科目一覧へ戻る | 2024/07/30 現在 |
開講科目名 /Class |
卒業研究【選択科目】(内富先生)/Research in Nutrition |
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授業コード /Class Code |
B100691012 |
ナンバリングコード /Numbering Code |
NMTr007/NSDn006 |
開講キャンパス /Campus |
有瀬 |
開講所属 /Course |
栄養学部/Nutrition |
年度 /Year |
2024年度/Academic Year |
開講区分 /Semester |
通年集中/FULL-YEAR INTENSIVE |
曜日・時限 /Day, Period |
他/OTHERS |
単位数 /Credits |
4.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
内富 蘭/UCHITOMI RAN |
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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内富 蘭/UCHITOMI RAN | 栄養学部/Nutrition |
授業の方法 /Class Format |
対面授業(実験・実技) |
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授業の目的 /Class Purpose |
卒業研究は栄養学部のDPに示す、科学的根拠に基づいて人の健康について考察できること、また管理栄養士や栄養教諭のリーダーとして社会で活躍できる技能を習得し、医療関係、食品関係、食育関係などの分野の担い手として責任を十分に果たす自覚を持つことを目指す。 加齢に伴う身体的変化は様々な疾病を引き起こしやすくし、高齢者の生活の質の低下や健康寿命短縮の要因となり得る。本授業では、加齢性の身体的変化(筋萎縮など)の抑制に有用であることが期待される食品由来成分に着目し、その作用機序解明を通して、加齢性疾患予防のための分子基盤の解明を目指した研究を遂行する。また、研究を実施する上で必要な細胞培養実験、分子生物学実験に関わる基礎的な知識・技能の修得を目標とする。実験結果に関するディスカッションや研究報告書・卒業研究発表資料の作成を通じて、科学的かつ論理的に思考・表現できる力を身につけることを目指す。 |
到 達 目 標 /Class Objectives |
・研究テーマに関係する研究論文を検索し、内容を読み解くことができる。 ・研究テーマに関わる分子細胞生物学の知識について、科学的に説明することができる。 ・研究背景および目的を的確に把握し、具体的に説明することができる。 ・研究内容や研究成果を論理的に思考し、文章や言葉(発表)で表現できる。 ・卒業研究発表会で研究成果を発表し、質疑応答に的確に対応することができる。 |
授業のキーワード /Keywords |
論文検索、実験、細胞培養、論文作成、研究発表 |
授業の進め方 /Method of Instruction |
まず研究テーマを決定し、文献等の調査を通して研究内容への理解を深める。研究計画を立案し、研究室において実験を実施する。実験で得られたデータは解析を行い、その結果に基づいてディスカッションを行う。最終的に、研究成果を研究報告書(卒業論文)およびプレゼンテーション資料(卒業研究発表)にまとめる。 |
履修するにあたって /Instruction to Students |
卒業研究は時間割には規定されず、一年を通して常時実施するという形式を取る。したがって、春季休業(3年次 3月)や夏季休業(4年次 8,9月)中にも実施することがある。本授業では分子生物学実験を実施するにあたって、「生化学」や「細胞生物学」の知識と内容への理解が必要不可欠であるため、随時復習をしておくこと。実験で使用する機器には精密・繊細なものも多いため、指導教員の説明をよく聞き、取扱いには十分に注意すること。また危険な試薬を扱うこともあるため、取扱いの際には実験に集中し細心の注意を払うこと。 主な研究内容: 大豆イソフラボンとその代謝産物のサルコペニア肥満改善効果の作用機序解析 |
授業時間外に必要な学修内容・時間 /Required Work and Hours outside of the Class |
研究テーマに対する理解を深めるために、関連する研究論文や総説等を収集・精読すること(週1~2時間)。生命科学分野における知識で不足している点があれば積極的に知識を拡充したり、科学論文の動向を日々確認したりするなど、自己研鑽に励むよう努めること。 |
提出課題など /Quiz,Report,etc |
実験結果(Raw Dataおよび解析結果)を指導教員に定期的に報告する。実験結果の解釈や研究テーマに対する理解を深めるために、ディスカッションを行う。最終的にこれまでの研究成果を研究報告書(卒業論文)およびプレゼンテーション資料(卒業研究発表)にまとめる。研究報告書とプレゼン資料の内容は精査し、改善に向けた指導を行う。 |
成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
研究への取り組み(実験・実験ノートの作成・Raw Dataと解析データの報告、データ整理)、論文抄読会および研究テーマに関する自学状況、研究報告書(卒業論文)、卒業研究発表の成果を総合的に評価する。配点は、研究への取り組み(40%)、論文抄読会および自学状況(20%)、研究報告書(20%)、卒業研究発表(20%)として100点満点で換算し、60点以上を合格とする。 |
テキスト /Required Texts |
指定なし(卒業研究に必要となるテキストや文献は指導教員が適宜通知するほか、各自で文献検索を行い情報を収集する) |
参考図書 /Reference Books |
エキスパート管理栄養士養成シリーズ 「分子栄養学」 化学同人(参考図書) |
No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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1 | 第1回 | 卒業研究のガイダンス、テーマの決定 | 卒業研究の目的と本授業の進め方について理解する。実験ノートの書き方を理解する。指導教員との打ち合わせにより研究テーマを決定する。 | |
2 | 第2回 | 研究背景の理解 | 研究テーマの背景を理解するために、先行研究や文献等の調査を行う。 | |
3 | 第3回 | 研究計画の立案 | 研究テーマに関わる社会的背景や研究の必要性を把握する。その上で、研究手法や実験計画を指導教員との打ち合わせにより立案する。 | |
4 | 第4回 | 細胞培養実験の基礎 | 細胞の培養法、継代法、凍結保存法、解凍法の手技を身につける。 実験に使用するクリーンベンチ、恒温培養器、遠心機、顕微鏡等の機器の取扱い方を修得する。 | |
5 | 第5回 | 分子生物学実験の基礎 | サンプルからのDNA/RNAの抽出法、リアルタイムRT-PCR法、遺伝子導入の基礎について原理を理解し、実験手法を身に着ける。 | |
6 | 第6回 | 論文抄読 (1) | 部門内で行われる抄読会で、研究テーマに関連した論文の内容を分かりやすく具体的に発表し、議論する。 | |
7 | 第7回 | 実験・調査、研究打合せ (1) | 必要な実験・調査、研究打合せなどを遂行する。 | |
8 | 第8回 | 実験・調査、研究打合せ (2) | 必要な実験・調査、研究打合せなどを遂行する。 | |
9 | 第9回 | 実験・調査、研究打合せ (3) | 必要な実験・調査、研究打合せなどを遂行する。 | |
10 | 第10回 | 実験・調査、研究打合せ (4) | 必要な実験・調査、研究打合せなどを遂行する。 | |
11 | 第11回 | 実験・調査、研究打合せ (5) | 必要な実験・調査、研究打合せなどを遂行する。 | |
12 | 第12回 | 論文抄読 (2) | 部門内で行われる抄読会で、研究テーマに関連した論文の内容を分かりやすく具体的に発表し、議論する。 | |
13 | 第13回 | 実験・調査、研究打合せ (6) | 必要な実験・調査、研究打合せなどを遂行する。 | |
14 | 第14回 | 実験・調査、研究打合せ (7) | 必要な実験・調査、研究打合せなどを遂行する。 | |
15 | 第15回 | 実験・調査、研究打合せ (8) | 必要な実験・調査、研究打合せなどを遂行する。 | |
16 | 第16回 | 実験・調査、研究打合せ (9) | 必要な実験・調査、研究打合せなどを遂行する。 | |
17 | 第17回 | 実験・調査、研究打合せ (10) | 必要な実験・調査、研究打合せなどを遂行する。 | |
18 | 第18回 | 論文抄読 (3) | 部門内で行われる抄読会で、研究テーマに関連した論文の内容を分かりやすく具体的に発表し、議論する。 | |
19 | 第19回 | 実験・調査、研究打合せ (11) | 必要な実験・調査、研究打合せなどを遂行する。 | |
20 | 第20回 | 実験・調査、研究打合せ (12) | 必要な実験・調査、研究打合せなどを遂行する。 | |
21 | 第21回 | 実験・調査、研究打合せ (13) | 必要な実験・調査、研究打合せなどを遂行する。 | |
22 | 第22回 | 実験・調査、研究打合せ (14) | 必要な実験・調査、研究打合せなどを遂行する。 | |
23 | 第23回 | 実験・調査、研究打合せ (15) | 必要な実験・調査、研究打合せなどを遂行する。 | |
24 | 第24回 | 研究報告書(卒業論文)の作成 (1) | これまでの研究成果を整理し、結果を論理的に解釈する。研究テーマの背景・目的・方法・結果・考察について、論理的かつ簡潔にまとめた研究報告書を作成する。 | |
25 | 第25回 | 研究報告書(卒業論文)の作成 (2) | これまでの研究成果を整理し、結果を論理的に解釈する。研究テーマの背景・目的・方法・結果・考察について、論理的かつ簡潔にまとめた研究報告書を作成する。 | |
26 | 第26回 | 研究報告書(卒業論文)の作成 (3) | これまでの研究成果を整理し、結果を論理的に解釈する。研究テーマの背景・目的・方法・結果・考察について、論理的かつ簡潔にまとめた研究報告書を作成する。 | |
27 | 第27回 | 卒業研究発表のためのプレゼン資料作成 (1) | 卒業研究発表会の要旨とプレゼンテーション資料を作成する。 | |
28 | 第28回 | 卒業研究発表のためのプレゼン資料作成 (2) | 卒業研究発表会のプレゼンテーション資料を作成し、発表練習を行う。 | |
29 | 第29回 | 卒業研究発表のためのプレゼン資料作成 (3) | 卒業研究発表会のプレゼンテーション資料を作成し、発表練習を行う。想定質問を考え、対応できるようにする。 | |
30 | 第30回 | 卒業研究発表会 | 卒業研究発表会で成果を発表する。質疑応答の内容を整理し、まとめる。 |