科目一覧へ戻る | 2024/07/30 現在 |
開講科目名 /Class |
臨床化学実習Ⅰ 【臨検】/Practice in Clinical Chemistry Ⅰ |
---|---|
授業コード /Class Code |
B103601001 |
ナンバリングコード /Numbering Code |
NMTh003 |
開講キャンパス /Campus |
有瀬 |
開講所属 /Course |
栄養学部/Nutrition |
年度 /Year |
2024年度/Academic Year |
開講区分 /Semester |
前期/SPRING |
曜日・時限 /Day, Period |
月3(前期),月4(前期)/MON3(SPR.),MON4(SPR.) |
単位数 /Credits |
1.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
竹橋 正則/TAKEHASHI MASANORI |
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
---|---|
竹橋 正則/TAKEHASHI MASANORI | 栄養学部/Nutrition |
授業の方法 /Class Format |
対面授業(実習) |
---|---|
授業の目的 /Class Purpose |
この科目では、栄養学部のDPに示す、科学的根拠に基づいて健康について考察できること、栄養学・保健衛生学の学問領域において的確に判断できることの基礎をなす知識と技能の習得を目指す。また、自分の考えを的確に表現し、人とのコミュニケーションを通じて、適切な医学検査を実践できることを目指す。 生体試料(主に血液)に含まれる成分について、生化学的検査の観点から定量分析の理論と測定手技を習得する。糖質とホルモンの測定法を実施し、結果の解析と評価について習得する。また、酵素を用いた測定法によって様々な実験条件を設定し、検査結果の解析と評価ができる能力を養う。さらに、遺伝子データベース活用法についても習得する。 なお、この授業の担当者は、病院での臨床検査業務を約10年経験している。実務経験のある教員であるので、より実践的な観点から病院内の臨床検査および臨床検査技師の役割等について解説するものとする。 |
到 達 目 標 /Class Objectives |
・分光光度分析法(吸光光度法)による定量分析の理論を理解し、それぞれの測定を正確に実施できる。 ・糖質およびホルモンの測定が実施でき、その結果解析と評価ができる。 ・終点分析法と速度分析法について説明できる。 ・酵素を用いる測定法における適切な測定条件について説明できる。 ・データベースを利用して、目的とする遺伝子情報を入手し活用することができる。 |
授業のキーワード /Keywords |
分光光度分析法、糖質、ホルモン、酵素反応速度論、終点分析法、速度分析法、遺伝子データーベース、消化 |
授業の進め方 /Method of Instruction |
実習書に基づいて、課題毎に実習する。 |
履修するにあたって /Instruction to Students |
臨床化学の知識をもとに実施する。これらの科目の復習して実習に臨むようにしてください。 |
授業時間外に必要な学修内容・時間 /Required Work and Hours outside of the Class |
授業計画の各回で指示された内容についてに、教科書・実習書の該当部分を読んでから授業に臨んでください。(目安として約30分) 実習は臨床化学の知識を前提にして進められるので、それらの講義内容を復習した上で実習に臨んでください。 実習後は各回の実習内容を、レポートにまとめてください。(目安として約2.5時間) |
提出課題など /Quiz,Report,etc |
実習で行なった内容のレポートを提出する。レポート内容を確認し、授業などで不足部分と重要ポイントを説明する。内容が不十分な場合は再提出を求める場合がある。 |
成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
レポート(70%)と実習への積極性(30%)を総合的に評価する。出席を前提とする。 |
テキスト /Required Texts |
新版 臨床化学 第3版/片山善章・栢森裕三・長村洋一 編/講談社 |
参考図書 /Reference Books |
最新臨床検査学講座 臨床化学検査学 第2版/戸塚実・奥村伸生・浦山修・松下誠・山内一由・大川龍之介 編著/医歯薬出版 |
No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
---|---|---|---|---|
1 | 第1回 | 吸光光度法の基礎(1) | 糖質の測定法を用いて、正確な定量分析を実施するための手技を学ぶ。 | |
2 | 第2回 | 吸光光度法の基礎(1) | 糖質の測定法を用いて、吸光光度法の基礎を学ぶ。 | |
3 | 第3回 | 糖質の検査(1) | 糖質の測定手技と臨床的意義について学ぶ。 | |
4 | 第4回 | 糖質の検査(2) | 糖質の測定法の違いと特徴について学ぶ。 | |
5 | 第5回 | 検査結果の解析と評価:酵素を用いた測定法(1) | 酵素反応速度論について学ぶ。 | |
6 | 第6回 | 検査結果の解析と評価:酵素を用いた測定法(2) | 酵素を用いた測定法の反応条件について学ぶ。 | |
7 | 第7回 | 検査結果の解析と評価:酵素を用いた測定法(3) | 酵素的測定法の終点分析法と速度分析法の違いについて学ぶ。 | |
8 | 第8回 | ホルモンの定量 | ホルモンの測定手技と臨床的意義について学ぶ。 | |
9 | 第9回 | データベースによる遺伝情報の取得法(1) | 遺伝子に関わるデータベースとその利用方法について学ぶ。 | |
10 | 第10回 | データベースによる遺伝情報の取得法(2) | データベースを用いて、タンパク質の人工消化に用いるタンパク質の遺伝情報を収集する。 | |
11 | 第11回 | タンパク質の人工消化 | タンパク分解酵素による人工消化実験を通して、ヒトの食物消化について学ぶ。 | |
12 | 第12回 | 検査結果の総合的評価 | 第10回と第11回の結果を総合的に評価して、人工消化実験の結果の妥当性を評価する。 |