科目一覧へ戻る | 2024/07/24 現在 |
開講科目名 /Class |
租税論 [公共](公共)/Taxation Theory |
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授業コード /Class Code |
B000651001 |
ナンバリングコード /Numbering Code |
ECOd311 |
開講キャンパス /Campus |
有瀬 |
開講所属 /Course |
経済学部/Economics |
年度 /Year |
2024年度/Academic Year |
開講区分 /Semester |
前期/SPRING |
曜日・時限 /Day, Period |
水1(前期),水2(前期)/WED1(SPR.),WED2(SPR.) |
単位数 /Credits |
4.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
金田 陸幸/KANEDA TAKAYUKI |
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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金田 陸幸/KANEDA TAKAYUKI | 経済学部/Economics |
授業の方法 /Class Format |
対面講義 |
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授業の目的 /Class Purpose |
本講義は経済学部のディプロマ・ポリシーの「1.経済の歴史や制度に係わる知識を修得し、今日の経済情勢を歴史的・制度的に理解できる。」および「2.経済理論の基礎を習得し、日常の経済生活や経済全体の動向について理論的に理解できる。」を目指します。本講義では、日本の税制に関する基礎知識や昨今の税制改正に関する知識を身につけるとともに、税制の経済理論を学ぶことで、より望ましい税制について考察できるようになることを目的とします。 |
到 達 目 標 /Class Objectives |
税金の制度や仕組みを理解し、望ましい税制のあり方について経済学的に分析する能力を身につける。 |
授業のキーワード /Keywords |
所得税、消費税、法人税、資産課税、国際課税 |
授業の進め方 /Method of Instruction |
講義形式で授業を行います。講義では配布資料を事前に用意するため、授業までに資料を予習しておいてください。また、必要に応じて自身でメモを取ることを推奨します。 |
履修するにあたって /Instruction to Students |
授業中の私語および授業の進行を妨げる行為は一切認めません。私語および迷惑行為を続ける場合には、退出していただくこともあるので注意してください。 |
授業時間外に必要な学修内容・時間 /Required Work and Hours outside of the Class |
事前学習と事後学習を1時間30分行ってください。事前学習として、事前に資料を読んで予習してください。事後学習として、学んだこと、授業で分からなかったことなどをまとめるようにしてください。 |
提出課題など /Quiz,Report,etc |
講義内容の習熟度を確認するために、課題を課すことがある。 課題提出後、授業中に解説を行う。 |
成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
授業で課す課題(30%)、定期試験(70%)で評価します。 |
テキスト /Required Texts |
特になし。 |
参考図書 /Reference Books |
篠原正博(2020)『テキストブック租税論』創成社 |
No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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1 | 第1回 | イントロダクション、政府の財源 | 授業の進め方、評価方法について説明した後、日本の財政状況について解説する。 | |
2 | 第2回 | 日本の租税体系 | 現在の日本の租税体系とその変遷について解説する。 | |
3 | 第3回 | 租税の基礎概念1 | 租税の特徴と租税原則について解説する。 | |
4 | 第4回 | 租税の基礎概念2 | 租税の転嫁と帰着について解説する。 | |
5 | 第5回 | 課税の公平性1 | 公平な租税の必要性について解説する。 | |
6 | 第6回 | 課税の公平性2 | 課税承認と租税法律主義について解説する | |
7 | 第7回 | 課税の公平性3 | 租税による所得再分配について解説する | |
8 | 第8回 | 課税の効率性1 | 転嫁と超過負担について部分均衡モデルを用いて解説する。 | |
9 | 第9回 | 課税の効率性2 | 効率的な課税について2財モデルを用いて解説する。 | |
10 | 第10回 | 課税の効率性3 | ラムゼールールと最適課税論の基礎について解説する。 | |
11 | 第11回 | 効率かつ公平な課税1 | 労働所得税の効率性について2財モデルを用いて解説する。 | |
12 | 第12回 | 効率かつ公平な課税2 | 所得移転の経済効果について解説する。 | |
13 | 第13回 | 個人所得課税の仕組み | 日本の所得税の仕組みについて説明する。 | |
14 | 第14回 | 個人所得課税の理論 | 包括的所得税の理論について解説する。 | |
15 | 第15回 | 法人所得課税の理論 | 法人税の基本的枠組みと法人税の帰着について解説する。 | |
16 | 第16回 | 一般消費税の仕組み | 法人税と企業投資の関係について解説する。 | |
17 | 第17回 | 一般消費税の理論 | 消費課税の分類と一般消費課税の仕組みについて説明する。 | |
18 | 第18回 | 一般消費税の理論 | 消費税の概要と課題について解説する。 | |
19 | 第19回 | 個別消費税の仕組み | 日本の個別消費税の体系について解説する。 | |
20 | 第20回 | 個別消費税の理論 | 過去の税制改正と現在の個別消費税の問題点について解説する。 | |
21 | 第21回 | 資産課税の仕組み | 資産課税の分類と各租税の仕組みについて解説する。 | |
22 | 第22回 | 資産課税の理論 | 相続税、贈与税、固定資産税の理論について解説する。 | |
23 | 第23回 | 税制改革論と貯蓄への課税1 | 支出税の考え方について解説する。 | |
24 | 第24回 | 税制改革論と貯蓄への課税2 | 二元的所得税と貯蓄課税のあり方について解説する。 | |
25 | 第25回 | 国際課税の仕組みと現状 | 国際課税の現状について解説する。 | |
26 | 第26回 | 国際課税の理論1 | 国際的二重課税の排除と国際的租税回避について解説する。 | |
27 | 第27回 | 国際課税の理論2 | 国際課税制度の変遷と各国の課税権について解説する。 | |
28 | 第28回 | 環境税の仕組み | 日本の環境税制について解説する。 | |
29 | 第29回 | 環境税の理論 | 環境政策手段としての環境税の役割を解説する。 | |
30 | 第30回 | 授業のまとめ | これまでの授業の総まとめを行う。 |