科目一覧へ戻る | 2024/09/18 現在 |
開講科目名 /Class |
裁判法/Justice Law |
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授業コード /Class Code |
B203031001 |
ナンバリングコード /Numbering Code |
LAWb009 |
開講キャンパス /Campus |
ポートアイランド |
開講所属 /Course |
法学部/Law |
年度 /Year |
2024年度/Academic Year |
開講区分 /Semester |
後期/AUTUMN |
曜日・時限 /Day, Period |
火1(後期)/TUE1(AUT.) |
単位数 /Credits |
2.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
林 昭一/HAYASHI SHOICHI |
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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林 昭一/HAYASHI SHOICHI | 法学部/Law |
授業の方法 /Class Format |
講義 |
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授業の目的 /Class Purpose |
私たちの社会生活上起こり得る法律問題について、法及び裁判がどのような役割を果たしているのかについてみていく。現代の日本の司法制度・裁判制度がどのようなものであるのか、民事裁判と刑事裁判の共通点と相違点などを学ぶ。 本科目は、法学部のディプロマ・ポリシー(DP)のうち、「1. 知識・理解」及び「2. 汎用性技能」に対応し、法の学修を通じて法的素養を身につけること、法的思考に基づいた説得力ある解決指針を示すことを目指す。さらに、現在の日本の司法制度・裁判制度に関心をもち、他者と共生するために、裁判制度がどうあるべきかを考える(DPの「3. 志向性」)。本科目は、「民事訴訟法」「刑事訴訟法」の学修の前提として位置づけられる。本科目を履修し、「民事訴訟法」「刑事訴訟法」を履修することにより、発展的・応用的知識を身につけることができる。 |
到 達 目 標 /Class Objectives |
・日本の司法制度・裁判制度の仕組みについて、その概要を学び、特徴を理解すること。 ・裁判制度の基本的仕組みを他人(家族や友人)に説明できる。 |
授業のキーワード /Keywords |
裁判 司法権 民事訴訟 刑事訴訟 司法制度 法曹 裁判官 弁護士 |
授業の進め方 /Method of Instruction |
テキストと配布資料、スライドを用いて授業を行います。授業スケジュールは、下記の授業計画にしたがって進めますが、授業の進行状況等に応じて変更することがあります。 |
履修するにあたって /Instruction to Students |
普段から、新聞やテレビなどの報道を通して、時事的問題に法や裁判がどのように関わっているのかについて、興味と関心を持つように努めてください。 授業に関する内容であっても、私語は厳禁である。他の受講生の迷惑になる行為があった場合には、退室していただくことがある。 |
授業時間外に必要な学修内容・時間 /Required Work and Hours outside of the Class |
事前学習としては、テキストの該当箇所を読み、用語をノートに整理していってください。(目安として1時間) 事後学習では、テキスト及び配布資料の事例問題を解き、分からないところがある場合にはテキストと配布資料の内容を読み直してください。(目安として1時間) |
提出課題など /Quiz,Report,etc |
中間にレポート課題を出す。詳細は講義内で説明する。レポートの書き方については、講義内でレクチャーする。 |
成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
定期試験(60%)、レポート(40%)で総合的に評価する。裁判の流れや原理原則、基本概念を事例に当てはめて適切に説明できる者には、SまたはA、理解できていると認められる者にはB、最低限の知識を習得している者にはC、最低限の知識の習得が認められない者にはDとする。 フィードバック方法:レポート課題については、授業内で解答と解説を行う。 |
テキスト /Required Texts |
・市川正人・酒巻 匡・山本和彦『有斐閣アルマ 現代の裁判 第8版』(有斐閣、2022年4月) ・六法 |
参考図書 /Reference Books |
・池田真朗・犬伏由子・野川忍・大塚英明・長谷部由起子著『法の世界 第9版』(有斐閣、2023年)1,870円 ・山本和彦『よくわかる民事裁判- 平凡吉訴訟日記〔第四版〕』(有斐閣、2023年) ・兼子一・竹下守夫『裁判法 第4版』(有斐閣(法律学全集34巻)、1999年) 『裁判法』は絶版になっているため、図書館で借りること。 |
No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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1 | 第1回 | 裁判の世界1 | ガイダンス。法とは何かについて、法の二面性、法の実現過程としての裁判について学ぶ。 | |
2 | 第2回 | 裁判の世界2 | 日本の司法制度・裁判制度に関する様々な事柄についてみていく。 | |
3 | 第3回 | 法と裁判の役割1 | 民事法の実現と民事手続 予習:テキスト第1章第1節 |
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4 | 第4回 | 法と裁判の役割2 | 刑事法の実現と刑事手続 予習:テキスト第1章第2節 |
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5 | 第5回 | 法と裁判の役割3 | 司法権と違憲審査権 予習:テキスト第1章第3節 |
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6 | 第6回 | 裁判所制度1 | 最高裁判所・高等裁判所・地方裁判所 予習:テキスト第2章第1~3節 |
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7 | 第7回 | 裁判所制度2 | 家庭裁判所・簡易裁判所 予習:テキスト第2章第4・5節 |
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8 | 第8回 | 法律家の役割1 | 裁判官、検察官、弁護士 予習:テキスト第3章第1・2・3節 |
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9 | 第9回 | 法律家の役割2 | 準法律家、法曹養成 予習:テキスト第3章第4・5節 |
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10 | 第10回 | 裁判の仕組み1 | 民事裁判その1 予習:テキスト第4章第1節第1~3項 |
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11 | 第11回 | 裁判の仕組み2 | 民事裁判その2 予習:テキスト第4章第1節第4~6項 |
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12 | 第12回 | 裁判の仕組み3 | 家事裁判、家事審判、家事調停、行政裁判 予習:テキスト第4章第2・3節 |
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13 | 第13回 | 裁判の仕組み4 | 刑事裁判 予習:テキスト第4章第節 |
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14 | 第14回 | 裁判をめぐる現代的課題 | 裁判を受ける権利、国民の司法参加、司法制度改革 |
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15 | 第15回 | 総まとめ | これまでの講義を振り返る。 |