応している。 |
到 達 目 標 /Class Objectives |
下記の各項目を到達目標とする ①フィールドワークについての概要を理解する ②インタビュー調査の概要を理解する。 ③適切なインタビューの技法を身に付ける。 ④インタビューデータから簡単なエスノグラフィーを執筆できる。 |
授業のキーワード /Keywords |
フィールドワーク、質的調査、インタビュー、エスノグラフィー |
授業の進め方 /Method of Instruction |
PPTを使った講義を基本とするが、後半ではインタビューの実習や文字起こし、データを活用したレポートの執筆など、実習的な要素も取り入れる。 |
履修するにあたって /Instruction to Students |
高学年になり、自ら主体的に調査をするために役に立つ技法を学びます。自分自身のスキルアップのために、能動的に学びに来て欲しい。 |
授業時間外に必要な学修内容・時間 /Required Work and Hours outside of the Class |
シラバスを参考にしながら、授業で取り上げる基礎的な事項を確認し、授業に関係する事柄について予習を実施する(一週あたり1時間)。 授業後は、復習として授業中に考えたことや自身で調べて気になったことを講義ノートに加筆していく(一週あたり1時間)。 |
提出課題など /Quiz,Report,etc |
最終成果物としてインタビュー実習を元にした、ミニ・エスノグラフィーを提出する。 提出されたエスノグラフィーは教員による講評を付して返却する。 |
成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
成績評価は下記のように実施する。 ①毎回のコメントシートへのコメント(30%) ②インタビュー実習①の課題(10%) ③ミニ・エスノグラフィーの課題(60%) コメントシートの評価基準は、当日の授業の内容を踏まえた感想や疑問点が書かれていること。 ミニ・エスノグラフィー評価基準は以下の通り。 ①オリジナルなインタビューデータが盛り込まれていること。 ②客観的な事実と主観的な感想や疑問がきちんと切り分けられていること。 |
テキスト /Required Texts |
特に指定しない。教員のオリジナル教材を用いる。 |
参考図書 /Reference Books |
村田晶子・箕曲在弘 ・佐藤慎司 編著 『フィールドワークの学び方』(2022)ナカニシヤ出版。 |
No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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1 | 第1回 | ガイダンス | 本講義全体のガイダンスを行う。 課題や成績評価の方法も含めて実施する。 |
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2 | 第2回 | フィールドワークとは何か | 社会調査におけるフィールドワークについての概要を解説する。 | |
3 | 第3回 | 先人の仕事に学ぶ① | 日本国内のフィールドワークの古典を紹介しながら、先人たちの仕事に学ぶ。 | |
4 | 第4回 | 先人の仕事に学ぶ② | 海外のフィールドワークの古典を紹介しながら、先人の仕事に学ぶ。 | |
5 | 第5回 | 先人の仕事に学ぶ③ | 主にライフヒストリーに関する先人の著作からライフヒストリーの調査を学ぶ。 | |
6 | 第6回 | 計画を立てる | 調査フィールドの設定、インタビュー対象者の選定など、どのようにしてフィールドワークの計画を立てるのかについて学ぶ。 | |
7 | 第7回 | 情報を集める | インタビュー調査の概要について学修する。 | |
8 | 第8回 | インタビュー調査について | インタビュー調査の概要について学修する。 | |
9 | 第9回 | インタビューシートを作成する | テーマ(授業内にお知らせします)に従って、聞くべき内容をまとめたインタビューシートを作成する。 | |
10 | 第10回 | インタビュー実習① | 学生同士でペアをつくり、お互いに3分間インタビューを実施する。この作業を数セット繰り返す。スマホの録音機能を使って音声を記録する。 | |
11 | 第11回 | 文字起こしとデータの整理 | 記録した音声の文字起こしを行い、レポートに使えるデータとして整えるための練習を行う。 | |
12 | 第12回 | データ分析方法 | 授業中に獲得したインタビューデータを使ってKJ法など、データ分析の方法について実習する。 | |
13 | 第13回 | インタビュー実習② | ペアを作り、お互いが相手に対してテーマに沿ったインタビューを20分程度実施する。 | |
14 | 第14回 | ミニエスノグラフィーの執筆① | 前回聞き取った内容の文字起こしを実施し、ミニエスノグラフィーを執筆する。 | |
15 | 第15回 | ミニエスノグラフィーの執筆② | ミニエスノグラフィーを完成させる。 概要を発表する。 |