科目一覧へ戻る | 2024/07/25 現在 |
開講科目名 /Class |
医用バイオナノテクノロジー/Biomedical Nanotechnology |
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授業コード /Class Code |
K010121001 |
ナンバリングコード /Numbering Code |
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開講キャンパス /Campus |
有瀬 |
開講所属 /Course |
博士/ |
年度 /Year |
2024年度/Academic Year |
開講区分 /Semester |
通年集中/FULL-YEAR INTENSIVE |
曜日・時限 /Day, Period |
他/OTHERS |
単位数 /Credits |
2.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
山原 弘/YAMAHARA HIROSHI |
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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山原 弘/YAMAHARA HIROSHI | 薬学部/Pharmaceutical Sciences |
授業の方法 /Class Format |
対面授業(講義) |
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授業の目的 /Class Purpose |
本講義では、臨床治療及び臨床診断の分野で広範囲に応用されているナノ医薬品、ナノ医用材料、ナノチップ技術及び体外診断用医薬品等について理解を深めることで、食品薬品総合科学研究科のDPに示す、栄養、食品、薬品、医療の分野に関して、最先端の高度な知識を修得し、研究対象や研究方法を自ら見出し、展開する研究遂行能力を獲得することを目的とする。 また、この科目の担当者は、製薬会社で30年の医薬品開発経験がある、実務経験のある教員です。時には、開発プロセス等についても言及しながら、深い学びへと繋げていきます。 |
到 達 目 標 /Class Objectives |
生物学と関連のあるナノバイオテクノロジーを広く理解することで、研究および臨床の現場においてその知識を応用できる。 |
授業のキーワード /Keywords |
ナノバイオテクノロジー、ナノ医療、ナノ医薬品、ナノ診断 |
授業の進め方 /Method of Instruction |
講義(遠隔)を中心に進めていく。講義ごとに質疑応答や討論など行い、内容を毎回レポートとしてまとめ、提出してもらう。また、各大学院生の研究分野に関連する分子生物学的な研究論文の抄読も行う。 |
履修するにあたって /Instruction to Students |
文献紹介や履修大学院生自身の研究分野の紹介など学生参加型の授業があるので、積極的な姿勢で授業に参加してほしい。 |
授業時間外に必要な学修内容・時間 /Required Work and Hours outside of the Class |
ナノバイオテクノロジー、ナノ医療、ナノ医薬品、ナノ診断に関わる分子生物学的な研究論文の検索や周辺知識の学習(目安2時間程度)。毎回のレポート作成(目安45分程度) |
提出課題など /Quiz,Report,etc |
指定する講義の内容についてまとめたレポートを提出してもらう。なお、提出されたレポートは評価して返却する。 |
成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
授業における質疑応答・討論(40%)およびレポート(60%) |
テキスト /Required Texts |
プリントを配布します。 |
参考図書 /Reference Books |
No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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1 | 第1回 | ナノバイオテクノロジー概論 | ナノテクノロジー、ナノ材料及びナノバイオテクノロジーを概説する。 | |
2 | 第2回 | ナノ医薬品概論 | 合成/天然材料をキャリアとし、さまざまな物理学的又は化学的手法により薬物を導入するシステムについて概説する。 | |
3 | 第3回 | 高分子ナノ医薬品 | ナノ医薬品の輸送に用いられるキャリアについて概説する。 | |
4 | 第4回 | RNAナノ粒子 | RNA医薬品又はRNAを標的とした医薬品の開発について概説する。 | |
5 | 第5回 | 論文抄読① | ナノ医薬品の研究分野あるいは履修大学院生の研究分野に関する最新の論文抄読を行う。 | |
6 | 第6回 | ナノバイオ医用材料概論 | ヒトのリハビリ過程において重要な役割を果たすナノバイオ医用材料について概説する。 | |
7 | 第7回 | ナノファイバー生分解性材料 | 再生医療の足場材料としてのナノファーバーについて概説する。 | |
8 | 第8回 | ハイドロキシアパタイト複合骨材料 | ナノ粒子薬用ハイドロキシアパタイトの組織の修復・再生メカニズムについて概説する。 | |
9 | 第9回 | 論文抄読② | ナノバイオ医療材料の研究分野あるいは履修大学院生の研究分野に関する最新の論文抄読を行う。 | |
10 | 第10回 | 臨床診断分野におけるナノテクノロジー研究 | 臨床診断分野におけるナノテクノロジー研究について概説する。 | |
11 | 第11回 | 金ナノ粒子 | 金ナノ粒子を用いた診断と治療について概説する。 | |
12 | 第12回 | 量子ドット(半導体ナノ結晶) | 量子ドットを用いた生体イメージングについて概説する。 | |
13 | 第13回 | ナノバイオセンサー、ナノロボット | ナノセンサーやカプセル内視鏡による診断方法について概説する。 | |
14 | 第14回 | ナノバイオテクノロジーの安全性問題 | ナノ粒子の生体及び環境への影響について概説する。 | |
15 | 第15回 | 論文抄読③ | ナノ材料及びナノバイオテクノロジーの安全性問題あるいは履修大学院生の研究分野に関する最新の論文紹介を行ってもらう。 |