科目一覧へ戻る | 2024/07/24 現在 |
開講科目名 /Class |
憲法特殊講義Ⅰ/Advanced Lecture on Constitutional Law Ⅰ |
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授業コード /Class Code |
J010741001 |
ナンバリングコード /Numbering Code |
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開講キャンパス /Campus |
ポートアイランド |
開講所属 /Course |
修士/ |
年度 /Year |
2024年度/Academic Year |
開講区分 /Semester |
後期/AUTUMN |
曜日・時限 /Day, Period |
火1(後期)/TUE1(AUT.) |
単位数 /Credits |
2.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
渡辺 洋/WATANABE HIROSHI |
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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渡辺 洋/WATANABE HIROSHI | 法学部/Law |
授業の方法 /Class Format |
下記「授業の目的」を踏まえつつ、本講では、 憲法をめぐる原理的な問題について、代表的な法思想に学びながら考究する。 (本講の授業形態については下記「授業の進め方」参照。) |
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授業の目的 /Class Purpose |
「学部段階において習得した法学や政治学に関する専門的知識や能力を基礎として」、 「専攻分野における理論的・実践的論点を抽出してそれを追求し、研究成果としての修士論文において一定の解決や方向性を示すことができる」ようになることによって、 ひいては「実社会や法実務において応用することができる高度な専門的知識を習得し、それを実践的な問題解決に生かすことができる」ようになることが、法学研究科DPに即した目的となる。 |
到 達 目 標 /Class Objectives |
これまで学んできた憲法についての基本的な理解(大学法学部の憲法専門科目にてA評価以上を得たレベル)を前提に、そこに含まれるより原理的な問題を析出し、その解決に向けて考究することができる。 |
授業のキーワード /Keywords |
Was ist Recht? - General Theory of Law and State |
授業の進め方 /Method of Instruction |
演習形式 開講時に受講者の理解水準や志向性を見極めた上で「授業の進め方」を協議する予定である(協議内容にはテキストの選定も含まれる)。 なお、上述のように、本講は「大学法学部の憲法専門科目にてA評価以上を得たレベル」を前提にするから、未だその理解水準に達していないと目される受講者については、当分の間、実質的には補習を行うことになる。 |
履修するにあたって /Instruction to Students |
憲法について原理的に考究する志向性は前提とする。 また、十分な予習・復習、そしてそれらに裏づけられた主体的な受講姿勢が求められることは言うまでもない。 |
授業時間外に必要な学修内容・時間 /Required Work and Hours outside of the Class |
上記「到達目標」に各自到達するために必要な予習・復習(目安として、各最低2時間。およそ大学において勉強のし過ぎで叱られることはないが、各自の健康や人間関係等を破綻させない程度が望ましい。) 具体的には、各受講者の問題意識や理解度を見極めながら個別に指示する。 |
提出課題など /Quiz,Report,etc |
「講義」進行上必要が生じた場合、課題提出方法も含め、その都度適宜指示する(基本的に演習時の直接の授受を予定)。 |
成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
本講各回における受講者の報告(その際提示されるであろうレジュメ・資料等も含む)や質疑応答が、いわば口述試験となる(下記の場合を除き、原則100%)。 提出課題がある場合は、もちろんそれも評価対象に加えられる(各、成績評価全体の40%を上限とする)。 受講者の理解水準次第では、論述試験の実施もありうる(その場合、成績評価全体の60%を上限とする)。 無断または特段の事情を疎明できない欠席・遅刻は成績評価に影響しうる。それが10回以上に及ぶ場合は、原則としてD評価となる。 |
テキスト /Required Texts |
長谷部恭男『法とは何か-法思想史入門【増補新版】』(河出書房新社、2015年)を予定 ※本講第1回での協議が済むまで入手しないこと。 |
参考図書 /Reference Books |
さしあたり、 ハンス・ケルゼン(長尾龍一訳)『純粋法学 第二版』(岩波書店、2014年) H.L.A.ハート(長谷部恭男訳)『法の概念〔第3版〕』(筑摩書房、2014年) ジョゼフ・ラズ(松尾 弘訳)『法体系の概念-法体系論序説 第2版-』(慶応義塾大学出版会、1998年) アンドレイ・マーモー(森村 進監訳・伊藤克彦訳者代表)『現代法哲学入門』(勁草書房、2023年) Scott J. Shapiro, Legality, The Belknap Press of Harvard University Press, 2013 上記以外にも適宜紹介する。 |
No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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1 | 第1回 | 協 議 | 上記「授業の進め方」を参照 | |
2 | 第2回 | Was ist Staat? (1) | 本講予定のテキストに沿って進行(各章につき概ね講義2~4回を当てる予定) | |
3 | 第3回 | Was ist Staat? (2) | ||
4 | 第4回 | Staat und Individuum (1) | ||
5 | 第5回 | Staat und Individuum (2) | ||
6 | 第6回 | Staat und individuelle Freiheit (1) | ||
7 | 第7回 | Staat und individuelle Freiheit (2) | ||
8 | 第8回 | State and Constitutionalism (1) | ||
9 | 第9回 | State and Constitutionalism (2) | ||
10 | 第10回 | Was ist Recht? (1) | ||
11 | 第11回 | Was ist Recht? (2) | ||
12 | 第12回 | What is Law? (1) | ||
13 | 第13回 | What is Law? (2) | ||
14 | 第14回 | Recht und Moral (1) | ||
15 | 第15回 | Recht und Moral (2) | ||
16 | 第16回 | Law and Moral (1) | ||
17 | 第17回 | Law and Moral (2) | ||
18 | 第18回 | Recht und Staat (1) | ||
19 | 第19回 | Recht und Staat (2) | ||
20 | 第20回 | Law and State (1) | ||
21 | 第21回 | Law and State (2) | ||
22 | 第22回 | Wesen und Wert der Demokratie (1) | ||
23 | 第23回 | Wesen und Wert der Demokratie (2) | ||
24 | 第24回 | On Obedince to Law (1) | ||
25 | 第25回 | On Obedince to Law (2) | ||
26 | 第26回 | Moral revisited (1) | ||
27 | 第27回 | Moral revisited (2) | ||
28 | 第28回 | Why General Theory of Law and State? (1) | ||
29 | 第29回 | Why General Theory of Law and State? (2) | ||
30 | 第30回 | 自身の研究への示唆 | 各自の考察をご報告頂く。(報告者1人につき最低講義1回分を当てる予定。従って、本講参加者が複数の場合、上記講義計画にも変更が生じ得る。) |