科目一覧へ戻る | 2024/07/25 現在 |
開講科目名 /Class |
細胞機能解析学/Principles of Cell Function and Biochemistry |
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授業コード /Class Code |
K010181001 |
ナンバリングコード /Numbering Code |
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開講キャンパス /Campus |
有瀬 |
開講所属 /Course |
博士/ |
年度 /Year |
2024年度/Academic Year |
開講区分 /Semester |
通年集中/FULL-YEAR INTENSIVE |
曜日・時限 /Day, Period |
他/OTHERS |
単位数 /Credits |
2.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
竹橋 正則/TAKEHASHI MASANORI |
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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竹橋 正則/TAKEHASHI MASANORI | 栄養学部/Nutrition |
授業の方法 /Class Format |
【対面授業(講義)】 |
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授業の目的 /Class Purpose |
本研究科DP(ディプロマ・ポリシー)「博士(学術):栄養学、薬学、臨床検査学、医学の分野に関して、最先端の高度な知識を修得し、研究対象や研究方法を自ら見出し、展開する研究遂行能力を獲得していることが、学位授与の要件である。栄養学、薬学、臨床検査学、医学を含む総合的な領域での斬新な発想、論理的な思考によって社会の発展と科学の進歩に貢献でき、さらに国際的に活動できる能力を身につけたオピニオンリーダーになることが必須である。」に関連して、本講義は、最先端の高度な知識を修得するを目的に設置された講義である。当授業においては、細胞間情報伝達物質の膜への結合から細胞の応答に至るまでの情報伝達経路や、その異常による疾患との関わりを解説する。 なお、この授業の担当者は、病院での臨床検査業務を約10年経験している。実務経験のある教員であるので、より実践的な観点から解説するものとする。 |
到 達 目 標 /Class Objectives |
細胞内情報伝達機構を分子から個体レベルで理解し、研究遂行ならびに疾患の病態解明・治療方法の開発に応用できること。 |
授業のキーワード /Keywords |
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授業の進め方 /Method of Instruction |
本講義では、上に掲げた教育目標に従って、学習してもらいます。また各講義は、概ね下記の授業計画に従って実施しますが、授業の展開によって、講義の内容に若干の変更があるかもしれません。 |
履修するにあたって /Instruction to Students |
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授業時間外に必要な学修内容・時間 /Required Work and Hours outside of the Class |
講義に関連した内容について、さらに関係図書などを読んで理解を深めるようにしてください(60分程度)。 |
提出課題など /Quiz,Report,etc |
ありません。 |
成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
口頭試問の結果で100%評価します。 |
テキスト /Required Texts |
指定しません。 |
参考図書 /Reference Books |
No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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1 | 第1回 | 糖代謝における細胞内伝達機構-1 | 解糖系、TCAサイクル、電子伝達系における情報伝達機構について学習します。 | |
2 | 第2回 | 糖代謝における細胞内伝達機構-2 | 糖新生、グルコース・グリコーゲン代謝のメカニズム、インスリンとグルカゴンの作用機序について学習します。 | |
3 | 第3回 | 糖代謝における細胞内伝達機構-3 | 糖代謝異常の代表的疾患である糖尿病の病態機構と、その発症メカニズムに基づいた治療、合併症などについて、学習します。 | |
4 | 第4回 | 脂質代謝動態とその情報伝達機構- 1 | 脂質とは何か、脂質の分類とその構成について、再確認します。 | |
5 | 第5回 | 脂質代謝動態とその情報伝達機構- 2 | リポ蛋白代謝と、それにかかわる酵素・蛋白などによる情報の伝達機構ついて、また脂質代謝異常のメカニズムについて、学習します。 | |
6 | 第6回 | タンパク質とエネルギー代謝 | タンパク質の代謝、アミノ基転移、炭素骨格の代謝、情報伝達機構などについて学習します。 | |
7 | 第7回 | 尿酸の細胞内情報伝達機構 | 尿酸による結晶誘起性関節炎の発症メカニズムや、それ以外の生理作用についても、学習します。 | |
8 | 第8回 | 内分泌領域における疾患と情報伝達、治療-1 | ホルモンの細胞内情報伝達機構および、代表的な内分泌疾患の病態、臨床的特徴、診断と検査の基礎について学習します。 | |
9 | 第9回 | 内分泌領域における疾患と情報伝達、治療 -2 | ホルモンの細胞内情報伝達機構および、代表的な内分泌疾患の病態、臨床的特徴、診断と検査の基礎について学習します。 | |
10 | 第10回 | 心臓の電気生理と細胞内情報伝達 | 心臓のポンプ作用に関与する電気生理学的作用と、その異常をきたす病態について学習します。 | |
11 | 第11回 | 血圧調節機構と高血圧性臓器障害における細胞内情報伝達 |
血圧の調節機構とその異常メカニズムについて、学習します。 | |
12 | 第12回 | 酸・塩基平衡のホメオスターシスメカニズム | アシドーシス、アルカローシスの発症メカニズム、アニオンギャップとともに、酸・塩基平衡異常をきたす病態とともに学習します。 | |
13 | 第13回 | 細胞間情報伝達演習-1 | 細胞間情報伝達に関する最新の学術論文をプレゼン形式で紹介し理解を深めます。 | |
14 | 第14回 | 細胞間情報伝達演習-2 | 細胞間情報伝達に関する最新の知見を理解 し、今後の研究課題を考えます。 | |
15 | 第15回 | 細胞間情報伝達演習-3 | 細胞間情報伝達に関する最新の知見を理解 し、今後の研究課題を考えます。 |