科目一覧へ戻る | 2024/07/30 現在 |
開講科目名 /Class |
臨床免疫学Ⅱ 【臨検】(2022年度入学生~)/Clinical Immunology Ⅱ |
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授業コード /Class Code |
B103631001 |
ナンバリングコード /Numbering Code |
NMTi002 |
開講キャンパス /Campus |
有瀬 |
開講所属 /Course |
栄養学部/Nutrition |
年度 /Year |
2024年度/Academic Year |
開講区分 /Semester |
前期/SPRING |
曜日・時限 /Day, Period |
水2(前期)/WED2(SPR.) |
単位数 /Credits |
2.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
井上 裕行/INOUE HIROYUKI |
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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井上 裕行/INOUE HIROYUKI | 栄養学部/Nutrition |
授業の方法 /Class Format |
対面授業(講義) |
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授業の目的 /Class Purpose |
◎ディプロマ・ポリシーとの関係 1. 免疫系のしくみを学修し、科学的根拠に基づいて人の健康について考察できることを目的とする。 2. 専門分野に高い関心を持ち、専門領域の課題を考察し、解決するための知識や技能を身につけることを目的とする。 ◎免疫と疾患の関りを学習し、多くの免疫学的検査法の機序と特徴を学習する。 ◎なお、この授業の担当者は、実務経験のある教員であるので、より実践的な観点から臨床免疫検査学の重要性と検査技術を解説するものとする。 |
到 達 目 標 /Class Objectives |
1. 免疫不全症の分類と病態について説明できる。 2. 各型アレルギーの発生機序と疾患について説明できる。 3. 自己免疫疾患の病態と検出される自己抗体について説明できる。 4. 免疫グロブリン異常症の病態と免疫グロブリンの産生について説明できる。 5. 免疫学的検査の原理と特徴について説明できる。 6. 腫瘍マーカーと関連の高い腫瘍について説明できる。 7. CD抗原の検出に関わる細胞性免疫機能検査について説明できる。 8. 臨床免疫学実習において、円滑な実習と知識の向上を可能にすることができる。 |
授業のキーワード /Keywords |
免疫不全症、アレルギー疾患、自己免疫疾患、腫瘍マーカー、免疫学的検査、細胞性免疫機能検査 |
授業の進め方 /Method of Instruction |
講義を中心に進めます。 受講生へ質問し、解答を求める場合があります。 |
履修するにあたって /Instruction to Students |
専門用語や覚える内容が多いので、毎回予習と復習を行ってください。 |
授業時間外に必要な学修内容・時間 /Required Work and Hours outside of the Class |
授業の終わりに次回の授業内容を伝えますので、事前にテキストの該当部分を読んでから授業に臨んでください(30分程度)。 専門的な内容については、イラストの多い指定図書や参考書を利用することで理解しやすくなります。 複数の科目と重複するところがあるので、他の教科書も振り返って知識の幅を広げてください(30分程度)。 国家試験の過去問題を解くことも始めてください。その中でわからない部分は教科書を振り返ってください。教員に質問するなど知識を一つずつ確実に落とし込んでいってください。 |
提出課題など /Quiz,Report,etc |
レポートなどの課題を与え、提出を求めることがあります。レポートは確認した上で返却し、復習に活用してもらう。 適宜、小テストの実施があります。小テストをする場合は学習してほしいところを事前に伝えます。その後、解答を伝え解説を行います。 |
成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
定期試験(本試験)を100%評価とします。 |
テキスト /Required Texts |
『最新 臨床検査学講座 免疫検査学』 窪田哲朗他共著 医歯薬出版株式会社 本体 5,600円+税 |
参考図書 /Reference Books |
『ポケットマスター臨床検査知識の整理 臨床免疫学』坊池義浩他著 医歯薬出版株式会社 本体3,300円+税 『臨床検査技師イエロー・ノート3nd edition』坊池義浩他著 メジカルビュー社 本体6,800円+税 『好きになる免疫学 第2版』萩原清文著 講談社 本体2,200円+税 『免疫検査学 実習書』加藤亮二編著 日本臨床検査学教育協議会監修 医歯薬出版株式会社 本体3,600円+税 『輸血・移植検査学 実習書』永尾暢夫編著 日本臨床検査学教育協議会監修 医歯薬出版株式会社 本体3,000円+税 『臨床免疫検査 技術教本』日本臨床衛生検査技師会監修 丸善出版 本体4,800円+税 『輸血・移植検査 技術教本』日本臨床衛生検査技師会監修 丸善出版 本体4,900円+税 |
No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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1 | 第1回 | 免疫不全症 | 免疫不全症の分類と病態について学習する。 | |
2 | 第2回 | アレルギー疾患 | アレルギーの発生機序とアレルギー疾患について学習する。 | |
3 | 第3回 | 自己免疫疾患(組織特異的) | 組織特異的自己免疫疾患の病態と検出される自己抗体について学習する。 | |
4 | 第4回 | 自己免疫疾患(全身性) | 全身性自己免疫疾患の病態と検出される自己抗体について学習する。 | |
5 | 第5回 | 免疫グロブリン異常症 | M蛋白血症について学習する。 | |
6 | 第6回 | 試験管内抗原抗体反応 | 抗原抗体反応の基礎について学習する。 | |
7 | 第7回 | 抗原抗体反応-1(沈降反応、凝集反応) | 抗原抗体反応を利用した沈降反応、凝集反応について学習する。 | |
8 | 第8回 | 抗原抗体反応-2(溶解反応、中和反応) | 抗原抗体反応を利用した溶解反応、中和反応について学習する。 | |
9 | 第9回 | 抗原抗体反応-3(免疫電気泳動法、WB法) | 抗原抗体反応を利用した免疫電気泳動法、ウエスタンブロッティング法について学習する。 | |
10 | 第10回 | 非標識免疫測定法 | 抗原抗体反応を利用した免疫比濁法、免疫比ろう法について学習する。 | |
11 | 第11回 | 標識免疫測定法 | 抗原抗体反応を利用した酵素免疫測定法、発光免疫測定法、蛍光免疫測定法、イムノクロマトグラフィ法について学習する。 | |
12 | 第12回 | 自己免疫疾患関連検査 | 自己免疫疾患関連検査の病態と自己抗体の検出について学習する。 | |
13 | 第13回 | 腫瘍マーカー検査 | 各腫瘍における腫瘍マーカーの検出について学習する。 | |
14 | 第14回 | 血清蛋白異常症関連検査 | 免疫グロブリン、温度依存性蛋白、補体、CRPの測定法について学習する。 | |
15 | 第15回 | 細胞性免疫機能検査 | フローサイトメータを用いたCD抗原の検出について学習する。 |