科目一覧へ戻る | 2024/07/25 現在 |
開講科目名 /Class |
人体の構造と機能特殊講義Ⅴ/Special Topics in Structure and Function of HumanBody Ⅴ |
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授業コード /Class Code |
J000381001 |
ナンバリングコード /Numbering Code |
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開講キャンパス /Campus |
有瀬 |
開講所属 /Course |
修士/ |
年度 /Year |
2024年度/Academic Year |
開講区分 /Semester |
前期集中/SPRING INTENSIVE |
曜日・時限 /Day, Period |
他/OTHERS |
単位数 /Credits |
2.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
松田 広一/MATSUDA KOUICHI |
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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松田 広一/MATSUDA KOUICHI | 栄養学部/Nutrition |
授業の方法 /Class Format |
対面授業(講義) |
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授業の目的 /Class Purpose |
栄養学研究科のDPに定める、栄養学に基づいた疾病予防および健康増進に必要な専門分野の高度な知識を修得して、課題を解決する能力を獲得すること、また優れた人格・思考力・判断力を身につけ、管理栄養士・臨床検査技師あるいは栄養教諭などとして社会の発展と福祉に寄与できる高度な能力を身につけることを目的とする。 人体で起こる化学変化(代謝)を深く理解する上で、遺伝子のはたらきを知ることはとても重要です。 これまでに生理学や生化学などの教科を通じて学んできた、ヒトが摂取した栄養素の機能や代謝について、この授業では種々の現象を分子レベルで理解することを目指します。 またこれらを学ぶ上で必要となる、基本的な分子生物学的事項について説明します。 |
到 達 目 標 /Class Objectives |
・基本的な分子生物学の知識をもち、遺伝子のはたらきについて説明することができる。 ・栄養素の代謝を、分子レベルで説明することができる。 ・主な生活習慣病について、その病因や生理について分子レベルで説明することができる。 |
授業のキーワード /Keywords |
栄養素代謝、生活習慣病、遺伝子、ゲノム、分子生物学 |
授業の進め方 /Method of Instruction |
毎回のテーマを定め、配布資料をもとに講義を行います。 また関連する英語文献を配布し、その要約についてプレゼンテーションしてもらいます。 |
履修するにあたって /Instruction to Students |
授業計画に示されたテーマについて、学部で学んだ生化学?生理学等の知識を再確認して授業に臨むこと。 |
授業時間外に必要な学修内容・時間 /Required Work and Hours outside of the Class |
授業計画の各回に提示された項目について、学部で使用したテキスト(生化学、生理学等)の該当部分を復習してから授業に臨んでください。(目安として1時間程度) また授業後には各回の授業内容を復習し、これまでに習得した知識との関連も含めて整理しておくようにしてください。 (目安として約1時間) 理解が不十分であると感じた点は、教員に質問するなどして十分理解できるよう努めてください。 |
提出課題など /Quiz,Report,etc |
授業の理解度をはかるため、小テストを実施、またはレポートを科すことがある。答案等の内容について、授業の中で要点を解説する。 |
成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
以下の各点を総合的に評価します。 授業中の口頭試問および質疑応答(50%) 英語文献からのプレゼンテーション(50%) |
テキスト /Required Texts |
資料および英語論文を配布します。 |
参考図書 /Reference Books |
『イラストレイテッド 生化学(原書8版)』 石崎泰樹、丸山 敬(丸善出版)¥8,800- |
No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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1 | 第1回 | 分子生物学入門(1) | 分子生物学の基礎(1) 分子生物学とは何か、ゲノムと遺伝子、DNAの複製と細胞周期 |
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2 | 第2回 | 分子生物学入門(2) | 分子生物学の基礎(2) 遺伝子の発現とその制御、細胞機能、情報伝達 |
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3 | 第3回 | 分子生物学入門(3) | 分子生物学の基礎(3) 分子生物学的研究の基礎技術、遺伝子操作とその応用 |
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4 | 第4回 | 糖質の代謝(1) | 糖質代謝と遺伝子のはたらき(1) 糖質の代謝、グルコース代謝の組織特異性 |
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5 | 第5回 | 糖質の代謝(2) | 糖質代謝と遺伝子のはたらき(2) 血糖調節の分子機構、糖質による遺伝子発現の調節 |
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6 | 第6回 | 脂質の代謝(1) | 脂質代謝と遺伝子のはたらき(1) 脂質の代謝、脂質代謝とホルモンの作用 |
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7 | 第7回 | 脂質の代謝(2) | 脂質代謝と遺伝子のはたらき(2) 脂質代謝に関わる遺伝子、肥満の分子機構 |
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8 | 第8回 | 蛋白質の代謝(1) | 蛋白質代謝と遺伝子のはたらき(1) 蛋白質の代謝、蛋白質合成の制御 |
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9 | 第9回 | 蛋白質の代謝(2) | 蛋白質代謝と遺伝子のはたらき(2) 蛋白質分解の分子機構、蛋白質と成長のシグナル伝達 |
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10 | 第10回 | ビタミンの代謝(1) | ビタミンの作用と遺伝子のはたらき(1) 脂溶性ビタミンのはたらきの分子機構 |
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11 | 第11回 | ビタミンの代謝(2) | ビタミンの作用と遺伝子のはたらき(2) 水溶性ビタミンのはたらきと分子機構 |
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12 | 第12回 | ミネラルの代謝 | ミネラルの代謝と遺伝子のはたらき カルシウムのはたらきとその調節、亜鉛の分子生物学 |
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13 | 第13回 | 生活習慣病(1) | 生活習慣病の分子生物学(1) 糖尿病、脂質異常症 |
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14 | 第14回 | 生活習慣病(2) | 生活習慣病の分子生物学(2) 動脈硬化、骨粗鬆症 |
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15 | 第15回 | 生活習慣病(3) | 生命現象と分子生物学、プレゼンテーション 課題の英語文献を読み、その要約のプレゼンテーションを行います。 |