科目一覧へ戻る | 2024/07/30 現在 |
開講科目名 /Class |
解剖生理学Ⅰ 【臨検】/Functional Anatomy |
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授業コード /Class Code |
B100011003 |
ナンバリングコード /Numbering Code |
NMTb001/NSDc001 |
開講キャンパス /Campus |
有瀬 |
開講所属 /Course |
栄養学部/Nutrition |
年度 /Year |
2024年度/Academic Year |
開講区分 /Semester |
前期/SPRING |
曜日・時限 /Day, Period |
月1(前期)/MON1(SPR.) |
単位数 /Credits |
2.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
坊池 義浩/BOUIKE YOSHIHIRO |
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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坊池 義浩/BOUIKE YOSHIHIRO | 栄養学部/Nutrition |
授業の方法 /Class Format |
対面授業(講義) |
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授業の目的 /Class Purpose |
◎ディプロマ・ポリシーとの関係 1.人体の構造と機能を学修し、科学的根拠に基づいて人の健康について考察できることを目的とする。 2.健康科学に基づいた疾病予防および健康増進に必要な基礎・専門分野の学問知識を習得することを目的とする。 ◎主題 この授業では、人体の構造と機能について、以下の教科内容に従って、主に解剖学(構造)および生理学(機能)の観点から総合的に学ぶ。 ◎教科内容 人体の構造を以下の各系統毎に器官、組織、細胞の形態について学ぶ。 ・細胞と組織 ・消化器系 ・血液(造血器)・リンパ・凝固系 ・筋肉系と運動機能 ・内分泌系 ・免疫系、アレルギー ・皮膚組織・体温調節 ・感染症 ◎なお、この授業の担当者は、2007年4月から2016年3月までの9年間、疾病と治療に関する業務に携わっていた。実務経験のある教員であるので、より実践的な観点から解剖生理学の重要性と人体の構造と機能について解説するものとする。 |
到 達 目 標 /Class Objectives |
・人体の構造と機能を系統的に理解し、説明できる。 ・正常な人体の仕組みについて、個体とその機能を構成する遺伝子レベル、細胞レベルから組織・器官レベルまでの構造や機能を理解し、説明できる。 ・人体が行う食事、運動、休養などの基本的生活活動の機構を理解し、説明できる。 ・環境変化に対する対応機構を理解し、説明できる。 |
授業のキーワード /Keywords |
各臓器の部位・名称・機能、生体の恒常性維持(ホメオスタシス)、造血、免疫と生体防御 |
授業の進め方 /Method of Instruction |
講義を中心に進めます。 受講生へ質問し、解答を求める場合があります。 授業の最後でカードへ意見や質問を記入してもらい、必要に応じて次の授業の初めに共有します。 |
履修するにあたって /Instruction to Students |
専門用語や覚える内容が多いので、毎回予習と復習を行ってください。 |
授業時間外に必要な学修内容・時間 /Required Work and Hours outside of the Class |
授業の終わりに次回の授業内容を伝えますので、事前にテキストの該当部分を読んでから授業に臨んでください(30分程度)。 専門的な内容については、イラストの多い指定図書や参考書を利用することで理解しやすくなります。 病理組織細胞学、臨床生理学、臨床血液学、臨床化学、臨床免疫学などの科目と重複してくるので、他の教科書や 参考書も使って知識の幅を広げてください(30分程度)。 |
提出課題など /Quiz,Report,etc |
レポートなどの課題を与え、提出を求めることがあります。レポートは確認した上で返却し、復習に活用してもらう。 適宜、小テストを行います。小テストをする場合は学習してほしいところを事前に伝えます。その後、解答を伝え解説を行います。 毎回の授業で出席カードを配布し、意見や質問を求めます。 授業に関する内容は、次回の授業で共有します。 |
成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
定期試験(本試験)を100%評価とします。 |
テキスト /Required Texts |
『サクセス管理栄養士・栄養士養成講座 解剖生理学・病理学』第一出版 本体 2,800円+税 『栄養科学イラストレイテッド解剖生理学』羊土社 本体2,900円+税 『栄養科学イラストレイテッド演習版 解剖生理学ノート』羊土社 本体2,600円+税 |
参考図書 /Reference Books |
『人体の構造と機能および疾病の成り立ちⅠ 解剖生理学』中山書店 本体2,700円+税 『人体解剖パーフェクト事典』ナツメ社 本体2,000円+税 『臨床検査学講座 解剖学』医歯薬出版 本体3,500円+税 『生理学』理工図書 本体5,000円+税 『臨床につながる解剖学 イラストレイテッド』羊土社 本体6,200円+税 |
No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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1 | 第1回 | 細胞と組織 | 人体を構成している細胞、組織、器官、系統について学習する。 (1)細胞を構成する細胞小器官の構造と働きについて学習する。 (2)細胞の分化と増殖について学習する。 (3)上皮組織、支持組織、筋組織、神経組織について学習する。 (4)主な器官の構造、働きについて学習する。 (5)人体の各系統について学習する。 (6)人体を構成している生体成分について学習する。 (7)生体成分を分離、解析する生化学的方法について学習する。 |
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2 | 第2回 | 消化器系(1) | 消化について概説し、口から肛門までの消化器官と付属器官の構造と働きにつ いて学習する。 (1)口腔(歯、舌、唾液腺)、食道、胃、小腸、大腸、肝臓、胆嚢、膵臓の構造と働きについて詳しく学習する。 (2)消化の働きを調節する神経系とホルモンについて学習する。 (3)消化に関係した反射について学習する。 |
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3 | 第3回 | 消化器系(2) | 消化について概説し、口から肛門までの消化器官と付属器官の構造と働きにつ いて学習する。 (1)口腔(歯、舌、唾液腺)、食道、胃、小腸、大腸、肝臓、胆嚢、膵臓の構造と働きについて詳しく学習する。 (2)消化の働きを調節する神経系とホルモンについて学習する。 (3)消化に関係した反射について学習する。 |
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4 | 第4回 | 消化器系(3) | 消化について概説し、口から肛門までの消化器官と付属器官の構造と働きにつ いて学習する。 (1)口腔(歯、舌、唾液腺)、食道、胃、小腸、大腸、肝臓、胆嚢、膵臓の構造と働きについて詳しく学習する。 (2)消化の働きを調節する神経系とホルモンについて学習する。 (3)消化に関係した反射について学習する。 |
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5 | 第5回 | 血液(造血器)・リンパ・凝固系(1) | 血液の組成について学習する。 (1)赤血球、白血球、巨核球の分化・成熟について学習する。 (2)有形成分(赤血球、白血球、血小板)の構造と働きについて学習する。 (3)リンパ系について学習する。 (4)血液の凝固系及び線溶系について学習する。 |
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6 | 第6回 | 血液(造血器)・リンパ・凝固系(2) | 血液の組成について学習する。 (1)赤血球、白血球、巨核球の分化・成熟について学習する。 (2)有形成分(赤血球、白血球、血小板)の構造と働きについて学習する。 (3)リンパ系について学習する。 (4)血液の凝固系及び線溶系について学習する。 |
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7 | 第7回 | 筋肉系と運動機能 | 人体の主な骨格筋、心筋、平滑筋について学習する。 (1)横紋筋と平滑筋の構造について学習する。 (2)骨格筋線維が収縮するしくみについて学習する。 (3)速筋線維と遅筋線維について学習する。 |
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8 | 第8回 | 内分泌系(1) | 各内分泌腺の構造と分泌されるホルモンの働きおよび分泌調節について学習する。 (1)視床下部、下垂体、甲状腺、膵臓、性腺、副腎など主な内分泌腺の構造と分泌されるホルモンおよび分泌調節について学習する。 (2)ホルモンの構造と細胞での受容体と情報伝達について学習する。 |
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9 | 第9回 | 内分泌系(2) | 各内分泌腺の構造と分泌されるホルモンの働きおよび分泌調節について学習する。 (1)視床下部、下垂体、甲状腺、膵臓、性腺、副腎など主な内分泌腺の構造と分泌されるホルモンおよび分泌調節について学習する。 (2)ホルモンの構造と細胞での受容体と情報伝達について学習する。 |
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10 | 第10回 | 内分泌系(3) | 各内分泌腺の構造と分泌されるホルモンの働きおよび分泌調節について学習する。 (1)視床下部、下垂体、甲状腺、膵臓、性腺、副腎など主な内分泌腺の構造と分泌されるホルモンおよび分泌調節について学習する。 (2)ホルモンの構造と細胞での受容体と情報伝達について学習する。 |
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11 | 第11回 | 免疫系、アレルギー(1) | 人の免疫系とアレルギーについて概説する。 (1)免疫系(細胞性免疫と液性免疫)と、その調節系について学習する。 (2)アレルギーについて学習する。 |
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12 | 第12回 | 免疫系、アレルギー(2) | 人の免疫系とアレルギーについて概説する。 (1)免疫系(細胞性免疫と液性免疫)と、その調節系について学習する。 (2)アレルギーについて学習する。 |
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13 | 第13回 | 皮膚組織・体温調節 | 皮膚の構造及びはたらきと体温調節を学習する。 (1)表皮、真皮、皮下組織、筋肉、骨の構造について学習する。 (2)体温調節について内分泌系、神経系への作用を学習する。 |
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14 | 第14回 | 感染症(1) | 様々な感染症について学習する。 (1)病原体の種類、特徴、疾患などを学習する。 (2)新興感染症及び再興感染症について学習する。 |
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15 | 第15回 | 感染症(2) | 様々な感染症について学習する。 (1)病原体の種類、特徴、疾患などを学習する。 (2)新興感染症及び再興感染症について学習する。 |