科目一覧へ戻る | 2024/07/30 現在 |
開講科目名 /Class |
遺伝子・染色体検査学実習 【臨検】/Practice in Gene and Chromosome Analysis |
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授業コード /Class Code |
B103651001 |
ナンバリングコード /Numbering Code |
NMTj001 |
開講キャンパス /Campus |
有瀬 |
開講所属 /Course |
栄養学部/Nutrition |
年度 /Year |
2024年度/Academic Year |
開講区分 /Semester |
後期/AUTUMN |
曜日・時限 /Day, Period |
火3(後期),火4(後期)/TUE3(AUT.),TUE4(AUT.) |
単位数 /Credits |
1.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
山下 勉/YAMASHITA TSUTOMU |
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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太田 直孝/OOTA NAOTAKA | 栄養学部/Nutrition |
山下 勉/YAMASHITA TSUTOMU | 栄養学部/Nutrition |
授業の方法 /Class Format |
対面授業(実習) |
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授業の目的 /Class Purpose |
本学部DP(ディプロマ・ポリシー)「思考・判断1.科学的根拠に基づいて人の健康を検証できる。2.健康科学の学問領域において的確な考察及び判断ができる」「技能・表現の1.人と十分なコミュニケーションをすることができ、適切な医療検査を実践できる。3.臨床検査技師のリ一ダーとして社会の幅広いフィールドご活躍できる技能を習得している。」に関連して本実習は、は幅広い医学検査の中より最新の医学検査をピックアップして、その原理・手技・疾患との関わりを理解する事にある。医学におけるEBM遂行に欠くことのできない臨床検査において、遺伝子検査は必要不可欠な検査方法となっている。その遺伝子検査について基礎的な遺伝子解析の手技について学びます。分子生物学的解析技術の急速な発展により様々な病態が染色体あるいは遺伝子レベルで解析され、感染症やがんを中心に診断、治療に応用されるようになってきた。現在では、テーラーメイド医療において遺伝子検査や染色体検査は必要不可欠な検査の一つである。本実習では、遺伝子・染色体の基本的な取り扱いから、G分染・PCR法による多型の解析や染色体解析を実施できるスキルを修得することを目的とする。この講義は、医療施設等にて最先端の医学検査業務を行っている実務経験のある臨床検査技師が教員として担当することから、より実践的な観点から遺伝子検査解析の基本を解説する。本講義は、実践的教育から構成される授業科目である。 |
到 達 目 標 /Class Objectives |
本実習により遺伝子検査の基本として以下の内容を理解実践できることを目標とします。1)DNA抽出法、PCR法、電気泳動法、染色体分染法の原理と特徴を理解する。2)検体の取り扱いやピペッティングなど基礎的な遺伝子・染色体検査の技術を習得する。3)遺伝子・染色体検査法と診断について理解する。 |
授業のキーワード /Keywords |
染色体検査、染色体、G分染、PCR検査、遺伝子、核型分析、転座、モノソミー、トリソミー |
授業の進め方 /Method of Instruction |
実習課題の理解-実験の実施-データ解析-得られたデータについて討論-レポート作成の流れで進めていく。実習の内容により連続して実施できない内容があることから、平行して他の内容の実習を実施する。 |
履修するにあたって /Instruction to Students |
本実習で取り上げる内容は、医学検査において支流となる検査であることから、十分な理解が求められる。 |
授業時間外に必要な学修内容・時間 /Required Work and Hours outside of the Class |
1時間程度を目安に、実習で実際に行った方法や手技が、十分理解できて実施できるか各自レポ-ト作製を通して検証することが重要です。また、実習で実際に行った方法や手技は、主に標準的なものを用います。従って、測定原理や手技など実習ではやらなかった他の方法や原理等をレポート作成時に調べることが重要です。 |
提出課題など /Quiz,Report,etc |
実習内容のレポ-トを提出する。レポ-トはチェック後返却する。 |
成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
レポート(100点)により総合的に評価します。 |
テキスト /Required Texts |
配布する。 |
参考図書 /Reference Books |
奈良信雄編『遺伝子・染色体検査学』医歯薬出版株式会社 ¥4,600 |
No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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1 | 第1回 | オリエンテーションと実習に用いる細胞の準備 | 細胞培養開始 | |
2 | 第2回 | 染色体検査1 | 必要な試薬調整と、細胞の培養について学びます。 | |
3 | 第3回 | 染色体検査2 | 細胞を分裂期に誘導し、染色体検査に使用できるようにする一連の手技について学びます。 | |
4 | 第4回 | 染色体検査3 | 染色体検査に用いる分裂期細胞より染色体を抽出する手技等について学びます。 | |
5 | 第5回 | 染色体検査4 | 染色体のG分染法手技について学びます。 | |
6 | 第6回 | 染色体検査5 | 核型分析手技について学びます。 | |
7 | 第7回 | 遺伝子解析(PCR検査)1 | 臓器標本を切り等、献体の調整方法について学びます。 | |
8 | 第8回 | 遺伝子解析(PCR検査)2 | RNA抽出とDNAへの変換 | |
9 | 第9回 | 遺伝子解析(PCR検査)3 | プロ-ブ選択 |
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10 | 第10回 | 遺伝子解析(PCR検査)4 | サ-マルサイクラ-によるPCR | |
11 | 第11回 | 遺伝子解析(PCR検査)5 | 遺伝子増幅解析 | |
12 | 第12回 | 遺伝子解析 | mRNA発現の解析等 |