科目一覧へ戻る | 2024/09/18 現在 |
開講科目名 /Class |
商法総則・商行為法/Commercial Law in General |
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授業コード /Class Code |
B000052001 |
ナンバリングコード /Numbering Code |
LAWc041 |
開講キャンパス /Campus |
ポートアイランド |
開講所属 /Course |
法学部/Law |
年度 /Year |
2024年度/Academic Year |
開講区分 /Semester |
通年/FULL-YEAR |
曜日・時限 /Day, Period |
月4/MON4 |
単位数 /Credits |
4.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
田中 裕明/TANAKA HIROAKI |
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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田中 裕明/TANAKA HIROAKI | 法学部/Law |
授業の方法 /Class Format |
対面授業を行う。 毎回1テーマの講義で行うことを原則とする。 毎回、その日の講義内容の確認のため、客観式の「確認問題」を実施する。 |
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授業の目的 /Class Purpose |
商事ー企業ーに関わる法制度について、商法の総則部分と商行為法を手掛かりに学んでいくことを目的とする。併せて、会社法制度との関連についても学ぶことを目的とする。また、法学部のDPに照らして、「問題発見能力」および「問題解決能力」を養成することを目指す。 |
到 達 目 標 /Class Objectives |
商事―企業―に関わる事案・事例について、自分の言葉で説明できるようになる。 深く商事に関わる制度について、自分の言葉で説明できるようになる。 |
授業のキーワード /Keywords |
商人、商行為、民法との相違・関わり、表示を軸とした競争秩序 |
授業の進め方 /Method of Instruction |
毎回1テーマを原則とする。 毎回、「確認問題」(小テスト)を実施する。 |
履修するにあたって /Instruction to Students |
民法分野および会社法の講義を履修していることが望ましい。 経済法の講義も併せて受講しておいてほしい。 |
授業時間外に必要な学修内容・時間 /Required Work and Hours outside of the Class |
あらかじめまとめて講義資料を配布する予定であるので、受講前に1時間半程度の予習と、同じく同程度の復習を、「確認問題」を手掛かりにして臨んでほしい。 |
提出課題など /Quiz,Report,etc |
毎回、「確認問題」を実施する。 最終回を除き、「確認問題」の解答・解説を翌週の講義時に行う。 |
成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
「確認問題」10%、「定期試験問題」90%の割合で評価する。 |
テキスト /Required Texts |
資料を配布する。 |
参考図書 /Reference Books |
岡田豊基『現代商法総則・商行為法』(中央経済社、2018年)2600+税 柴田和史『商法総則・商行為法』(三省堂、2024年)2600+税 |
No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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1 | 第1回 | 商法の意義 | 商法とはどのような法であるか。身近なところから商法の位置づけを探る。 | |
2 | 第2回 | 商法の特色(1) | 民法との相違を軸に商法の特色を明らかにする。 | |
3 | 第3回 | 商法の特色(2) | 民法とは異なる商法固有の制度を取り上げる。 | |
4 | 第4回 | 商人概念・商行為概念(1) | 商法上、商人とはどのように位置づけられるか。判例の変遷も踏まえて検討する。 | |
5 | 第5回 | 商人概念・商行為概念(2) | 商行為とは何か。商法上の商行為について、総論部分を概説する。 | |
6 | 第6回 | 商人概念・商行為概念(3) | 判例を通じて、民法ではなく商法が適用される判断材料・基準を検討する。 | |
7 | 第7回 | 商号(1) | 企業の名称である商号をめぐる諸問題を取り上げ、検討する。 | |
8 | 第8回 | 商号(2) | 商号に関する問題の一つである「名板貸制度」に関わる問題を判例を通じて、検討する。 | |
9 | 第9回 | 営業譲渡(1) | 企業組織の変更に関わる「営業譲渡」とは何か。学説、判例の照会を通じて、検討する。 | |
10 | 第10回 | 営業譲渡(2) | 営業譲渡の効果について、場合分け(対内的効果・対外的効果)をして検討する。 | |
11 | 第11回 | 商業使用人(1) | 商業使用人の意義について、他の類似する制度との比較を通じて検討する。 | |
12 | 第12回 | 商業使用人(2) | 商業使用人の代表である「支配人」の権限、義務、責任について検討する。 | |
13 | 第13回 | 商業使用人(3) | 「支配人」以外の商業使用人の権限、義務、責任について検討する。 | |
14 | 第14回 | 商業帳簿 | 個人企業にみる会計規制制度の概要をながめる。 | |
15 | 第15回 | 商業登記 | 個人企業にみる情報開示制度の概要をながめる。 | |
16 | 第16回 | 商行為法再論 | 商行為の営利性、商行為の代理、商事契約の成立等商行為固有の制度の概要をながめる。 | |
17 | 第17回 | 商事売買(1) | 民事売買との相違を明らかにし、商事売買に固有の取扱いを検討する。 | |
18 | 第18回 | 商事売買(2) | 商事売買の成立―商品の引渡し―について検討する。 | |
19 | 第19回 | 商事売買(3) | 商事売買の成立―商品の受領と支払いーについて検討する。 | |
20 | 第20回 | 仲立と取次(1) | 仲立営業とは何か。仲立営業の構造を明らかにし、仲立営業に係る法的問題を検討する。 | |
21 | 第21回 | 仲立と取次(2) | 取次営業とは何か。問屋営業の構造を明らかにし、問屋営業に係る法的問題を検討する。 | |
22 | 第22回 | 仲立と取次(3) | 運送取扱人に係る法的問題を検討する。 | |
23 | 第23回 | 運送営業(1) | 物品運送に係る法的問題を検討する。 | |
24 | 第24回 | 運送営業(2) | 旅客運送に係る法的問題を検討する。 | |
25 | 第25回 | 倉庫営業(1) | 倉庫営業とは何か。倉庫営業の構造を明らかにし、倉庫営業に係る法的問題を検討する。 | |
26 | 第26回 | 倉庫営業(2) | 倉庫営業者の権利と義務をめぐる法的問題を検討する。 | |
27 | 第27回 | 場屋営業(1) | 場屋取引とは何か。場屋取引の構造を明らかにする。 | |
28 | 第28回 | 場屋営業(2) | 場屋営業者の責任をめぐる問題について、判例を通じて検討する。 | |
29 | 第29回 | 匿名組合と交互計算 | 匿名組合契約とは何か。交互計算とはどのようなものか。この二つの制度について概観する。 | |
30 | 第30回 | 総括 | 「商法総則」部分と「商行為」部分についての、演習問題を通じて復習する。 |